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元陸軍参謀・辻政信、衆議院選挙当選の理由。

1952(昭和27)年の衆議院選挙で石川県旧第1区では、無所属で立候補した辻政信がトップで初当選しています。 2位は自由党の坂田英一、3位は改進党の武部英治でした。 石川県旧第1区の投票率や当選者3人の得票数は知りませんが、無所属でトップ当選できたのはどんな理由が考えられますか。 特に、戦犯に対する世間の風潮(例えば、もはや戦犯という言葉は死語に近かったとか)はどんな感じだったのですか。 戦犯もへったくれもなく、選挙なんて今も昔も所詮人気投票にすぎないのでしょうか。 元来保守色の強い地方だから、アカ反対を唱えておればよかったのでしょうか。 よろしくお願いします。

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回答No.2

まあ、戦犯でも岸信介のように総理大臣にまで上り詰めた人物もいますので、その選挙区の土地柄にもよりますが「戦犯だから」落選するとは限らないようですね。 また、ちょうどこの1952年には国内外で戦犯として収監されている者を即時に釈放すべしという国民運動が発生し、4千万人もの日本国民の署名が集まったそうですので、その影響により戦犯への風当たりが厳しいものではなくなりつつあったと考えられます。 で、辻政信の場合だと、地元では辻の軍事功績や人柄を支持し、敬愛した人々が多く存在したそうで、そのためトップ当選したと思われます。毀誉褒貶の激しい人物ではありますが。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%BB%E6%94%BF%E4%BF%A1

kouki-koureisya
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 よく分かりました。 戦犯を釈放すべしの国民運動があったのですね。 “戦犯”は連合国が勝手に決めたものという思いが広がっていったということですね。

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  • eroero4649
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回答No.1

陸士主席卒業で陸大恩賜ですから、今なら東大卒業後ハーバード大学院卒みたいな華麗な経歴ですね。そしてそういうエリートには極めて珍しい現場主義で、フットワークも軽く行動力に溢れていました(それがあちこちで弊害を起こすわけですが)。でも華麗な経歴を持つ人が現場をどんどん回っているとなったら、まあ私も現場の叩き上げタイプだったのでそういう人は頼もしく見えますよね。 おまけに清廉潔白は清廉潔白だったようで、特に女色に溺れることはありませんでした。超がつくエリートで現場主義、そしてお金にも女にも綺麗。日本人ウケするタイプですよね・笑。 それで口も立ってベストセラー作家になるような話の上手さを持ち合わせていたわけですから、今なら華麗な経歴の持ち主の元官僚のコメンテーターってところだったのではないでしょうか。 半藤一利さんは若き編集者だった頃に辻と面識があり、辻の負傷自慢話が聞くたびにいつも違うので若かった半藤さんは先輩編集者に「あの人の話はどれが本当なのだろうか」と聞いたら「それが辻の辻たるところ。本人がどれも本当のことだと思っているのだ」というような答えが返ってきたと半藤さんの本で読みました。 これって、詐欺師の特徴なんですよ。なぜ詐欺師の荒唐無稽な話にみんな騙されるのかってよくみんな思うのですが、実はホンマモンの詐欺師って荒唐無稽な話を自分で真実と信じてしまえるスキルを持っている人なのです。 最近でいうと、市長にレイプされたと主張した元女性議員ていましたでしょ。彼女がそのタイプだと思います。私は彼女の話はおそらくウソだと思っていますが、彼女は実に堂々としていますよね。あれは、彼女の中ではそのことが事実になってしまっているからなのだと思います。自分のウソを自分が信じちゃっているんですよ。 「良心が異常に欠如している」「他者に冷淡で共感能力がない」「平然とウソがつける」「行動への責任感と罪悪感が皆無」「過大な自尊心と自己中心主義」「口が達者で表面は魅力的」の条件を揃えた人を「サイコパス」と呼ぶとWikipediaにはあります。 辻は自分の行動の責任感は全く感じていなかったと半藤さんも仰っていますし、異常なまでの自尊心(相手が上司上官だろうとお構いなし)と数々のエピソードが物語る自己中心的な行動を見ると、すべての条件を揃えたパーフェクトなサイコパスであったと思います。 私は巷間サイコパスと呼ばれる人の99%は「サイコパス風の人」だと思っていますが、辻は本物のサイコパスだったと思います。

kouki-koureisya
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >それで口も立ってベストセラー作家になるような話の上手さを持ち合わせていたわけ‥ 話し上手、これが決め手だったのかも知れませんね。 聴衆を納得させる。 それに、当時は、“陸大出”というのは、ものすごいブランドだったのでしょう。

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