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創作力、知的活動は男性の方が得意なのでしょうか?
純粋な疑問です。 怒らないで聞いて下さい。 世界中で、文学、科学、政治、経済、建築、料理、音楽、等、あらゆる分野で歴史に名前を残しているのが男性が圧倒的に多い理由は何ですか? 過去において、男性が優遇されていたというならその理由を教えてください。 また、現在は男女同権の時代ですが、現代においても、男性が圧倒的に勝っている理由を教えてください。
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私は歴史には詳しくないのですが、実感としてはもう「女性」であることそのものが、偉業を達成するのに不利なことばかりだと思います。 ひとつは、1ヶ月ごとの体調のサイクル。 要は生理です。 その間何もできないわけではありませんし、ある程度普通にしていることも可能ではありますが、それでもいつもと違う状態に何日もなるわけで、一生のうち男性に比べたらどれだけ時間のロスをしているか考えたら、ある程度差がつくのは当たり前です。 もうひとつは出産と子育てです。 男女同権とは言っても、男性が出産をするのは不可能であり、ということはやはり女性がある程度の期間を出産のみに費やす必要があります。 産後も、母乳はやはり母親からしか出ませんから、育児のある程度を母親が負担するのは当然ということになります。 それと女性は出産によってホルモンバランスが変化しますので、妊娠前と同じメンタルでいられない場合もあります。 鬱であったり、目標の変化であったり、そういうことが起きる女性は少なくありません。 一方男性は病気以外での体調の変化はほとんどないでしょうし、出産をしませんからそこに費やす時間もありません。 まあ、妻が出産するとなればそれなりに心配だったり用事も増えますが、それだけのことです。 要は、物事に費やせる時間が、男性のほうが圧倒的に多いんですよ。 色々補助のある現代ですらこれだけ差があるのですから、昔はもっと「女性は何もできない」感が強かったでしょうね。 歴史ドラマなどで「旅をしている女性」が描かれることがありますが、生理の時どうしてたんだろうと心の底から思います。 ただしここに「女性ならではの視点や立場で成し得る偉業」などの観点が入ってくるとまた話は違ってきますが…そこは別として考えました。
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- ichikawa2017
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No.2です わざわざお礼を記入頂きありがとうございます。 お礼に追加の御質問がありましたので説明させて頂きます。 >陶芸家、版画、絵画、油絵、彫刻、など美術分野でも名前を残してるのはほとんど男性ですよね? 結果的にそうなっているだけです。 「名前を残す」というのは社会に名を残すことです。 この社会なるものが男性が作り上げたたものです。 作り上げて行く過程で女性の参加を積極的に考慮していませんでした。 歴史的に陶芸、版画、絵画、油絵、彫刻などの作品は珍重賞賛されていても作者が特定されるものが極めて少ないことに注意して下さい。 ミロのビーナスは有名ですが誰が作ったのかは分かりません。 音楽でも作詞作曲者不詳というものが沢山あります。 フランスの国歌も作詞作曲家については諸説があり確定していません。 日本の仏像なども多くはその作品の作風や歴史的な周辺状況からこの人物の作品と断定しても間違いではないだろうと認められているだけです。 絵画なども同じです。この結果教科書などに掲載されている人物画も最近の調査で描かれている人物そのものが違うというものが多数でて来ています。 名前が残っているのは多くの場合は、既に作品が作られた当時の社会でその存在が認められていた人です。 男性が作った社会というシステムの構成員である男性であったケースが大半だということです。 