ストレスが染色体を混ぜ合わせる
28 Feb. 2013 NATUREの記事です。
(1)Although CIN was identified in tumours almost two decades ago, a common genetic cause has remained elusive until now.
染色体不安定性は20年も前に腫瘍で見つかっているが、共通の遺伝的な原因は今日でもわかっていない。
でいいのでしょうか。
(2)But there is much more to this story. CIN has generally been assumed to be the consequence
of dysfunction during mitotic cell division that causes whole-chromosome segregation
errors. However, Burrell et al. show that the induction of CIN upon loss of PIGN,
MEXC3 or ZNF516 can be ascribed to general defects in DNA replication, such as stalling of
the replication fork or slower replication.
しかし、まださらに深い話が残っている。不安定性は一般に全染色体分離エラーを引き起こす有糸分裂細胞分裂の際の機能不全の結果であると考えられてきた。しかしながらBurrellらはPIGNやMEXC3、ZNF516の遺伝子の損失における不安定性の誘導が複製フォークや複製の停止や複製の遅延などのようなDNA複製における遺伝子欠損に基づくものであると考えられることを示す。
(3)Thus, the authors’ data reveal that replication stress leads to structural and numerical
CIN in most colorectal cancers, thereby challenging the widely held view that mitotic
defects are the cause of numerical CIN.
従って、著者らのデータは複製ストレスが大腸がんのほとんどで構造的な不安定性そして莫大な不安定性を引き起こすことを明らかにし、これはすでに既知として知られている有糸分裂欠損が莫大なCINの原因であるという概念に挑むものである。
と訳してみましたがしっくりくる形にしたいです。
お礼
詳しい回答をいつも丁寧にしてくださりありがとうございました。疑問がひとつ解決しました。