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戦国時代における兵士の七つ道具
戦国時代、戦場に刀、槍、鉄砲を持参するのは当然でしょうが、その他に、武器以外で戦場で役に立つ兵士の七つ道具みたいなものはあったのでしょうか???あったとすれば、どんなものがあったのか教えて下さい。例えば「薬袋」みたいなものはあったのでしょうか???
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槍や弓のような武器以外で持って行く義務があったのが、旗です。望遠鏡がほとんど手に入らない時代、旗が沢山たなびいていればさも大軍が集まっているように見えますよね。 しかし戦さのための出陣とはいえ、戦うのはせいぜい1日。時には大きな戦いもなく引き上げることだってしばしばです。戦いの日以外は、キャンプのような生活となります。 というわけで、必要なのは鉈、鎌、鋸。鋸は時に大きなものも必要です。火打ち道具一式も必須ですね。 それに相手側が城に籠った場合はこちら側も長期対陣の準備をしないといけません。土木工事もする(かもしれない)となれば、縄、杭、板が必要です。それこそ泥棒を見て縄を綯うって訳にもいきませんからね。土木工事となれば、斧、槌、クワ、スキ、モッコ一式といった道具も必要です。これはこういう道具を持ってくるように、と指示した手紙も残っています。 水を飲む水筒、汗を拭く手ぬぐい、冷たい雨に濡れたらすぐに着替えないと濡れた衣服に体温を奪われて低体温症になって死んでしまいますから、足軽といえど着替えだって必要です。そしてその着替えが濡れていたら意味がないから、雨に濡れない入れ物に入ってないと困りますね。 これらの生活用具一式をそれぞれが背負っていたら弁慶みたいになってしまいますから、そういう係の人がいたはずだ、というのが私の説です。 そしてそういうなんやかやを用意する業者がいたはずだ、とも思っています。現代でもバーベキューセット一式をレンタルする業者がいますよね。当時はあっちこっちで合戦や出兵が行われていましたから、出兵期間のレンタル需要は常にあったはずです。
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- aa5462
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鍛鉄製陣笠は兜の役目だけではなく料理の時も鍋として使用していたみたいです。 参考URL:https://rekisi-omosiroi.com/sengokuzida-syokuzi/ 野営での調理の際は、よく洗った鍛鉄製陣笠(たんてつせいじんがさ)を大鍋として使って、味噌玉を溶かして芋がら縄や、食材を入れ3-4人分の陣中食(この場合は味噌汁とか汁かけ飯・味噌汁と一緒に穀類を煮込んだ雑炊)を野菜・山菜などの具材を入れて、煮るなどの調理しました。よく洗ったとはいえ陣笠。帽子もどき…。それよりも食欲のほうが勝っていたんですね。
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ありがとうございました。 参考URL……興味深く読ませていただきました。
お礼
ありがとうございました。 旗です。……全く気づきませんでしたが、たしかに。戦術として利用された例もありますよね。 これらの生活用具一式をそれぞれが背負っていたら弁慶みたいになってしまいますから、そういう係の人がいたはずだ、というのが私の説です。……戦争しに行くのだから当たり前かも知れませんが、現代の旅行よりも大変じゃないですか。いざ出陣という時のために、常に準備をしていたのでしょうね。 そしてそういうなんやかやを用意する業者がいたはずだ、……うまく表現できませんが、今も昔も「戦争って実践経済学」というような気がしてきました。経済に強い大将が勝利を収めたのではないか???という、知識が無いので漠然としたモヤモヤが頭を巡っています。