逆に言えば構成員として認められるチャンスが少なかった女性が名前を残すのが非常に難しかったということです。 >ならこの差はどこからくるのでしょうか? 名前が伝えられていないから才能が劣っているとは言えません。 八代亜紀という女性歌手がいますが、彼女は父親の才能を受け継いでいて趣味で絵を描いています。 彼女はこの趣味で描いた絵で、フランスの芸術家の協会であるル・サロン・フランス芸術家協会の名誉会長賞を受賞しています。 国内でも政経文化画人展で内閣総理大臣賞を受賞しています。 男性でもこの両賞をもらった人はいません。 >現代において、三ツ星レストランのシェフ、女性が好きそうなお菓子を作るパティシエ、和菓子職人に至るまで一流どころは男性ですよね? ご指摘の業種でプロに男性が多いのは事実です。 日本ではお寿司など鮮魚を取り扱う職場では女性が使う化粧品の臭いが移るといって嫌われています。 (そうは言っても、テイクアウトのお寿司チエーン店で働いているのは女性が中心です) 武器としても使われる刃物が使われることも関係があるのではないかと思いますが詳しくは知りません。 西洋料理でナイフやホークが使われるようになったのは歴史的には近年です。 中世には肉を手掴みにして各人が持っていたナイフで切っていました。 >ノーベル賞を取る科学者、これらも男性ばかりです。 ばかりではありません。 過去各部門で合計17人受賞しています。 最近は女性への学問教育の必要性を訴えているマララ・ユスフザイがノーベル平和賞を受賞しています。 キューリー婦人が生きていれば受賞したでしょう。 >これらは知的活動について、男性が圧倒的に勝ってるからではないのでしょうか? 米軍が日本の占領政策を決める際に使われた「菊と刀」は戦時中情報部にいたベネ・ドックスの論文を一般向けに編集したものです。 ベネ・ドックスは女性人文学研究者です。 日本の大学が未だに男性主体だからと言って女性が知的活動で劣っているとは断言できません。 何かあれば補足質問をお願いします。
お礼
再度の回答ありがとうございました。
#1です。お礼コメントありがとうございました。 そうですね、これからは女性の活躍ももっと目立ってくると思います。 ただ、総合的に見た時に「偉業を残した人物の頭数」だけ見ると、男性の数を女性が上回ることはないと思います。 理由は前の回答に書いた通りですが、例え出産しなくても働き盛りに時間のロスが多くあります。 同程度の能力を持った男女を同じ人数集めたとして、体調がより安定する可能性があるのはどちらかを考えれば明白です。 ちなみに、幼児期~小学校低学年までは女児のほうが男児よりも発達が早く、学校の勉強の成績も比較的良いですよね。 でも、初潮が始まるくらいの年齢から徐々に学年のトップクラスは男子で占められるようになっていきます。 女子のトップも存在するだろう、ということではなく、集団の割合がそういう分布になるんですよね。 さらにその中から出産などで抜けていく女性もいるわけで、どう考えても数では男性に勝てません。 でも、その点を考えれば女性がこれだけ活躍しているというのは「男女の能力には基本的に大きな差はない」ということの証明でもあります。 時間のロスがあっても男性に勝てる女性がたくさんいるわけですから、むしろ潜在能力は高いのかもしれませんよ。 あと、シェフを体力を必要としない仕事に挙げておられますが… すみません、そこは質問者さんは勘違いしています。 シェフはものすごい肉体労働ですよ。 女性でシェフやってる人は本当にすごいと思います。
お礼
再度の回答ありがとうございました。
