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平面度と寸法公差との関係について
- 平面度と寸法公差の関係性について質問します。
- 面Aの平面度が0.1mmで基準Bからの寸法公差が±0.2mmの場合、部品の面の位置の最大幅はどのように考えるべきでしょうか?
- 基準Bとは円の中心線を指します。
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最初に考えることは「独立の原則」です 寸法公差と幾何公差は相互に影響されない ±0.2mmは2点間の距離ですからすべての測定値が この範囲に入っている必要があります 幾何公差は寸法と独立しています、平面度は形状公差で データム(今回は基準と理解ください)がありませんので 公差値(0.1mm)だけ離れた平行平面のなかに対象とする面が 収まっている必要があります 複数の指示をすることは特別なことではありません 寸法公差(±0.2mm)だけの場合には中央がー0.2mmで 両端が+0.2mmの場合でもOKとなります この場合に幾何公差(平面度0.1mm)を適用するとNGとなります 平面度が0.4mmに相当します 幾何公差(平面度0.1mm)だけの場合に面がどれだけ傾いても どれだけ離れていても、0.1mm離れた並行平面内ならOKとなりますが 寸法公差(0.1mm)を適用するとNGとなる場合があります 複数の指示がある場合はすべての指示を満足する必要がありますので 0.1mmだけ離れた平行平面に収まり、その平行平面の対象部が 寸法公差値に収まっている必要があります お分かりいただけましたでしょうか?
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他の回答者さんの内容で略理解ができている様ですが、蛇足を。 極端な話し、10±0.2mmは、9.8mm~10.2mmなので、 平面度;0.4mmとなっていてもOK?と同じ意味があります。 それは、軸をΦ**h7で加工して、表面仕上げを▽でなく、 ▽▽や▽▽▽を使用する事と同じ意味があります。 貴殿が、ややこしいと感じたら、無視をして下さい。
お礼
ご回答、有難うございました。 寸法公差の範囲内に平面度が含まれるのなら、そういう理屈になりますよね。
解釈としては回答(3)さんの意見に賛成です。 設計思想として0.3が許容されなければ、データムAとB間を理論寸法で結び、面位置度公差を使用して欲しい公差を指示すべきと思います。
お礼
ご回答、有難うございました。 おっしゃるとおり、理想寸法(寸法を□で囲う)を使った表現が 誤認識を出さない、分り易い書き方なのでしょうね。
私が設計屋になったばかりの頃には幾何公差というのはJISには無かったっと 記憶している。つまり寸法公差は図示していたが、平面度とかは確か無かった 大体NCが一般的になり初めの随分昔の話で、CADも一般的で無い頃の話しです 当時は工業試験場でさえ、NCデータ作成も自動プロでのテープリーダーだった 要は、幾何公差の概念はあったろうけどそれを測定する三次元測定器などが 一般的では無く、例え図示したとしても計ることなど不可能だったと思います このような時代背景から寸法公差を補うべく幾何公差が現れたと推察します 寸法公差と幾何公差は規格としても別だし関連は全く無いと考えた方が良いと JISB0024-1988に「独立の原則」が明記されていますが、これですか? 今から約20年も前のことのようですね。あの頃は私も未だ20代のバリバリで 怖いもの知らずで、回りは殆ど馬鹿だと思っているとんでもない天狗だった
お礼
ご回答、有難うございました。 「独立の原則」が日本(jis)に適用されたのはそんな昔じゃなかったですよね。 寸法公差に姿勢公差等全てが含まれる「テーラーの原理」がかつて 日本のスタンダードだった訳で、本当にややこしい時代になりました・・。 ご回答、有難うございました。 恐らくそれだと思います。 今回を機に、幾何公差について色々勉強したいと思ってます。
やはりどう考えても、0,4mmの範囲の中に面の平面度が0.1mmの範囲に収まっていると考えるべきでしょうね。 表面粗さ、波うちを含めた面の精度が0.1mmで存在して、位置関係が多少緩やかな 0.4mmの範囲に収まっている。 面の精度は良いが位置関係が甘く、 平面は基準軸に対して当然傾いていることもあるでしょう。
お礼
ご回答、有難うございました。 元々そういう考えだったんですが、幾何公差をより学ぼうとすると、 逆に不安になってしまいまして。 やはり、そう考えるのが自然ですかね。
ご質問の文面から推測すると 面Aは基準Bからある寸法の位置で0.4の範囲内に存在するとみます。 この中に面Aが0.1の平面度で存在すると考えますが如何でしょうか。 (面Aは基準Bから傾いた状態でもOKとなります) 厳しく考えれば、基準Bが円の中心線ならその軸線からの平行度も考える必要があります。 平面Aは0.1範囲のの波うち凹凸の面でBからの位置寸法が0.4の範囲にありかつ平行度としても0.1を要求されているのでは?
お礼
ご回答、有難うございました。 下の方にも似た趣旨の追加質問をさせていただいたのですが、 逆に、寸法公差±0.1、平面度 0.3というのはありえないものと 考えるべきでしょうか? (図面上あったとしても、寸法公差が優先されて±0.1mmの範囲内に 面Aがなければならない、と。)
こんにちは まず、平面度の定義ですが、 「公差域は、tだけ離れた2つの平行な平面の間に挟まれた領域である。」 となります。 なので上の基準Bと面Aの関係の場合、 基準Bより交差±0.2の間、かつ0.1の間隔ではさまれた平行な面の領域に面Aはなければならないことになります。 要するに、基準Bから最も離れた位置が交差0.2以下にあり、基準Bから最も近い位置が、最も離れた位置から0.1未満になければならない。 と言うことです。 この説明でうまく伝わればよいのですが。 あと、交差が2個以上重なることは極普通のことです。というより何を設計しているか知りませんが、2個だけでいいの?
お礼
ご回答、有難うございました。 確かに、公差は2個だけではないですよね。 一つ、質問の仕方も悪かったので、よろしかったら 確認のため追加で教えていただければ幸いです。 基準Bから面Aまでの寸法を仮に10mmとします。 > 基準Bから最も離れた位置が交差0.2以下 10±0.2mm = 9.8~10.2mmなので、基準Bから 最もはなれた面Aの位置が9.8mmもありえる。 > 最も近い位置が、最も離れた位置から0.1未満 上記より、最もはなれた位置が9.8mmなので -0.1mmとして9.7mm ・・ということで、寸法の10mmに対し、最悪で面Aが 9.7mmの位置にあってもいいのでしょうか? これだと、寸法公差の許容範囲から面Aは外れる訳ですが、 あくまで各々は独立している、と考えるべきなのですか? 今回の疑問点はそこにあります。 (質問が下手ですみません。)
お礼
ご回答、有難うございました。 > 複数の指示がある場合はすべての指示を満足する必要がありますので > 0.1mmだけ離れた平行平面に収まり、その平行平面の対象部が > 寸法公差値に収まっている必要があります この一文が、私が確認したかった内容です。 理解出来ました。