1)できるわけがありません。
有休を使って何をするかというのは個人的なことであり、個人の行動をとやかくいう権限は会社にはあり得ませんから。
最近の話題で「ドラクエをクリアするため」という理由の有給休暇を認めたという噂があったばかりですが、何をしようとも休暇は休暇です。1日寝ているとしてもそれをとやかく言うべきもんではありません。
2)めったにありません。
そういうことがあるのは、経営者なり役員のレベルのことが多いですから、そもそも有給休暇だというレベルの人間ではありません。
では、従業員はないのか、というと、それに準じるという場合はあります。
仮に会社で何かのイベントを企画しているとします。
そのイベントが社運を賭けるものだとすれば事業の正常な運営を妨げる場合、に準じます。
それを実現するために、業務を熟知しているものが10人は必要である場合、9人は確保でき、あと1人を事前に想定して交渉合意していたのに有給休暇を申し出た場合、もしその理由が、調整できそうにみえるものであれば、交渉するわけです。時季変更権などといって命令するのではなく、交渉です。
もしその有給休暇がその社員の父親の告別式だとかそういう場合に命令などをしたら明らかなパワハラになります。だから交渉の余地はないことになります。
時季変更権というのは、想像がつかない、最後の最終的な何かの非常時のために用意している言葉であって、従業員にたいしこれを行使したらいかがなものだろうかという話になります。