回答1の方も仰っていますが、一番大きいのは育児に費やす時間でしょう。 直接的に育児に従事する時間だけの話ではなく、 わが子にハンデが残らない為の怪我、事故、疾病、栄養、教育など様々な知識を それこそおままごとをする年頃から関心を持ち知識を蓄積し続けて活かします。 そうした知識の蓄積が無い男性が突然育児をすると、 幼児に対する衛生意識の低さから幼児を疾病~致死させたり、 男性的集中力を発揮してしまっている間に子供が事故死、溺死したり、 子供の将来(5年、10年、20年後)に対する用心深さや情報収集、真剣さが足りず 周囲の子供よりあまり結婚されたがらない様な人に育ちやすくなりかねません。 当たり前と思われている育児に関する膨大な知識の蓄積と従事があってこそ、 優秀な男性が成長~出現する事ができているでしょう。 次に、自然界で強い雄の子を産まないとわが子が淘汰されやすくなる様に、 弱肉強食の経済に対して強い雄の子を産まないと子の成長にハンデが生じます。 より優秀な雄が子の父親として多くの雌に求められより確実に子孫を残し、 そうでない者が多くあぶれつつ淘汰されて行く事を繰り返すと、 自然に優秀な雄が生まれやすい遺伝子が残って行くでしょう。 また、子の母親が多忙過ぎると愛情飢餓や情緒不安定が生じやすくなり、 学業や仕事への集中力低下、対人関係の不安定化や反社会性化が起こりやすく、 正常な異性には好まれず病的な似た者に好まれ、 世代を介して急激な泥沼化を招く事が世界各地で散見されています。 男性的社会活動に没頭し過ぎる女性の子孫が残り難い可能性は 晩婚、生理不順による不妊、夫婦時間の低下~離婚増~母子家庭~貧困化など 色々な指摘がされていたりします。 仰る様な男性の従事しやすい/している分野と女性を比較し勝ると見るなら 女性が従事しやすい/している分野と男性を比較し勝るかも見るべきでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 >男性的社会活動に没頭し過ぎる女性の子孫が残り難い これは新たな視点ですね。面白いです。ありがとうございます。 >男性の従事しやすい/している分野と女性を比較し勝ると見るなら >女性が従事しやすい/している分野と男性を比較し勝るかも見るべきでしょう。 具体的にお願いします。 男性が従事しやすいとかしているとかじゃなくて、じゃあ、ありとあらゆる分野で、なぜ、男性が従事しているのか? 体力的なハンデがある分野はともかく、じゃあ、なんで芸術や音楽の分野でも男性が多いのか? 料理はどうですか?一流シェフはほとんど男性ですよね? その辺を聞きたかったのです。 でも、育児が理由とのお答えでしたので、納得しました。 ありがとうございます。
- eroero4649
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女性には出産、子育てという「創作・知的活動」がありますからね。こっちにどうしても多くのエネルギーを奪われます。特にヒトというのは多産系に入ります。昔の人だと6人兄弟、7人兄弟なんてのは当たり前にありましたよね。いま1人2人子育てするのだって大変なのに、掃除機も洗濯機も冷蔵庫もない時代に6人も7人も育てろっていわれたらどれだけ時間とエネルギーをとられるか想像するのは簡単でございましょ? そして質問者さんもおそらくそうだったと思いますが、乳幼児というのは母親なしには生きていけません。2~3歳のときに泣いたらだいたいは「ママ~」でしょ? 男はそういう負担からは解放されていますので、なんというか、そういう「無駄」なことをやる暇があるのです。 考えてみれば、学問というのは偉大なる無駄ですよね。それによって生活のレベルが向上して人類の繁栄に繋がったというのはあるかもしれません。しかし、学問と科学の発達が人類の生活や健康に直接の好影響を与えるようになったのはせいぜいここ200年までの話です。例えばメンデル先生が遺伝の法則を発見したとき、その当時の科学のレベルで「ほーん。で、それが何の役に立つの?」となったら何の役にも立たなかったのです。 男性が書斎にこもって何の役にも立たない研究活動をしていた横では、奥さんが「あたしゃそんなことやってる暇がないのよ」と子育てを一生懸命していたのです。 >文学、科学、政治、経済、建築、料理、音楽、等 確かにそういった分野において優れた功績を残したのは男性がほとんどだと思います。けれども質問者さん、上記のうちで何か優れた才能をお持ちでらっしゃいますか。たぶんどの分野もそれほど優れた才能は持っていないと思います。だったら「君の存在そのものが人類全体の何かに役に立っているのか」と聞かれてしまうとたぶん何の役にも立っていません。それはきっと私もそうです。 