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生命が誕生する確率

鈴木光司著「ループ」を読みました。 その中に アミノ酸は、ある決められた並べ方をしない限り生命としてのタンパク質になり得ない。 生命としてのタンパク質は20種類のアミノ酸が数百個並んで出来ている。 これが偶然に出来る確率は、20の100乗分の1(きりの良い数字で考えると)。 20の100乗という数字は全宇宙の水素原子の数よりも遙かに多い。 いわば、全宇宙の範囲でたった1個の水素原子に当たるクジを数回連続で引き、それが連続して当たるという確率だ。 というような記述があります。 読んでびっくりしたのですが、これは本当なのですか?

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  • ベストアンサー
  • barrage
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回答No.5

やっぱ軽く説明しちゃえ。 今の生物学の考えでは 「アミノ酸がつながってタンパク質ができる前に、リボ核酸がつながってRNAができた」 のです。たしか(オイ)。 このRNAは、自己複製する能力を持ち合わせてまして、よって複製能力がより高いRNAへと進化することができます。(ココ難しいかも) RNAが進化するうちに、アミノ酸の配列を指定してタンパク質を合成できるタイプの者が現れて、タンパク質が合成されるようになったのです。(自然にできたタンパク質もあったとは思いますが、そんなのはどーでも良いのです) しかもこのタンパク質が、そのタンパク質の合成や、自分を合成してくれるRNAのコピーを助ける能力を持ってたりするともう最高で、そのタンパク質とそれを合成するRNAは繁栄の一路を辿るわけです。よって進化。 こういった流れで、「生命としてのタンパク質」はできたと考えられているのです。だから偶然じゃないんです。 史上最初に合成されたRNAの配列は偶然でしょうね。でもそれは生命の誕生にとってどうでもよいことなんですよ。 まあその後、長ーーーい時間の中でいろんなイベントがあって、だんだん今の細胞っぽくなってくわけです。 決して最初から水路やらポンプやら複雑な皮膜があったわけじゃないです。 これでも相当はしょった説明です。 「化学進化」「RNAワールド」 あたりのキーワードで検索すれば詳しいことがわかると思いますよ。 まあ要するに言いたいのは、 「科学的には、何の恣意性もなしに生命は誕生し得る」 ということです。んー、ロマンティック。 あくまで「生物学を勉強した学生」の意見です。 まー、僕は科学という「宗教」が好きなのです。

koba_nob
質問者

お礼

ありがとうございました。 調べてもよくわかりません…(-o-;) また、新しく質問を立ち上げてみたいと思います。

koba_nob
質問者

補足

2度にわたる回答大変ありがとうございます。 「RNAワールド」調べてみました。 しかし、書いている単語が知らないものばかりで理解できません(-_-;) RNAとか酵素とかタンパク質とか、どう関係してくるのかさっぱりわからず調べていたため、回答が遅くなってしまいました。(結局わかっていませんが) もうちょっと調べてみたいので回答の締め切りはもう少し待ってください。

その他の回答 (4)

  • barrage
  • ベストアンサー率27% (5/18)
回答No.4

生物学を勉強してる大学生でっす。 ループ読んだことあるけど、覚えてないな。。。めちゃくちゃツッコミたい記述ですね。 たしかに「生命としてのタンパク質」(この記述ちょっとよくわからん…)が「偶然に」(ココ大事)できる確率は超超超超超超超超超超超超低いでしょうね。 機能するタンパク質は、「偶然」の産物ではないですから。今の科学の考え方では。 このループの記述がどういう流れなのかわからないんですが、「生命の誕生」のことを言っているのなら、そもそもアミノ酸がつながることを生命の誕生と位置付けてる所に無理があると思いますよ。 はじめっから機能的なタンパク質が合成されることで生命は誕生したと考えてる科学者は、まずいないでしょうね。 かといって「神の意思」みたいなのがなきゃ生命が誕生しないのかといわれると、全然そんなことは無いと思います。僕は。いや、多くの科学者にとっては。 高校レベルでもある程度生命の誕生について勉強した人なら、こんな風に考えないと思うなぁ。 現在科学的に考えられている生命の誕生について説明してもいいんですが、ちょっと長くなりそう・・・。 koba_nobさんが望むなら頑張りますが、僕が頑張らなくてももっと詳しい方が説明してくれそうですね。

