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技研製GSS/GSLナットランナーの締め付け波形収集方法
- 技研製GSS/GSLナットランナーの締め付け波形収集方法について教えてください。
- 技研製GSS/GSLナットランナーは製品の締め付け結果を判定する際に締め付け波形の収集が必要です。
- 多軸使用時、HIOKIやキーエンスのメモハイを使用してNG発生時にその軸のみまたは全軸の締め付けサイクルの波形収集が可能です。
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失礼しました,技研製GSS/GSLナットランナーは電動式でしたね。NR形のエア ータイプと勘違いしていました。 ラインの中での締付における波形チェックは経験がありませんが,厳密に トルク管理しなければならないボルトの締付けトルク分布(X:締付トルク-Y: 個数N)を統計的に解析したことがありますので,その経験をお話します。 適用するボルトおよびナットとその挟圧物を選択すると,締付トルクに一定 の分布パターンが現れます。各種の締付工具を一定のパターンで締め付けま す。ここに分布を小さくするには細かな条件付けが必要です(ここでは締付の 角度と速度でしょうか)。締付けトルクの確認はトルク法に基づき(増し)締付 トルクを手動トルクレンチで測定します。分布の推定は正規確率紙または ワイブル確率紙を用いました。予め一定の締付パターンにおけるトルク分布 を計測しておきます。注目点は平均値と下限値(ゆるみに対し重要)および 上限値(ボルト疲労強度等に影響大)です。いずれを主眼にするかは目的に より異なります。計測作業はデータ数が必要ですので骨が折れますが,一度 パターン化すれば再現性があると考えられますので,繰返しそのデータは利 用できます。 いくつかの締付のパターンによる実際の締付トルク分布を測定しておけば ナットランナーのトルク指示値との相関も得られると思います。
波形とはナットランナー内臓のトルク検知器の出力波形のことでしょうか? ナットランナーのようなインパクトレンチの空圧制御によるトルクの設定は 手動のレンチに比べラフな設定になると思います。つまり高速で締め付ける ため,ナットの回転慣性やナット座面の摩擦が締付けトルクに影響します。 そのため,実際の組み合わせで実測されるのが一番良いと思います。 条件を整理して出力波形を計測し,実際の締付けトルクを手動のトルクレン チ等で計測確認して,データの整合をとる方法です。 データを収集すればNGレベルが見えてくると思います。逆転NG品は基本 的には再締付になると思いますので,何らかの方法で逆転の検知をすれば よいと思います。 目安を知りたい場合はメーカーに相談されるのが良いでしょう。
お礼
お忙しいなか解答頂きありがとうございます。 でも私が知りたい事とちょっと違いました。 収集したい波形とはナットランナー内臓のトルク検知器の出力波形とそれに伴う速度指令、又は角度です。 ナットランナーは空圧制御ではありません。 ナットの回転慣性やナット座面の摩擦が締付けトルクを検証する為にも波形データが欲しいのです。 「 実際の組み合わせで実測されるのが一番良いと思います。」よく理解できませんでした。 「 条件を整理して出力波形を計測し,実際の締付けトルクを手動のトルクレンチ等で計測確認して,データの整合をとる方法です。」 と言うのは一つ一つ、手作業で締め付けると言う事でしょうか? 作業時間・台数を考慮すると自動でデータ収集できるのが理想、又メーカーに 確認したところ、現状では難しいとの回答でした。 そこで、同じ様な悩みを持ち改善。・対策等された方がいらっしゃったら 内容を教えていただきたいと思い今回登録しました。
お礼
回答ありがとうございます。 やはり自動でトルク波形収集は困難でしょうか? 良い改善・対策・試作等有りましたらアドバイス願います。