そう。いくら「男性が優れている」と定義したところでその優れているのは男性全体ではなく、「ごく一部の優秀な男性限定」なのです。生まれつきや病気などで出産できない人を除けば全ての女性は母親になることができることに比べるとね。 そのいい代表が競走馬でしょうね。種馬となって次世代を残すことができる馬は優秀な成績を残した超エリートだけです。一方の牝馬は生涯未勝利だったりそれこそ競走馬としてデビューさえしなくても血統が良ければ繫殖牝馬として大切に残されます。 ディープインパクトやキングカメハメハが優れているからといって、牡馬全体が優れていることの理由とはなりません。だから優れているのは「男性のごく一部」なのです。 実際に、男性というのは非常に当たり外れが大きいのです。世界中どこの学校でも、一番優秀な生徒と一番ビリの生徒は男性です。とんでもないスポーツの天才と、ありえない運動音痴もだいたい双方とも男性です。一方の女性は優秀の上限もバカの下限もある程度の範囲にほとんど収まります。「不世出の大天才」というのもいない代わりに救いどころがないバカもいないのです。アインシュタインは物理の天才ですが、それ以外は何もできない社会不適合者です。母親がこんな偏った才能の持ち主だと困るじゃないですか。 だからなんというか、男性というのは消耗品なのです。優秀ではない男性はどんどん淘汰されて、ごく一部の優秀な男性だけが子孫を残せば人類は優秀な遺伝子を次世代に紡ぐことができるのです。 質問者さんが民族のリーダーとなってどこかの民族を征服したと想像してください。敵の民族、どうしますか。男を残して女を全員殺すか、女を残して男を全員殺すかどちらにするかってなったらそりゃ女を残すじゃないですか。女はその存在そのものに価値があるのです。ブスだってババアだって身の回りの世話をする係として生き残らせる意味があるでしょ。ジジイは役に立たないから殺すでしょ・笑?
お礼
回答ありがとうございます。 ご不快にさせたようで申し訳ありません。 これは最初に書いた通り、純粋な疑問です。 気に入らないならスルーしてくださって結構です。 >男性というのは非常に当たり外れが大きいのです。世界中どこの学校で >も、一番優秀な生徒と一番ビリの生徒は男性です。 これは初めて聞きましたね?なにか情報源がおありですか? それともあなたの主観でしょうか? >ごく一部の優秀な男性だけが子孫を残せば人類は優秀な遺伝子を次世代に>紡ぐことができるのです。 女性の遺伝子も重要だと思います。 個人がどうではなく、単純に数の問題です。 ちなみに私が多民族を征服したとしたら、双方が暮らせる国作りを考えます。 奇麗ごとってわけじゃなくて、虐げたら恨まれるでしょ。 民族融和をはかります。 なんで殺さなくちゃいけないのかよくわかりませんし、女性のみを残す理由もわかりません。 女性には身の回りの世話する係としての価値しかないような書きようですが、男女ともに価値があると思います。
- hue2011
- ベストアンサー率38% (2801/7250)
創作力、知的活動は男性の方が得意、なんていうことはありません。 女性でも数えきれないくらい創作力や分析力がある人はいます。 たとえばヴァージニア・ウルフなんていう人はそれに当たります。 一番有名な作品では、この視点でものを見たかという驚きでアッと言っているうちに、視点が次々に変わり、そのうちに、あれ、この思想は別の人が考え付いたものじゃなかったっけ、というものが別の人物の視点で語られ、要するに人々の意識というものが地下ではひとつの根っこというか流れに繋がっていて、個々の人間というのは全体の細胞の一部に過ぎず、片方の細胞が痛い思いをすると別の細胞がショックを受けるというような、いままで誰も考えたことがない意識の連携伝染を自在に描きました。別の人のやったことを、全然違う人間が悔やむなんていうことを自然に書いています。 この作品驚くようなみずみずしい文体なんですが、日本語の翻訳者たちの能力が不足していて、まともな翻訳で読めないのが残念です。作品名は「マダム・ダロウェイ」です。 これに非常に似ている女性作家は、樋口一葉です。