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物理(高校) ミリカンの実験(電気素量)について

質問させて下さい。 ミリカンの油滴実験で電気素量を決定する過程で、実験データの処理において、 1.データの差をとっておりますが、なぜ差をとるのか。実験データのままだとなぜ不都合なのか。 2.差をとって、1.6×10^(-19)あたりのデータが得られ、それを電気素量ではないかとして、進めているようですが、今は電気素量が1.6×10^(-19)と分かっているため、そうかなと思いますが、もしかしたら、差の1.6×10^(-19)がまだ電気素両の2倍、3倍の可能性もあると思いますが、なぜ差の1.6×10^(-19)を電気素量と判断したのか。 以上になります。 宜しくお願い致します。

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  • nananotanu
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回答No.1

勿論、偶然、そうなる可能性も0ではありません だから、実際の値でなく、差を取って(差は、電気素量の倍数)それの最低値が電気素量と仮定し、なおかつ、その倍数でないものが含まれないかを確認するんです。そこまでやっても、2倍か3倍のもの(あるいはそれ以上)を見てしまっている可能性はありますが、ほとんど0になります。 例えば、2倍のものを電気素量と考えてしまった場合、本当の電気素量の奇数倍が測定値にあっただけで、outですよね? 3倍以上になると、単位が大きくなってしまうのだから、そのはざまの値が含まれる確率も高くなります。 例えば、真の電気素量をAとして、実験で3Aを値として決定したとすると、その実験には3A、6A、9A....の値しか出なかったことになります。取り得る値の1/3だけ、規則正しくとる、なんて考えられます?逆に、5Aの値が出たとして、自分の決定値3Aとの差を取り、その2Aでは「3Aの値を説明できない:新たに電気素量と考えた2Aの1.5倍」ので、矛盾なく説明しようとすると、Aが電気素量になるんです。

kunkunken
質問者

お礼

nananotanu 様 ご回答頂きありがとうございます。 大変参考になりました。

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