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愚妻
愚妻という言葉について この言葉、辞書で調べると自分の妻を謙遜してとあります。本当の意味は妻ではなく夫(自分)を謙遜する意味であるとよく言われるんですがこれって本当なんですか? しっかりそうであるという記述を目にした事がありません。 家父長制度、男尊女卑な言葉だと聞いた事あるので実際使うのは失礼なんでしょうか。 また、愚夫という言葉はネット上での辞書ではありますが造語か何かですか?
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- msMike
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》 …であるとよく言われるんですが… そういうことを言う人は、私が嫌悪する“知ったかぶり”な人だろうと思います。 ま、それはソレとして、 私自身は「男尊女卑な言葉」というより、敬語の裏返し(謙譲語)の現れと思っています。 http://ja.wikipedia.org/w/index.php?search=%E6%84%9A%E5%A6%BB&title=%E7%89%B9%E5%88%A5:%E6%A4%9C%E7%B4%A2&go=%E8%A1%A8%E7%A4%BA&searchToken=ea5mxw76xrbhzjquw1l1fi876 のページ内の[謙譲語]の項が参考になろうかと。 テレビを見ていると、人前で自分の身内の人々を平気で、「奥さん」「お母さん」「お祖母さん」と言っているのを聞いて気持ち悪くなります。 ひょっとして、貴方もそうですか? 「愚妻」とまでは言わなくとも「私の妻、家内、母、祖母、…」と言いましょうね。
「しっかりそうであるという記述」がほしいとのことなので,小学館『日本国語大辞典』をひいてみました。「愚妻」・「愚夫」どちらも掲載されています。 「愚妻」には,「自分の妻を謙遜して」という意味は書いてありますが,「妻ではなく夫(自分)を謙遜する意味である」とは書いてありません。まあ,愚かな妻をめとってしまったバカな男という「背景」はあるでしょうが。いわゆる「割れ鍋に綴じ蓋」。 「愚夫」は自分の夫を謙遜していう場合のほかに,一般的に「愚かな男」も意味するとされています。「夫」には,「おっと」と「おとこ」の両方の意味があるからです。 愚妻・愚夫ともに,いまはあまり使わない言葉でしょう。とくに人権尊重の考えからではなく,たんに古い謙遜語だからじゃないかと思います。
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ありがとうございます
- kunitokotachi
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一応、謙遜する言葉のようですが、ハガキで送られてきて目にすると「自分の奥さんを愚と書くのはないだろ~」と思いますね
お礼
ありがとうございます
- Dr_Hyper
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仰るとおり家父長制度、男尊女卑な言葉ですが,あえてポジティブに意味合いを書きますと。 良い奧さんを迎えられる男性は,当然権力や容姿や実力において優れている場合が多いわけで,当然良く出来た奧さんを得ているのは男性の大きなステータスの一つになるわけです。それは現代においても,上司の家に遊びにいったときには上司自身を褒めるのはごますりが過ぎますし仕事場でそんな風でもないのに奇妙ですが,奧さんを絶賛するのは,間接的に上司を褒めちぎっているのと同じです。奧さんが気分が良いこともプラスですし,その奧さんに尽くして貰っている男性はもっと凄いという意味になります。 そのような背景をもとに,自分の奧さんを下げるというのは,その程度の女性しかもてない男性の私。という意味で,自分の事を謙遜することに繋がります。 ただこの表現は最近では,男性の人格を疑われたりしますので, 「奧さんすばらしい方ですね」 「いやいや,愚妻でお見せするのもお恥ずかしい」 という会話が使えませんから 「奧さんすばらしい方ですね」 「ありがとうございます。私などにはもったいない人に結婚して貰いました」 という様な表現をすることがありますね。 ただお感じのように,これも自分の自慢のように聞こえる可能性があり,どちらも使う場面と使い方には注意が必要ですね。そのため奧さんが納得している場合であれば,褒められたときに自分と奧さんは一心同体という意味合いで下げて言うのは変ではないですが,奧さんだけを下げすぎると現代では違和感があると思います。 愚夫ですが,古い言葉で一般民衆を「愚夫愚婦」と表することがあります。おそらくそこから分けて取られたのが始まりかも知れませんが,愚妻に対抗して現在は誤用?されている文字だと思います。
お礼
ありがとうございます
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