たけくらべが一体どのくらいの視点数から書かれているかはわざわざ言いません。 このようなものは、男性作家にはなかなかかけません。というか男性作家が描くと、丁寧につくったピースを組み立てていくような感じになり、整合性が取れすぎてしまうのです。視点はそんなに多数は作れません。 夏目漱石が、かなり複数の視点を同居させてつくりましたし、ミシェル・ビュトールというのもその辺はかなり巧みでしたけど、やっぱり「理に落ちてしまう」んですね。どれかの視点に固定して読み直すと、読めてしまうのです。 ビュトールで思い出すのはナタリー・サロートで、この人も非常に複数の視点を共存させたうえその間に共鳴を起こさせる名手で、「あのかれらの声が」などは傑作なのに、第三者にその内容を説明するのがほとんど不可能。 女性がこういう知的特性を持つのは、自分が自分でないものを産み出し、それを育てるという本能を持つからです。自分でないものが別の思想で行動することを許容しないと、家族はなりたたない。 男性というのは、従来、外で狩をしたり漁をしたりして持ってくるという社会的な伝統がありましたので、どうしても外で他の人間と交渉したり折りあったりする技術が必要になります。このときは、自分の立場というのを明瞭にして付き合わないと、意味不明の愚痴になってしまいます。 だから、「まとめる」「説明する」という能力には、狩猟をする以上長けてくるわけです。それが小説を書く時にも手法となってあらわれてしまうわけです。 外に出て稼ぐのが男だという文化が東西にあったのは、女性が巣のなかで子供をつくり育てるということをする必要があったからです。 男は、どうすれば獲物を確実にたくさん得られるかの工夫が必要ですから、視点はやっぱり限定された狭いもので考えることに得意になります。 女性は、自分の子も夫も制御しなければなりませんから、どうしても複数視点という考え方に優れていくわけです。 男の作った文化のなかで女性が活躍しようと考えると、どうしても視野狭窄のやりかたでないと相手にされないので、その価値観の中では女性の活躍は少なめになるのです。 だから、見方によって、男性優位の価値観で整理したら女性は活躍していませんが、女性の見方でみたら男なんてたいした活躍なんかしていませんよ。 みんなが死なない社会、というのは女性的な見方の最大のものです。そういう方向で見てごらんなさい、必ずその価値観のトップにいるひとは女性です。
お礼
回答ありがとうございます。 女性にも優れた人がいるのは知ってます。 ただ、全体で見た場合、数は圧倒的に男性の方が多いですよねって話です。 個々人の作風とかは問題にしてないです。 普遍的な価値観ということであれば、ノーベル賞受賞者の数でもいいです。 男性が圧倒的ですよね? 登録されている特許の数でもいいです。 男性が圧倒的ですよね? なんなら世界の偉人とかでもいいです。 男性が圧倒的ですよね? 数の問題を話してます。 陶芸、版画、絵画、油絵、彫刻、音楽家、作曲家、小説家、 レストランの料理長、パティシエ、和菓子職人に至るまで、男性が圧倒的です。 >みんなが死なない社会、というのは女性的な見方の最大のものです。そう>いう方向で見てごらんなさい、必ずその価値観のトップにいるひとは女性です。 宗教ということでいいでしょうか? でも宗教家も男性が圧倒的だと思うのですが。 歴代ローマ法王や、日本で言えば親鸞、日蓮、蓮如、空海、最澄、等々。 もちろんマザーテレサなど女性の宗教家がいるのは知っています。 それでも男性の方が圧倒的に多いと思うのですが・・・
- ichikawa2017
- ベストアンサー率54% (452/836)
