- 締切済み
ゲルマンの女性観について
「北欧 女性の社会進出」で検索するとアイスランド、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドが高い評価を得ています。調査としては以下のものがあります。 (ア)「ジェンダーギャップ指数」ランキング(世界経済フォーラム) (イ)「ガラスの天井」ランキング(英国誌「エコノミスト」) (ウ)「雇用アウトルック 2016」女性就業率ランキング(OECD(経済協力開発機構)) http://kurashigoto.me/articles/RUdZD http://jobgood.jp/global-gender-gap-report アイスランド: (ア) 1位、(イ)1位、(ウ) ? ノルウェー : (ア) 3位、(イ)2位、(ウ) 6位 スウェーデン: (ア) 4位、(イ)3位、(ウ) 6位 フィンランド: (ア) 2位、(イ)4位、(ウ) 1位 デンマーク : (ア)19位、(イ)8位、(ウ)10位 上記5ヶ国が上位にランク付けされており、フィンランドは分かりませんがヴァイキングの地域と重なっています。(https://ja.wikipedia.org/wiki/ヴァイキング) ゲルマニアでの従士制のひとつの形態として、女性が子弟を騎士として養育する役割を担っていたため養育を担った女性を「レディー」として敬う風習が(上流社会で)形成された、と聞きます。尚、これは私が高校生の時に世界史で習ったものですが出典は不明です。 とはいってもゲルマニアと指す地域は広く(https://ja.wikipedia.org/wiki/ゲルマン人)、ヴァイキングに限定されるようです。ゲルマン人の元々の原住地は「紀元前2000年紀中葉にユトランド半島、北ドイツ、スカンジナビア半島の中南部といわれる。」だそうです。どうも生粋のゲルマン人地域で占められているように思われます。 ヴァイキングというと、スコットランドの例ですが、、、 https://theculturetrip.com/europe/united-kingdom/scotland/articles/welcome-to-up-helly-aa-scotlands-annual-viking-celebration/ https://www.youtube.com/watch?v=LCDH61ht1d8 「ヴァイキング」というと海賊という印象しかないので、どうも騎士ではないような気がします。そういう中でも上記風習があったのだろうかというのが疑問です。 質問ですが、ゲルマン人の従士制度における養育係としての女性の役割はいつの時点のどの地域から形成されたかご存知であれば教えて頂けないでしょうか。 また、出典も併せて教えていただけたらと思います。昔習ったことの出典を知りたいと思っています。 ※冒頭の「女性の社会進出」は私の疑問のきっかけであり、その件についての議論はご遠慮願います。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- ithi
- ベストアンサー率20% (1973/9604)
jonathan4403 さん、こんにちは。 どう見ても、この人種は北方系ゲルマン人。つまり、ノルマン人の考え方なんですよね。でも、本家のドイツ人たちはどうでしょうか? ノルマン関係の図書一覧です。 https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E4%BA%BA
- ichikawa2017
- ベストアンサー率54% (452/836)
>質問ですが、ゲルマン人の従士制度における養育係としての女性の役割はいつの時点のどの地域から形成されたかご存知であれば教えて頂けないでしょうか。 養育係という訳ではなく成人して徒士になる男の子の単なる母親としての養育者です。 史実関係について相当に錯綜されておられますので今一度確認してみて下さい。 参考までに関係サイトと挙げあせていただきました。 レディーと言う言葉が生まれた時代と尊称や称号になった時代が異なります。 ヴァイキング=ゲルマン人ではありません。 ヴァイキングはゲルマン民族の一部の部族です。 ヴァイキングは交易の為にヨーロッッパ各地を訪れていただけです。 交易が不調に終わった際に戦闘行為に訴えていただけです。 この点は東アジアの歴史で現れる倭寇と同じです。 倭寇という行為があったから日本人は海賊だと考えるのと同じ誤解です。 >女性が子弟を騎士として養育する役割を担っていたため養育を担った女性を「レディー」として敬う風習が(上流社会で)形成された、と聞きます。 ??? 参考 本の虫: ladyの語源はパン生地をこねる人、lordの語源はパンを守る人 cpplover.blogspot.com/2013/05/ladylord.html 抜粋 lady - Wiktionary lady(女)の語源は古英語のhlǣfdīġeにまでさかのぼることができる。これは hlāf (パン) + dīġe (メイド)の組み合わせであり、dǣġe (パン生地を作る人)とも関連性がある。文字通りの意味は、「パン生地をこねる人」である。 >女性を「レディー」として敬う風習が(上流社会で)形成された、と聞きます。 現在のレディーファーストの習慣を基にした考え方のようですが元々は逆の習慣から生まれたものです。 称号となったのはイギリスが嚆矢です。 参考 レディーファーストの由来・起源と本当の意味とは? | 歴史・由来・意味の ... zatugaku1128.com/ladyfirst/ 抜粋 実は、そもそものレディーファーストの由来というものが、今考えられているものとは全く正反対のものだったのです。その一つが「女性を盾にするために生まれた」という説です。 レディーファーストは中世ヨーロッパで生まれた習慣なのですが、当時は毒殺や、突然斬り付けられるという事件が多発しておりました。 そこで、女性を食事においては毒見役に、歩いているときには盾に使ったというのがレディーファーストの起源と言われています。 >「ヴァイキング」というと海賊という印象しかないので、どうも騎士ではないような気がします。そういう中でも上記風習があったのだろうかというのが疑問です。 参考 ゲルマン人 - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/ゲルマン人 抜粋 ゲルマン人(ゲルマンじん、ドイツ語:Germanen)は、現在のドイツ北部・デンマーク・スカンディナヴィア南部地帯に居住していたインド・ヨーロッパ語族 - ゲルマン語派に属する言語を母語とする諸部族・民族 先史時代,歴史時代初めのゲルマン語を話す部族および部族連合を原始ゲルマン人、または古ゲルマン人と呼ぶ原始ゲルマン人は中世初期に再編されゲルマン民族となり、4世紀以降フン人の西進によって、ゲルマン系諸民族は大移動を開始し、ローマ領内の各地に建国して、フランク、ヴァンダル、東ゴート・西ゴート、ランゴバルドなどの新しい部族が形成された 原始ゲルマン人は現在のデンマーク人、スウェーデン人、ノルウェー人、アイスランド人、アングロ・サクソン人、オランダ人、ドイツ人などの祖先となった アングロ・サクソン人になったゲルマン人系部族にはアングル人、サクソン人、ジュート人、フリース人がいた 古ゲルマン社会 - 世界の歴史まっぷ www.sekainorekisi.com/world-history/古ゲルマン社会/ 抜粋 ゲルマン人の経済生活は、主として牧畜と狩猟により成り立っていたと考えられる。 大麦・燕麦えんばくなどの穀物やエンドウ・カブラなどの野菜も作られていたが、栽培方法はかなり粗放的で、農業があくまで副次的なものにとどまっていたことを示している。 牧畜を主としつつも、定着して小集落を形成していたゲルマン人は、全体として約50の部族集団(キヴィタス)に分かれていた。 このキヴィタスは今日のような明確な領地をもつ国家ではなく、一種の戦士団であった。 その社会にはすでに貴族・平民(自由民)・奴隷の身分別階層があり、各キヴィタスは貴族の中から選出された一人の王または数人の首長をいただいていた。 最高機関としての民会は、貴族と平民の成人男性全員、つまり戦士団により構成され、政治・軍事・裁判などに関わる決定をおこなった。議決は全会一致を建前としたが、実質的には貴族主導の決定がなされた。また、有力貴族は貴族・平民の子弟からなる従士を私兵として多数かかえていた。 注)従士制は自由民が有力者から保護してもらう代わりに、従士として忠誠を尽くすという制度です。 ヴァイキング - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/ヴァイキング 抜粋 ヴァイキング(英: Viking、典: Vikingar、独: Wikinger)とは、ヴァイキング時代(Viking Age、800年 - 1050年)と呼ばれる約250年間に西ヨーロッパ沿海部を侵略したスカンディナヴィア、バルト海沿岸地域の武装船団(海賊)を指す言葉。 後の研究の進展により「その時代にスカンディナヴィア半島、バルト海沿岸に住んでいた人々全体」を指す言葉に変容した。そういった観点からは、ノルマン人とも呼ばれる。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「ゲルマニアでの従士制のひとつの形態として・・・」のくだりはヴァイキングの話ではなく、ローマ対ゲルマニアの時点での話なので「ゲルマニア」としています。 「とはいってもゲルマニアと指す地域は広く・・・」のくだりは、、、 「(従士制の話は5カ国に重ねられるのではないだろうか。)とはいってもゲルマニアと指す地域は広く、(5カ国の話は)ヴァイキングに限定されるようです。(しかし)ゲルマン人の元々の原住地・・・。(というゲルマン人の原住地の話からすれば)どうも(上記上位グループは)生粋のゲルマン人地域で占められているように思われます。(ゆえに、重ねられるのではないだろうか。) 改めて読むと、かなりの省略でした。この場を借りて訂正致します。
補足
ご回答ありがとうございます。 1.男の子の単なる母親か? >注)従士制は自由民が有力者から保護してもらう代わりに、従士として忠誠を尽くすという制度です。 その中身を伺っている次第です。 その有力者に属する女性にわざわざ他家(上記の自由民)の子弟を預けて貴族と起居を共にし養育されるので単なる母親代わりではない、ということです。 「いわば晴れて貴族の仲間入りを果たし、その晴れがましい貴族の生活の指南・薫陶を授けるのが女性だった」というのが教わった言葉からの私の認識です。 2.ヴァイキング=ゲルマン人ではない ヴァイキング=ゲルマン人ではない、という指摘はあるかなぁとは思っていました。ですが、あなたの再引用したWikipediaの項目「ゲルマン人」ではバルト海周辺種族が後の分布になったとありますね。 前4~3世紀から原始ゲルマン族がバルト海からケルト人を圧して東~中欧に移住。紀元前後ライン右岸に十数のキヴィタス(部族)および部族国家を形成。 こういう経緯の中で原始ゲルマン人とはどういうものか、という問いです。 従士制の話はローマとの第一次ゲルマン戦争頃に出てきましたから。 4.ヴァイキングは海賊 ステレオタイプの記述にしたのは否めませんねぇ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ドイツ :(ア)13位、(イ)17位、(ウ) 6位 オランダ :(ア)16位、(イ)22位、(ウ) 4位 ポーランド:(ア)38位、(イ) 6位、(ウ)30位 ※(ウ)は2012年の値 ポーランドはどうか分かりませんが、ドイツ・オランダもやはり上位にはあるようです。 やはり北欧の図書にあたらないとダメですか。お勧めなのはどちらの書籍でしょうか。 試しにタキトゥス『ゲルマーニア』を読みましたが、従士制は「扈従」として表現するのみでした。18章 婚嫁 では新郎が新婦に牛馬、槍と剣、盾を贈るとあり。どんな意味があったのかは分かりませんが。