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「感に堪える」= 「感に堪えない」 ?

何かに深く感動した様子を表すのに、 次の2つの表現は、どちらもありでしょうか? A. ・・・いかにも感に堪えないという風に、 B. ・・・いかにも感に堪えたという風に、 ---- これまでは、「A.」の使い方で覚えていたんですが、 ある雑誌で「B.」のような表現も目にしたものですから、、 「広辞苑」を見てみましたら、確かに   「感に堪える」=「感に堪えない」 のようには説明されていました。 ただ、「否定形でも普通形でも意味が同じというのは、どうして??」 とも思いまして、 その辺りについてご存知のことがありましたら、よろしくお願いします。 --

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回答No.2

>「感に堪える」=「感に堪えない」  たしかに肯定と否定が同じ意味というのは腑に落ちませんね。  ただ、よくわからないのですが、日本語では、あえて否定形を 用いることによって、意味を強めるような言い方が存在するのも確かです。 (感に堪えるの場合は逆ですが・・) たとえば、いい加減なことを言う人に向かって、  「ウソをつくな」 と言いますが、これの強い言い方として  「ウソをつけ!」 とも言いますよね。 「ウソをつくな」と「ウソをつけ」 字面はまったく逆ですが、意味は同じでかつ否定の方が強い、 となっています。 ほかにも「怪しからぬ」(けしからぬ)という、字面からは 「怪しくない」と取れるのに、意味的には「怪しい」という言葉も あります。 これもわざと誤用で否定表現を取り、意味を強めたと言われています。

tochinkun
質問者

お礼

いろいろな例を挙げていただいて、ありがとうございました。 確かに、「ウソをつくな!」← →「ウソをつけ!」では、 肯定、否定がほとんど同じ意味で使われますね。 それと、似たようなケースでは、 「馬鹿言ってんじゃないよ!」に対して、 「馬鹿言ってろよ!」のように皮肉調で言ったりするのもありますね。 ただ、感に堪えるとか堪えないとかいうのは、ごく普通の文脈で使われますし、 命令を強めるとか、皮肉というようなケースとも違うように思います。 ---- 少し調べてみてましたら、「感に堪えた」については、  『「感に堪えたか、いや、堪えない」から転じて、「感に堪えない」と同じ意味に・・』 というような解釈もあるようです。 そういう反語的な使い方から来たものなのか、 それとも単なる混同・誤用からなのか、 など、 いろいろ思案させられるところのように思います。 ---- なお、 「感に堪えた風に」という場合でも、   「深く感動して、"それが表に現れるのをこらえられない" 様子で」 のような意味で使われるのが普通なんだろうとは思っています。 --

その他の回答 (2)

回答No.3

#1です。   「感に堪える」というのは、 かなり文学的な表現ですね。 感じ入ったのを心の奥底に秘めて・・・ とでも表現しましょうか。              ちなみに参考URLで紹介されている例文も、 泉鏡花の長編小説「婦系図」から引用されています。 http://www.wul.waseda.ac.jp/collect/b14/b26.html         

参考URL:
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B4%B6%A4%CB%B4%AE%A4%A8%A4%CA%A4%A4&kind=jn
tochinkun
質問者

お礼

すいません。 「補足」の中で意味の取りにくい部分があったように思いますので、 下記のように訂正します。 ---- あるいは、  「感に堪える」というのは、"堪える"、"堪えない"の両方の使い方があって、 ということなのかと・・・     ↓(訂正) あるいは、 「感に堪える」での "堪える" については、   ・「こらえる」というそのままの意味で使われる場合もあれば、   ・「こらえられない」という否定の意味で使われることもあって、 ということなのかと・・・ --

tochinkun
質問者

補足

ありがとうございました。 確かに、 #2 の参考で挙げていただいたgoo 辞書で引用されているような使い方であれば、   『感動した様子を表に出さないように堪えて』 ということで、 「感に"堪える"」の本来の使い方なのかも知れませんね。 ただ、そうすると、同辞書にある  『「感に堪えない」から転じて打ち消しの語を伴わずに用いた言葉   「感に堪えない」に同じ。』 という説明では、どうも辻褄が合わなくなってしまうような気もするし、... あるいは、  「感に堪える」というのは、"堪える"、"堪えない"の両方の使い方があって、 ということなのかと思ったりもしておりますが。 --

回答No.1

「感に堪えない」とは。 非常に感動して、 それを表に出さずにはいられないという意味です。   つまり同程度の感動でも、 その様子を表に出せば、 「感に堪えない」で、 感動した様子を表に出さないように堪えていれば、 「感に堪える」となります。           

tochinkun
質問者

補足

ありがとうございます。 ご説明いただいたような点について、 何かその裏付けになるようなお話はありますでしょうか? それと、 「感動した様子を表に出さないように堪えている」 というのは、 たとえばどういった場面を想定すればいいんでしょうか? --

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