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漫画 キングダムについて ネタばれ注意!
キングダム初心者です。 友達から薦められて38巻まで一気に購入して読み始めたのですが・・・。 ところどころ作者が書いているように、これは史実を基にした物語で、登場人物や事件もおおよそ史実に基づいて書かれています。と、いうことはある意味先の展開も見えてくるんですよね。 何気なしに読み始めて、おやっと思ったのが見覚えのある名前がちらほら出てきたところからです。これって項羽と劉邦にそのまま繋がるんですよね。 ここから注意。 この後、呂不イが失脚し、昌平君が楚に寝返り(帰り?)、韓や趙が滅び~、信は楚で大敗し~・・・といった流れが待っているはずです。 しかし、まさにこの後、大問題が控えています。無論、秦の始皇帝、すなわち”政”のことです。 史実での彼はキングダムの中で描かれている政とは全くの別人のようです。 例えば史実の”政”は・・・ ・占いを信じて万里の長城を建設(匈奴への恐れ) ・宮殿だのなんだのを無理やり建設。 ・遅刻や文句を言うと死罪にした。 ・不老不死に取りつかれ散財。 ・宦官を溺愛 死後速攻で国を乗っ取られる。 まあ、褒めるとこが全くない”馬鹿王”な訳ですが、キングダムの冒頭では争いをなくすために統一するとか抜かしております。どう考えても同じ人物にするには無理があります。 質問は作者はこれをどう処理するつもりなのか、と言うことなのです。 違う展開に持っていくには史実にこだわり過ぎですし、このままの人物像でエンディングを迎えるのは明らかに史実を捻じ曲げています。 これを主役や準主役とするにあたり、このへんの事も考えたはずでしょうが、まだ触れられてないのか、良く分からない状態のようです。 アメトークのおかげでプチレアになっている模様ですし、売り時かなとも思いますが、作者が結末についての考えを披露したという事はないでしょうか?
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- fujic-1990
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漫画ですからねぇ。そんなにこだわらなくていいと思いますが。 小説でも、時代小説と歴史小説は違います。 いつかは漫画などの脚本を書きたいと思っている私ですが、キングダム、その中間的な「漫画」で、うまく史実を参考にしていると思いますよ。 楽しめばいいのだろうと思いますが、あえて史実(出来事)に合わせて描くなら、王様は立派な政治を心がけて努力したが、 (1)いわゆる「君側の奸」が先回りし、本人は王様の意を汲んで立派な事をしているつもりで、あれこれいらんことをしてしまう (2)逆に、王様の手足となっていた優秀な側近を反対派が殺して王様を身動きできなくしてしまい、王様の名の下に自分たちがやりたいことをやった ・・・ という話にすれば、「実際におきた出来事」と「政=立派な王様」という前提のつじつまは合うと思います。 いるんですよ、そういうの。 安倍晋三現首相がテレビで嘆いていたことですが、安倍さんがAだと言ったのに、そのあとで一官僚が勝手に「Aだと言ったことの真意はBだ」と訂正したそうです。 これは「安倍さんによかれ」「安倍さんのために」と思ったからではなく、「安倍のヤツが間違ったことを言っている」という判断をして、安倍発言の修正を試みたものだそうです。 安倍さんはその官僚を「叱りつけた」そうですが、力のある安倍さんだから叱りつけることができたんでしょ。並の大臣なら官僚発言が安倍さんの発言だった、安倍さんはこう言った、という史実になってしまうところでした。 あるいは、反対派にとっては間違った行動をする「朕の股肱の臣」を反対派が殺してしまうケースは、温厚な昭和天皇を激怒させたあの連中の事件があります。 あれも、昭和天皇が黙っていたら、昭和天皇が暗殺させた、という史実になってしまうところでした。 自分が正しくて、王様(またはその側近)が間違っていると考えて、王様の希望とべつなことをやる(罪はすべて王様に回す)ケースは、古今東西珍しくありません。 政の家臣もそうした、その結果が史実となった、政は悪くない、という展開にするのは簡単です。
お礼
回答ありがとうございます。 いっそ、史実から離れてくれたほうがいいように思いますね。 説明は理解できるのですが、政=立派はやはり無理がある気がしてなりません・・・。