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年輪と維管束、形成層について
おはようございます。単子葉類の樹木は、幹の断面に維管束の断面が散らばって分布していると思いますが、形成層はあるのでしょうか。また、その樹木では、年輪は形成されるのでしょうか。 裸子植物はどんな風に芽を出すのでしょうか。維管束や、形成層は幹の断面にどのように分布しているのでしょうか。 髄に対して同心円状の形成層が年輪を形作っていくそうですが、形成層のない樹木があったとしたら、その樹木には年輪は出来ないのでしょうか。形成層の無い樹木はあるのでしょうか。 また、これらの疑問にはどのような文献を調べるのが良いでしょうか。 以上、よろしくお願いします。
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木とは,厳密には形成層があるものをいいます。形成層はご指摘のように,同心円状に存在し年輪を形作っていきます。木とは四季のある気候帯ならばすべて年輪を持つものです。 ご質問の,単子葉類は形成層を持ちませんから厳密には木になり得ません。また,「形成層の無い樹木はあるのでしょうか。」の答えは「ありません。」ということになります。 一般の多くの人は,堅くて多年生のもの植物を「木」と思っていると思います。そのような観点でいったら単子葉類の木は,タケとヤシと思います。 維管束の進化は,形成層がある裸子植物から被子植物が進化しましたので,被子植物では木が最初だったと考えられています。それから形成層をほとんど失った草が生まれました。 その草に単子葉類が含まれるわけです。ですから単子葉類は基本的に草です。しかし,タケやヤシのような再び木になるものが出現しました。 タケは厳密には木ではありませんから幹とは呼ばずに正しくは「カン」(字は忘れました)といいますが,カンはご存じのように内部は空洞で形成層を持ちません。当然年輪もできません。 ヤシは形成層を不完全ながら再び持つ変わり種の木になりました。しかし,不完全ですから年輪はできなかったと思います。タケとヤシはきわめてまれなケースです。 参考URLがお役に立てばと思います。
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>ところで、そもそも裸子植物には維管束という器官は存在するのでしょうか。 >維管束が無いとすると、道管や、師管は、幹の断面に対して、どのように分布しているのでしょうか。 No.1をもう一度よくお読みください。維管束(師部・形成層・木部)は裸子植物が原点です。最も基本的な維管束を裸子植物は持ちます。 後はご自分でお調べください。
お礼
ありがとうございました。
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ありがとうございました。分かりやすい説明で、たすかります。ところで、そもそも裸子植物には維管束という器官は存在するのでしょうか。存在するとすると、幹の断面に、どのように分布するのでしょうか。 維管束が無いとすると、道管や、師管は、幹の断面に対して、どのように分布しているのでしょうか。 ご回答いただけると嬉しいです。