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以下のとおりお答えします。 >1. Of all the things that areのthat areは関係代名詞のthat に存在を意味するare という理解で合っているのか分からないです。 ⇒はい合っていると思います。このareはいわゆるCopula(繫辞)でなく、「ある・いる」という意味の存在動詞ですね。 >2. some are good, others bad, and yet others indifferent. 2 回出てくるothers は同一のものを指しているのか、それとも、別々のものを指しているのか分からないです。 ここの文章におけるand yet の解釈の仕方が分からないです。 ⇒前後の関係を見ると、この2 つのothers は同一のものでなく、別々のものを指しているようですね。また、and yet の解釈は「そしてさらに」でいいかと思います。訳文はこんな感じになります。「あるものは善であり、他のあるものは悪であり、そしてさらに別のあるものは(善悪と)無関係なものである」。 >3. The good are virtues and all that share in themのand allは「そしてあらゆるもの」という理解で合っているのか分からないです。 Share in themは「美徳において共有する」 という理解で合っているのか分からないです。 ⇒and all that ~の意味は、「(〇〇は…であり)そして、~するすべて(である)」となります。つまり、このand は2つの補語(virtues とall)をつないでおり、thatは関係代名詞で、その先行詞はall です。訳文はこうなります。「善とは、徳であり、かつそれ(徳)を分有するものすべてである」。 >4. the bad are the vices and all that indulge themのindulge themは「悪習をほしいままにする」という理解で合っているのか分からないです。 ⇒はい、indulge themは「悪習をほしいままにする」という理解で合っていると思います。「悪習に関わる・飲み込まれる・溺れる」などとしてもいいかもしれません。訳文はこうなります。「悪とは、悪徳とそれに関わるるものすべてである」。 5. the indifferent lie in between virtue and vice and include wealth, health, life, death, pleasure, and pain. ですが、「どうでもいい物事というのは美徳と悪徳の間に横たわり、富、健康、命、死、快楽、苦痛を含んでいる」全く何を意味しているのか理解できないです。 ⇒the indifferentは、「(善や悪とは)無関係なもの」という意味合いでしょう。ということで、この部分の訳文はこうなります。「善悪に関わらないものは、美徳と悪徳の間にあり、(それには)富、健康、生、死、喜び、苦痛が含まれる。」 全訳にまとめるとこうなります。 「(この世に)存在するすべてのもののうち、あるものは善であり、あるものは悪であり、さらに別のあるものは(善悪と)無関係なものである。善とは美徳であり、かつそれ(徳)を分有するものすべてである。悪とは、悪徳とそれに関わるものすべてである。善悪と無関係なものは、美徳と悪徳の間にあり、富・健康・生・死・喜び・苦痛が含まれる」。 *Epiktetusは、博愛主義ストア派哲人で、「我々の自由意志が関わるものは、《善・悪・善悪どちらでもないもの》の3種類に分けられる」と考えていたようですね。
お礼
分かりやすく解説してくださりありがとうございます。そのため、しっかり理解することができました。いつもわたしのために解説してくださりありがとうございます。