戦中の建物の居住権につきまして
我が家の土地の一角には、古い平屋の家が建っています。
壁や床は抜け、屋根はつぶれ、住める状態ではありませんし、誰も住んでおりません。
この家は、田畑があった場所を第二次世界大戦時に国に接収され、
国が海軍兵のご家族の為に建てた家だそうです。
当時は、我が家の土地だけでなく周りの土地にも、同じ家がたくさん建っていたそうです。
やがて終戦を迎え、それらの家に住んでいた方々も故郷へと戻られ、
家も無くなっていったそうですが、戻るところがないと仰る一人のご婦人がいらっしゃったので、
そのまま住まわせて差し上げることになったそうです。
その家が、我が家の土地の一角にある古い平屋です。
そのご婦人がいつまで住んでおられたのか、いつ亡くなられたのかは分かりません。
母がこの家に嫁いだ時(30年以上前)には、既に今の状態だったといいます。
今は誰も住んでいないのになぜそのままなのかというと、
そのご婦人のご子息が居住権を主張され現在でも
年間4千円ほどのお金を支払われているからです。
もちろん、我が家では受け取っておりません。(供託という形になっています)
ご子息は他県にお住まいで、お会いしたこともありません。
そのご子息も、70代くらいなのではと推測します。
この後の代にも引きつがれるのかは分かりません。
このような場合、この古い家が完全に壊れてなくなるまで、
放って置くことしかできないのでしょうか?
または、その主張されている居住権を、
我が家がお金を支払って買うことしかできないのでしょうか?
当事者である祖父母は、既に亡くなっています。
現在管理しているのは還暦を過ぎた父母です。
このまま、孫、ひ孫と問題を引きずるよりは、
私の代で何とかできるものならば、してしまいたいと思うのですが・・・
居住権のことなど、詳しくご存知の方がいらっしゃいましたら、ご助言頂けますと幸いです。
宜しくお願い致します。
お礼
ありがとうございます。