銃身内にライフリングを切るという発明がいつ、どこで、誰が、というのは明確じゃあないみたいですね。
銃身の製造工程とか、運用時の銃身クリーニング工程で、銃身内部にらせん状の傷がついたりして、それを使うと命中精度がアップしたのが判ったのが始まりかもしれません。
でも、現実問題として、銃身の溝に弾を食い込ませるには、弾の直径を大きくしないといけないけど、そうすると前装方式の銃の場合、弾込めに時間がかかるので、「いいアイデアだけど実用に難ありで採用は見送り」ってこともあったと思われます。
散弾銃の場合、普通は何十発の弾が飛び出しますが、一発弾といわれるスラッグ弾もあります。
散弾銃の銃身には、ライフリングが無いので、弾頭のほうに斜めに溝が切ってあったりしますが、これは、回転を与えるためじゃあなく、チョーク損傷を防ぐためとか。
オウム真理教がAK47を製造しようとしたとき、銃身のライフリングを切るには、ブローチ盤っていう特殊な工作機械が必要だったのです。
(ライフルがポリゴナルバレルのH&Kの銃身は鍛造方式?)
だから、その製造装置を作っている会社を乗っ取ったってこともありましたね。
お礼
弓矢の矢の羽がライフルと同じ働きをしているとは驚きでした。武器は人間の歴史の中でいつも大きな影響を持っていますね。