- 締切済み
空気圧を上げると溶接強度が落ちる理由は?
- 空気圧を上げると溶接強度が落ちることがある理由を解説します。
- 溶接時に空気圧を上げると、接合面に生じる酸化皮膜が厚くなり、溶接面の強度が低下することがあります。
- 溶接においては、空気圧の調整も大切であり、適切な圧力を保つことが重要です。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
電流値と加圧力は対数比例の関係にあります そして”散り”が発生しない範囲内で加圧力を下げます と教えられました(これが結構難しい) 溶接機ごとに器差が生じ段取りに苦労した記憶があります 出来るだけソフトに接触加圧して速やかにチップが製品から 離れる様に作業設定を行なう 又遅すぎると”散り”が発生します ホールドタイムは最良点を見つけ出してください 一昔前は華々しく"散り”を出して作業を行なうのが かっこ良く見えたものですが、強度は出ません ご提示の内容から察すると SPCC (軟鋼)の板厚1.0~1.6位を 溶接されているのではないかと想像します >空気圧:2kg/cm3 ←2kg/cm2 の間違いでは 溶接機の加圧シリンダのボア寸法が不明ですが 単に圧力だけではその機械にのみ限定されるし 判断に誤りが生ずる恐れもあります 圧力にシリンダ径から求めた面積を乗じて 加圧力で管理されたほうがデータとして汎用性が 高くなります 御社のその機械では2kg/cm2がベストであり他の機械では 適正条件には成り得ない事ではないでしょうか 単に気圧のみを変化させたのでは他のパラメータへも 影響が出ますので全体のバランスが取れた点を 試行錯誤で探すしかないと判断します ちなみに、当社では 固定側電極→平面チップ 可動側電極→R50曲面チップ を標準として使用しています 打点数カウントによりチップ交換(データ採取に時間が掛かった) チップ交換方式を採用 強度測定はトルクゲージによる捩じりトルクにより判定 同一メーカー、同一モデルでも器差は若干発生します 又、大きな製品では周辺に近い所と中心部では溶接条件が 微妙に変化します(一番条件の悪い所に照準を合わせてます) スポット溶接は動作が単純で外から見ると簡単な作業に 思われがちですが中々奥の深い技術が要求されます 安易にひとつのパラメータだけを取り上げ云々するのは 余り得策ではないと思います 何年やっても進歩が見られない私ですが参考になれば
まずは欠落している情報を確認しますが、 抵抗溶接の話でよろしいですね? 平板同士の一般的なスポット溶接ということでよろしいですね? 加圧電極の先端は完全な平面ではなく大きなRがついています。 加圧力(エア圧)を上げていくと、溶接前の接触面積が増大していきます。 同時に接触抵抗が減少していきます。 このような条件だと、同じ電流を流しても 単位面積あたりの発熱量が減少することは分かりますよね? つまり接触面の発熱量を稼ぐことが大切なんです。強く押しつけることは 溶接強度には直接関係してきません。 だからといって加圧力を極端に小さくすると発熱過多となり爆飛して しまいます。一般的な鉄板でしたら少々爆飛しても強度は問題ありませんが、 ハイテン材となると爆飛すると強度は全くありません。
溶接種別、条件は如何でしょうか
お礼
溶接種別ですが、抵抗溶接になります。 条件は以下の通りです。 初期加圧時間:15 通電時間:13 保持時間:10 溶接電流:8500 空気圧:2kg/cm3 上記の条件で空気圧を3kg/cm3にした場合です。
お礼
親切に説明していただきありがとうございました。