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旧日本軍のたすき
太平洋戦争を扱った映画などで若い将校が軍服の上に白布を体の前で×にかけている(背中でちょうちょ結び)シーンをよく見かけますがあれはなんの意味が? 実録の映像ではあまりみかけないような・・・ なにかの決意のシルシなのでしょうか?
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ハハハハハ、まあいいでしょう。 >標的になるおそれが大きすぎる。 小部隊の戦闘は、つきつめれば射撃と運動の繰返しです。射撃によって敵を制圧し、弾を押えた瞬間に前進するのです。敵の眼前を目立つ格好で前進するバカはいません。 >立ち上がらないかぎり、襷を見る事ができませんので意味がほとんどないと思います。 戦争はグランドでするわけではありません。土地の起伏、ススキの一叢があれば敵から身を隠すことは可能です。見えなければ立てるわけで、部下からは容易に確認できます。 また、部隊は、射撃の掩護と地形・植生を利用して前進します。敵から見えないように前進し、最期の数十メートルでは、中隊長・小隊長は抜刀のうえ先頭に立って敵陣に突っ込みます。部下の士気を鼓舞するためタスキと軍刀で指揮官の存在を示し、危険を承知で突撃するのです。 もっとも、実戦経験の乏しい若い将校は、敵の制圧度の判断を誤ったり、危険な弾道を読みきれずに弾の中に突っ込んでしまうことが少なくありません。小隊長クラスの将校が、初めての実戦で死傷する例が多いのはこのためです。 >映画に描かれたような襷はどの部隊が何時、どこで実行したか、調べることはたくさんありますよ。 調べるまでもありません。夜間の識別は軍事のイロハです。暗視装置が発達した現代でさえ、友軍相撃をさけるため戦車などには明瞭な識別を設けているほどです。識別は、味方に対しては明瞭に、敵に対しては見えないように施します。目立つことが必要であり、かつ、見えない(見せない)ことも必要なのです。実戦経験豊かな部隊は、一見矛盾するこの二つの要求を無理なく両立させるのです。
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- bhoji
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実際に第二次世界大戦に参加した親戚に聞きました。 戦闘状態になっている時には、襷はしていないそうです。 理由としては邪魔になるので、野営などしている時は「当番」がしていたそうです。 将校、下士官、上等兵でも、当番はしていて責任の所在や伝達系を明確にし、 気を引き締める意味もあったそうです。
お礼
実際に参加されていたんですか!ご親族が無事で戻られたのがなによりです。本当に。 なるほど当番ですか 将校も当番? ますます図書館通いが楽しみになってきました。 たびたびありがとうございます。
No2です。 >おおーそうか!! 納得!です! あまり簡単に納得しないほうが良いと思いますよ。 夜間戦において音を立てず灯を使わず隠密行動をするのは古代からの戦法です。日本軍独特のものではありません。また旧日本軍は1870年代から1945年まで70年以上続いています。映画に描かれたような襷はどの部隊が何時、どこで実行したか、調べることはたくさんありますよ。防衛庁には資料があると思いますが・・・私が質問者ならすぐ防衛庁に電話します。戦史資料室あたりに。
お礼
>あまり簡単に納得しないほうが良いと思いますよ。 質問の意味を取り違えてる方から納得するなと言われても・・・・ >私が質問者ならすぐ防衛庁に電話します。戦史資料室あたりに。 ははは、できませんって(笑) 今大変な時期ですからね たびたびの回答ありがとうございます
- bhoji
- ベストアンサー率53% (1514/2852)