>歴史に名前を残しているのが男性が圧倒的に多い理由は何ですか? >過去において、男性が優遇されていたというならその理由を教えてください。 筋力を主体とする身体能力の差が生み出した結果かと思います。 人が暮らして行く際の集団を大まかに分けて社会と家庭とした場合、筋力を補完する機械が発達する以前は社会(肉親外の人間どうしで構成される集団)で生き残って行くには身体能力が重要なファクターでした。 考古学的な知見からも狩猟採集の時代には、漁労を含む狩猟は筋力に勝る男性が担い採集は女性が担っていたと考えられています。 制作に筋力を左程必用とされない縄文土器や弥生式土器などの土器も主として女性が行っていたと考えられています。 現在でも東南アジアの地方へ行くと日常的に使う小型の土器を女性が作っています。 縄文時代まで遡らなくても織物は女性の仕事でした。 このような点から考えましても先天的な能力として女性の創作力が男性よりも劣っているとは言えません。 一方狩猟に使われる石鏃などの石器は固い石を割る必要があることから筋力の強い男性が担っていたと考えられています。 農耕の時代が終わり植物の栽培つまり農耕が始まると固い土を耕すのに筋力が必要です。 大型の動物を集団で扱う放牧も筋力に勝る男性の方が向いています。 ラクダなどを伴い長距離を集団で移動する隊商も身体能力に勝る男性の方が向いています。 このように肉親以外の人間の集団活動が盛んになるにつれて社会制度が発達していきます。 つまり、社会制度というものが男性主体の制度として発達して行ったと考えられます。 女王卑弥呼など女性が集団のトップになるのは社会制度が整った後です。 集団同士の衝突で過激なのが戦争です。 戦争の痕跡は狩猟採集の縄文時代にはほとんど無く農耕が主体となった弥生時代に入ると急激に増えてきます。 弥生時代の集落の遺跡の周辺に外敵を防ぐ防塁や溝(堀)の痕跡が現れます。 第一次世界大戦前後までの戦争は白兵戦が主体でした。 白兵戦では身体能力の優劣が勝敗を左右します。 人口が増えて集団どうしの衝突が頻繁に起きるようになると社会制度も常時戦争を念頭に置いたものとなります。 戦争に寄与することが少ない女性はこの制度から除外されていきます。 女性の日常生活は家庭が主体となっていきます。 歴史と呼ばれるものは社会の変遷の記録ですので、社会という制度が男性主体であることから結果として男性の名前が残るようになります。 >現代においても、男性が圧倒的に勝っている理由を教えてください。 社会制度が男性主体のままなためです。 いうなれば歴史の残渣です。 兵器が発達して筋力を必要とするものが激減したことからアメリカの陸軍でも女性兵士を戦線に配備するようになりました。 これは女性兵士側が申し入れて実現させたものです。 日本の自衛隊では陸上自衛隊では実現していませんが海上自衛隊や航空自衛隊では戦闘に巻き込まれる可能性が高い艦隊などの士官に既に着任しています。 最近女性参画がやかましく言われるようになって来ていますが、人数合わせだけのために能力に関わらず女性であるということだけで着任させるのは女性に対して失礼だという意見もあります。
お礼
詳しく回答ありがとうございます。 土器や織物は女性の仕事だったんですね。 でも陶芸家、版画、絵画、油絵、彫刻、など美術分野でも名前を残してるのはほとんど男性ですよね? >先天的な能力として女性の創作力が男性よりも劣っているとは言えません。 ならこの差はどこからくるのでしょうか? あと >>現代においても、男性が圧倒的に勝っている理由を教えてください。 >社会制度が男性主体のままなためです。 >いうなれば歴史の残渣です。 ここがよくわかりません。 現代において、三ツ星レストランのシェフ、女性が好きそうなお菓子を作るパティシエ、和菓子職人に至るまで一流どころは男性ですよね? ピアノやバイオリン奏者、作曲家、小説家、 ノーベル賞を取る科学者、これらも男性ばかりです。 男性社会だとなぜ、これらも男性ばかりになるのですか? 男性社会だろうが、それぞれの分野で1番になるのは女性でも可能なはずじゃないですか? 同じ教育を受けてるんだから。 これらは知的活動について、男性が圧倒的に勝ってるからではないのでしょうか? 他に理由があるとすれば、なんでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、生理や子育て、出産が枷になっているということですね。 納得しました。 先進国では結婚率や出生率が低下してますが、 生理はともかくとして、出産に費やす労力がなくなる分、 今後は女性の知的活動の場での活躍も増えていくんでしょうかね。