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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:カニゼンメッキ上に発生する錆の原因)

カニゼンメッキ上の錆の原因とは?

このQ&Aのポイント
  • カニゼンメッキ上にはピンホールが原因で錆が発生することが分かっていますが、ピンホールがなくても錆びることがあります。
  • カニゼンメッキ上の錆のメカニズムについて詳しく知りたいです。
  • カニゼンメッキ上に錆が発生する原因について調査しています。

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

カニゼンめっきの製造工程でめっき槽中のNi濃度が低下すると当然、補充剤を補給するのですが、この補充剤の中にNa成分が含まれており、補充を繰り返すことでNa濃度が上がり めっき表面にピンホールを形成しやすくなるとめっき屋から情報を頂きました。補充の回数何回でめっき液を総取替えするかは、各めっき屋により異なりますので、要注意です。そもそも無電解Niめっきは防錆に向いていないということもありますが・・・。弊社はだいぶ痛い目にあい、塗装に変更しました。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます。無電解ニッケルめっきは防錆には向かないですか? 私も最近、そうかなあとも思っています。よくさびが出ているので。他にいいのがないかただ今調査中です。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

錆びる=変色するという括りであれば、晒されている環境によって「錆びる」と思います。 1.温度 カニゼンメッキは約250℃以上で熱処理(ベーキング)すると変色します。 僕は「表面が酸化している」と考えています。 ニッケルの酸化膜が成長していると。 高温・長時間晒されると、もともと渋い銀色の肌がくすんだ銀色→金色→青→青紫と変化します。 温度が低くても経年変化で徐々にくすんでくる=錆びていると言えるのではないでしょうか。 2.雰囲気 カニゼンメッキはPH4以下の塩酸、フッ酸、硝酸、燐酸、亜硫酸ガスなどに弱いです。これらの雰囲気をカバーするのは難しいです。カニゼンメッキにもう1元素加えた3元合金メッキなら多少延命できると思います。 3.メッキ厚 カニゼンメッキは30ミクロン以上で耐食性充分という文献を見たことがあります。なぜ30ミクロンなのかは書いてませんでした。非磁性であることが関係ありそうな気がします。厚くすると基材の影響を受けないとか。 でもピンホールが少ないはずのカニゼンメッキで、ピンホール起因で錆が発生すること自体、非常に残念な気がします。 槙書店発刊の無電解めっき(神戸徳蔵著)を参照してます。 この本に塩水噴霧試験のことも書いています。 かなりの抜粋・意訳なので正確には本を参照下さい。 まず、メッキ皮膜の1%食塩水中における自然電極電位は リン含有量が多いほど貴方向に移動する。 リン含有量が同じでもメッキ液によって耐食性が異なり、これは 皮膜成長工程などの違いで皮膜構造が異なるから。 鉄素地上の5μメッキではリン含有量が少ないほうがさび発生が遅いが、 これはリン含有量が多いメッキは素地形状に影響を受けやすくピンホール など欠陥が出やすいので、さびは素地の影響と考えたほうが良さそう。 10μメッキになるとリン含有量に関わらず、5μメッキより10%~ 数倍の時間でもさびの発生が認められない。 ちなみにISOでも用途や要求に応じてリン含有量やメッキ皮膜厚さ を推奨しているようです。高リンタイプで厚メッキが腐食に強い。 ひとくちにカニゼンメッキと言っても、実はメッキ業者によっていろいろ 違いがあります。これは業者やメッキ液メーカーのノウハウがありますが、 リン含有量や皮膜構造などは業者によって結構ばらばらだと認識した方が 良いと思っています。聞いてもなかなか教えてくれないかも知れませんが。 長くなりましたが、私もいろいろ勉強させてもらいました。

noname#230358
質問者

お礼

回答ありがとうございます。塩水噴霧試験でカニゼンのものが錆びるというのは、やはりピンホールが原因なのでしょうか?また、なぜかが書かれていなかったとありますが、30μmだとなぜ耐食性十分なのかが気になりますね。

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