実戦の場でしていたか、大きな疑問です。 それはご自身でも書かれた、標的になるおそれが大きすぎる。 昼夜を問わず、白色は目立ちすぎと思います。 立ち上がらないかぎり、襷を見る事ができませんので意味がほとんどないと思います。 敵から見れば、×印を狙えば総崩れになる事を知るはずです。 それと下らない事ですが、白色を保つためにどうやって洗濯するのでしょうか? おそらく綿でしょうから、泥水を吸ったら簡単には白く戻りません。 決まりとして襷で階級や立場を表すかもしれませんが、それを映画では判りやすく 表現しているのか、もしくは「白襷」を検索すると日露戦争で二百三高地攻防で 「白襷隊」があり、最前線で決死の攻防があったようですので、そのような歴史的意味から 決死などの意思を表現したりしているのではないでしょうか? 夜間戦闘にせざるにえないのは、すでに劣勢でゲリラ戦の始まりですから、 映画撮影などできる状態ではないし、そんな機材もすでにほとんどなかったと思います。
お礼
図書館に通って写真が残ってないか探し始めました。資料は膨大なのでゆっくりやろうと思います。 映画と違いきっとぼろぼろの薄汚れた襷なのかな、それはそれで楽しみです。 映画などではあの襷姿が若き将校をきりっと見せていますね。 ありがとうございました。
- been
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識別のための処置であって、単なる演出などではありません。時代背景を正しく認識するためには正しい知識が必要です。 旧日本軍は、敵を奇襲するため夜間攻撃を多用しました。夜間攻撃においては、敵陣に突入するまでは自軍の行動を敵に察知されないようにするため、音と光を出すことは絶対禁物でした。命令でさえ声を出さずに手信号(身振り)で示したほどです。 ただ、夜間においては、指揮官がどこにいるのかわからなくなるおそれがあります。せいぜい10名程度の部下を指揮する分隊長はともかく、小隊長(30~40人)や中隊長(150~200人程度)の場合は大問題です。指揮官の位置を見失えば命令が伝達されず、攻撃は失敗します。指揮官は、白いたすきをかけて部下に自分の位置を示していたのです。 一般に、小隊長はたすき1本(ななめに1本)、中隊長は2本(×印)とする例が多かったようです。 実録の映画にそのような映像が少ない理由はもうおわかりですね。演習ならともかく、部隊が本当に夜間戦闘を行おうというときに、照明が必要な撮影が許されるはずがないからです。
お礼
おおーそうか!! 納得!です!!! 確かに映像では「中隊長」役の人がバッテンかけしてますよね。 なるほど識別ですか、確かにすごく目立ちます。(逆に敵に狙われないのかという疑問も残りますが) 実録がない理由もこれで納得です。 ありがとうございました。
出征するとき(家を出るとき又は壮行会で)につけるものです。兵営に到着すると外したと思われます。 「祝出征 小泉純一郎君」などと書かれていたと思います。徴兵の種類によって赤たすきと白たすきがありました。別途、日章旗に寄せ書きをして贈りましたが、この日章旗をたすき代わりにする人もいたようです。 見送るお母さんたちも皆たすきをしていました。「大日本婦人会」とか「○○県婦人会」などと書かれていました。戦争の始め頃と終戦直前ではこのような習慣にも差が生まれたので、映画ではその時代背景と併せて鑑賞する必要があります。 戦場の若い将校であれば出征のたすきと違い、決死隊、切り込み隊などの悲壮感を出すための演出でしょう。
お礼
ああ、○○くんばんざーいってシーンですね。 じゃなくて 若い将校が(ペーペーじゃない)何人か揃って 上官に支持を仰ぐとか叱られるシーンでよく見ます。 そういえば戦場のシーンではあまり見ませんね。 ありがとうございます。
- mozofunk
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たぶん軍旗であると思います。 当時の価値観で言えば、 日章旗=御旗ということで、 死を賭して守らねばならない、 大切なものだったんでしょうね。
お礼
あの、胸のところでバッテンにしているんです。 軍旗ではなさそうです。 ありがとうございます
お礼
娘が夏休みの自由研究で沖縄戦を調べている関係で私も一緒に図書館に行ってます。戦争映画も見ていてふとタスキのこと疑問に思いました。beenさん詳しいですね。 戦争の資料は調べれば調べるほど悲惨さが募りますね。 たびたびの回答ありがとうございました。