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残差平方和の補正項の計算方法とは?
- 残差平方和の計算式には補正項があります
- 補正項を導くための計算手順を解説します
- 補正項は近似値であると考えられます
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∑(xi - <x>)^2 = ∑(xi^2) - ∑(2<x>xi) + ∑<x>^2 = ∑(xi^2) - 2<x>∑xi + <x>^2∑ = ∑(xi^2) - 2<x>∑xi + <x>^2 n ここで <x> = (∑xi)/n であるから、 -2<x>∑xi = -2 (∑xi)/n ∑xi = -2 (∑xi)^2/n <x>^2 n = (∑xi /n)^2 n = (∑xi)^2/n よって ∑(xi^2) - 2<x>∑xi + <x>^2 n = ∑(xi^2) -2 (∑xi)^2/n + (∑xi)^2/n = ∑(xi^2) - (∑xi)^2/n となる。 したがって、結局、補正項の式はまともに計算したのと同じになるので、数式上は特に近似などは無い。 ただ、現実の数値計算を行う場合、上記の「補正項」というのは、第一項にくらべずっと小さい値になるのが普通であるから、大きい数ー小さい数という、誤差/有効数字の観点からあまり良くない計算になってしまう。
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- phosphole
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最後のところを訂正します。 ただ、現実の数値計算を行う場合、上記の「補正項」というのは、第一項にくらべずっと小さい値になるのが普通であるから、大きい数ー小さい数という、誤差/有効数字の観点からあまり良くない計算になってしまう ではなく、 大きい数-大きい数という引き算で小さい数(=平方和)を出すことになるので、計算の精度が悪い、というべきでした。
お礼
今、読みました。 なるほど、お互いに1次(素のまま)の状態で引き算したものを後で2乗するのではなく、2乗した者同士を引き算するので精度が悪くなってしまうんですね。今はExcelでそれぞれのiについて簡単に計算できますが、昔は全部足し合わせてから計算するしかなかったんでしょうね。 この時代に生まれてよかったです。(*^_^*) ご説明、ありがとうございました!
お礼
ベストアンサーを差し上げます。 完全に理解しました。 > ここで > <x> = (∑xi)/n > であるから、 そうでした、平均値の本来の意味に立ち返ると(∑xi)/nでした。同じ項があって統合されたり、相殺されて消えていったり、芸術みたいでした。 # パソコンが無い時代にこういうのを解いてた人達は大変だったでしょうね。 きっと私一人ではずっと解けませんでした。 ありがとうございました!