回答No.3

ワタシは、エホバの証人で、創造論を支持しています。「生命―どのようにして存在するようになったか 進化か,それとも創造か」という本にご質問の件が載っていましたので、引用します。 ----- 適切なアミノ酸だけが集まってタンパク質分子を形成する可能性はどれほどでしょうか。赤い豆と白い豆を同じ数だけ取り,それをよく混ぜて大きな山にした場合に例えることができるでしょう。その上,それらは100種類以上の豆の集まりなのです。今,この山に小さなスコップを突き入れたとしましょう。どんな豆つぶをすくえると思いますか。タンパク質の基本的な構成成分に相当する豆を得るためには,赤い豆だけをすくわなければなりません。白い豆は一粒も入ってはなりません。しかも,そのスコップは赤い豆のうちの決まった20種類だけを載せていなければならず,その一粒一粒は,スコップ上の,あらかじめ定められた特定の場所に位置していなければなりません。タンパク質の世界では,これらの条件のいずれかがどこかで一つ狂うだけでも,結果として生じるタンパク質の正常な働きは阻害されることになるのです。この仮想上の豆の山をかき混ぜたり,スコップで何度もすくってみたりすることによって,ちょうどふさわしい豆の組み合わせを得ることができるでしょうか。いいえ。では,仮想されている有機物スープの中で,どうしてそのような事が起きるでしょうか。 生命に必要なタンパク質は非常に複雑な分子構造を持っています。ほんの単純なタンパク質分子一つが有機物スープの中で無作為に形成される可能性はどれほどでしょうか。進化論者たちは,それがわずかに10の113乗(1の後に0を113個並べた数)分の1にすぎないことを認めています。10の50乗に一度の可能性しかないような事柄は,数学的に見て全く起こらないこととして片づけられるのが普通です。ここに関係している見込み,もしくは確率がどの程度のものかということは,10の113乗という数が,宇宙のすべての原子の推定合計数より大きい,という点からも理解できるでしょう。 タンパク質には,生体の構成素材になるものと,酵素になるものとがあります。後者は細胞に必要な化学反応の速度を速める働きをします。その助けがなければ,細胞は死んでしまうでしょう。細胞の活動のためには,酵素として働くタンパク質が,二,三種類ではなく,2,000種類も必要です。無作為の過程でこれらすべてを得る可能性はどれほどでしょうか。10の40,000乗分の1です! ホイルはこれを,「たとえ全宇宙が有機物のスープで成り立っていたとしても遭遇することのできない,とっぴなほど小さな確率」とし,さらにこう述べています。「社会的信条や科学的訓練のために偏った見方を持ち,生命は地球上に[自然発生的に]生じたものであるとの信念を抱く人でないかぎり,この単純な計算を見ただけで,そのような概念を全く考慮に値しないものとみなすだろう」。 しかし,実際の可能性は,この「とっぴなほど小さな」数字が示すよりさらにずっと小さくなっています。細胞を包む皮膜ができなければなりません。ところが,この皮膜がまたきわめて複雑な造りで,タンパク質と糖と脂肪の分子から成り立っています。進化論者のレズリー・オーゲルはこう書いています。「今日観察される細胞膜には水路やポンプがあり,それらは特に,栄養素,老廃物,金属イオンなどの流入や排出を制御している。これら特殊化した水路には特殊なタンパク質が伴っているが,それは生命進化の当初には存在したはずのない分子である」。 ----- たんぱく質の誕生だけで、これだけわずかな可能性しかないのですから、生命の誕生とそれを支える環境の誕生ということまで考えを広げるなら、偶然の産物とはいえないのでしょうか。そこには、意図された設計があるのです。

koba_nob
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 私は特に決まった宗教を信仰してはいません。 でも、10の40,000乗分の1とか、全宇宙の水素原子の数などというとんでもない数字を聞くと「奇跡」という言葉では説明も出来ないほどのなにか恣意的なものを感じます。

  • 8942
  • ベストアンサー率13% (188/1414)
回答No.2

 >タンパク質は20種類のアミノ酸が数百個並んで出来ている。 この部分をもう少し考えてみる必要があるのではないでしょうか? 本当にその20種類のアミノ酸でなくては生命は誕生しえなかったのでしょうか?  たまたまこの地球上で生命が活動したときそのアミノ酸を生命体の材料に使っただけでそれが進化を遂げた結果で ないのか?  別に他の組み合わせのアミノ酸でも生命は誕生しえたのではないのか?と考えるの私だけでしょうか?  ちなみに生命が誕生する確率が極めて低い事には異論はありません。

koba_nob
質問者

補足

もし、今の配列以外のアミノ酸で構成されていても生命が誕生しているとすれば、地球上には全く構造が違っている配列で構成されている生物が誕生してもおかしくないように思います。 と言ってもそのような生命が有るのかどうかもわからない素人なのですが、どうなのでしょうか?

  • ryuryu
  • ベストアンサー率31% (9/29)
回答No.1

>これは本当なのですか? アミノ酸数百個のたんぱく質がその配列になる確率は確かに20の100乗分の1くらいです。 ですが >20の100乗分の1 というのは、「ある日突然、数百個のばらばらのアミノ酸がランダムに整列したときに、ある並び方=あるたんぱく質になる」確立ですよね。この場合「一回の試行」しか考えていないので、すごく稀な印象になっているんだと思うのですが・・・ 数百のアミノ酸も突然整列したわけではなく まず2つがくっついて、・・・10数個になって・・・という過程を経ているはずです。 その途中で使えないものはまたいつか分解されて材料のアミノ酸に戻っていくでしょうし・・・

koba_nob
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 2つのアミノ酸が整列していられる時間はどのくらいなのでしょうか。 10個のアミノ酸が整列していられる時間はどのくらいなのでしょうか。 素人なので申し訳ありません。もしこの時間が長ければ生命が生まれることは難しくないように思います。

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