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ネタバレ内容が入ってるので注意を・・・
夏への扉で結局作者は何を言いたかったんでしょうか?考えても出てきません、なぜピートと一緒に 夏への扉を探していたか、なぜ夏なのか、 感じかたは人それぞれ場と思うんですが、 なんか、もやもやするので質問してみました。
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「夏」は若さ。「夏への扉」とは、青春への扉、むしろ日本で言うと「春」への扉、という一面も有るんじゃないでしょうか。 「夏」って、日本の季節感と米国のと微妙に違うところがあるようです。「夏休み」は、米国では、学期と学期の間のただの季節休暇ではなく、9月から始まる新しい学年の前の特別な休み。 ピートにとっての永遠の女の子が行く大事な場面も「夏期キャンプ」に設定されてますよね。 ブラッドベリの短編で、少年の「夏休み」の夏という感覚が、日本人の季節感で言うと「春」に相当する感じもあるんだな、と思ったことがあります。 タイトルは「湖」でしたか。大事な女の子が湖でおぼれて、失ったまま新しい学期を迎える違和感を抱えたまま大きくなって、ただしリセットされる休みの間の事故だったため、なおさら少年にとっては時が止まったままに感じてしまう。だいぶ時間がたってまた同じ場所に戻って・・・という筋だったと記憶。この時も、秋の新学期の前の「夏休み」に特別な感傷が込められていました。
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- marlborough
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ピートは猫なので、冬でも快適な夏に通じる扉があると信じています。彼は諦めることを知らないのです。 「ぼく」は、はじめ婚約者と友人にだまされ、打ちのめされて逃避の手段として冷凍冬眠を選びました。これがその時点での「ぼく」にとっての「夏への扉」だったんですが、まあネガティブですよね。が、時間旅行という思いがけない手段で過去に戻った後は積極的な意志で二度目の冷凍睡眠を選びました。それは、ピートが「夏への扉」を探していた精神と同じ、決して諦めないという心で探し、選んだ未来への扉だったのです。筆者が言いたかったのはこれですね。