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target article に定訳はありますか
- 科学論文で、target article という言葉に定訳はあるでしょうか。
- We were pleased to see so many thoughtful commentaries and critiques in response to our target article.
- 試訳:私たちの当該論文に、これほど多くの思慮深い論評や批判をいただいたことを嬉しく思う。つまり、Weが書いた論文がまずあり、それに対してコメンタリーがつき、それに対してWeが回答するさいに、元の論文を target article と呼んでいます。このあとも何十回も用いられています。
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質問者が選んだベストアンサー
target articleと言う言葉を聞いたことがかなったのでちょっと調べてみました。まず直訳すると「標的論文」それで調べるとわずかながらWeb上で登場します。 https://ci.nii.ac.jp/naid/110006793292/ https://www.jstage.jst.go.jp/article/psj/26/2/26_26.010/_pdf ここでの使われ方は、ある論文があり、それに対しての反証、コメントをある人が論文にしたとすると、そのあらたな論文に対して元の論文が「標的論文(target article)」と呼ばれるようです。 ただ、例が少なすぎてそれぞれの個別に使っている言葉の様に見えます。 英語のサイトでもいくつか"target article"をひとつの単語として使っている例が見受けられるのですが、使い方を見ても議論を誘起するように提出された論文のことだったりして、どうも一貫性がありません。 そう考えると、質問者さんの言うtarget articleは使われ方を考慮して適切に訳しても問題ないのではないかと思います。 ただ、通常英語では一度the (a) target articleと使ったらその後はthe articleの様に省略するのが常なので繰り返し使われるとすると、the articleだと該当する論文がたくさん参照されていて混乱するのか、target であることに重きをおいているのか少なうとも論文の中では特別な意味をもたせた論文なのだと想像します。その意味では”当該論文”だけだと元の意図を落としている可能性はあると思います。最初に上げた日本のWebで引っかかってきた「標的論文」と同じ様な使われ方だとすると「標的論文」か「対象論文」が適切な気がします。
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ご返事ありがとうございます。 「英語には敬語がない」という人がいますが,質問の例文は典型的な「敬意表現」です。内心では「俺様の論文にけちをつけるたぁ,ふてえ野郎だ」と思っていても,表向きにはこういうのです。だからぼくは,そのニュアンスもふくめて,文化的に謙譲語「拙稿」と訳したのです。理系・文系のはなしじゃありません。 こういう質問を発するということは,師匠や先輩からはぼくが書いた決まり文句を教えてもらいませんでしたか。日本人の相手に礼状でもだすことがあれば,覚えておくといいです。「ものの言い方」を知らないポスドクは,就職口を失いますよ(笑)。 いまふと思い出したこと。ぼくの師匠がぼくに言った名言は,「反論のこないような論文なんか書く意味はない」。これが,その後数十年間のぼくの行動規範になっていることはたしか。彼とは犬猿の仲で「勝手にしろ」が唯一の研究指導でしたが,研究行為とはなにかを教えてくれた人でしたね。
お礼
再回答ありがとうございます。私はアカデミズムには属していないので、その辺の感覚がどうもわからず…。ニュアンスを汲み取って訳すなら「拙稿」が適訳の場合も多いのかもしれませんね。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
本論文 ただし僕は科学論文は門外漢なので、定訳があるかはしりません。
お礼
ご回答ありがとうございます。ここでは、それでどの論文のことを指しているのか完全に特定できるので、それでいいのかもしれません。日本語として自然ですね。
とても日本的な謙譲語をつかうなら,「拙稿」(笑)。「拙稿について貴重なご意見を賜り,光栄に存じます」とでも。
お礼
ご回答ありがとうございます。これは米国の論文だし、理系だし、著者は複数だし、拙稿だとちょっと日本的すぎますね…。うーむ。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10004/12513)
>target article に定訳はありますか ⇒「当該論文」でも悪くはありませんが、通常は「対象論文」と訳されています。
お礼
ご回答ありがとうございます。対象論文ですか。日本語としてはかなり不自然に感じますが、そう訳すのが習慣ならば仕方ないですね…。
お礼
ご回答ありがとうございます。この論文は、著者が数人で、それぞれが多数の論文を書いていて、しかも今話題にしている論文と、それらの過去の論文での著者ら各人の見解とは違っているところもあるので別にして考えてほしい(そういう別の論文のことは今は脇においておく)、という意味で、「いま論題にしているこの論文」と特定する気持ちで「our target article」と繰り返しているのだと思います。用例がそもそも少ないということを知らなかったので、たいへん参考になりました。「標的論文」「対象論文」はどちらも日本語としてちょっと馴染みがないので、いま私が手にしているこの論文に限っては、「our target article = 本論文」で通しても文脈上問題がなさそうなので、そうしようかなと思い始めています…。ありがとうございます。