無名抄の一部についてお尋ねします。
無名抄の一部です。
夕されば野べの秋風身にしみて 鶉鳴くなり深草の里
質問1:
鶉鳴くなり深草の里 の訳は
この草深い深草の里で、鶉もこの秋風に感じて鳴いているようだよ。
となっていて、逆に訳していますが、
和歌で倒置が起きているからでしょうか。それとも
倒置ではなく、逆に訳しているだけでしょうか。
倒置ではなかった場合、
鶉もこの秋風に感じて鳴いているようだよ。この草深い深草の里で。
とそのまま訳してもいいのでしょうか。
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といはれしを、俊恵また曰く、
質問2:
「れ」は尊敬「る」の未然形でしょうか。
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面影に花の姿を先立てて 幾重越え来ぬ峰の白雲
質問3:
あるサイトの訳は、
桜の姿を思い浮かべて、いくつもの山を超えて来たことだ。
(桜のように見える)峰の白雲よ。
となっています。先立てての訳はどこの部分になるのでしょうか。
また、適した訳がありましたら教えていただけないでしょうか。
質問4:
どの訳例にも、花=桜となっています。
文脈から春を思わせるところが見当たらないのですが、
なぜ桜なのでしょうか。
以上、よろしくお願いします。
お礼
ありがとうございました。