現代のエログロナンセンスと安保環境の悪化

質問

エログロナンセンスは関東大震災や恐慌で荒んだ時代で満州事変に始まる戦争の直前に流行った文化だったはずです。
僕は現在も再びエログロナンセンス的な風潮が広まっていると思います。自分自身も共感する面があります。
それは少子高齢化、国力低下、安全保障環境の悪化、格差社会というマイナスの要因ばかりでこの国に明るいことがないことをみんなが知っているからだと思います。特に安全保障環境の悪化は気がかりで戦争や安全保障論の是非は別として、「今は戦争に向かっていった戦前の嫌な傾向の再来だ」と言っている戦争経験者の左派文化人の見解が正しいように思えて怖いです。どう思いますか？

回答No.6

staratras

昭和初期の「エログロナンセンス」文化といわれているものを、直接同時代に体験したのは回答者の祖父母の世代（明治生まれ）より上なので、現在はほとんどいません。

当時の雑誌などを見ると「その当時としてはエロ」だったかもしれませんが、ヘアヌードが普通の週刊誌にも掲載され、インターネット上では事実上やりたい放題の現代人の感覚では「かわいい」ものです。当時は雑誌などの出版物のほか映画・レコード・放送などすべてに「検閲」があって規制が厳しかったからです。

わかり易い例を挙げれば、日本の映画に初めてキスシーンが登場したのは戦後になってからです。

しかし21世紀の今、普通の映画に若い男女の俳優のキスシーンが登場しても別に大騒ぎにならないからといって、現代が昭和初期以上の「エログロナンセンス」文化の時代とは言えません。若者の恋愛をごく自然に肯定的に考えるようになっただけだというのが実態でしょう。またこれは万葉時代以来の日本の文化の伝統でもあります。歴史的に日本人はこうしたことについて強い規制を好まないのです。

もちろん現在でもアンダーグラウンドの文化には、昭和初期の「エログロナンセンス」を連想させるものがあるかもしれません。ただ時代背景が全く異なります。昭和初期にはご指摘のように満州事変から始まる戦争の流れがありました。

さまざまな問題はあるにせよ、現在の日本は海外で武力行使をしているわけではありません。時代の閉塞感は高度成長期やバブル時代より強まっているでしょうが、昭和初年のように「大学は出たけれど」全く就職先がない不況でもありません。「バラ色の未来」が広がっているわけではないが、「お先真っ暗」でもない、中途半端な薄日が差している時代に生きているのだと思います。

ただし、日本が将来もずっと戦争をすることがないなどという保証は誰にもできません。戦前を知る年配者が「嫌な傾向」を感じるようになっているとすれば、それはそれなりに注意を払うべきことでしょう。暑さを感じ難くなった高齢者が熱中症で突然倒れることがあるように、危機感を持たなくなった国民には危険が待ち受けているかもしれないからです。

回答No.5

hekiyu

昭和３０年代では、天皇をちゃかすような
テレビ番組も放映されていました。

知恵遅れをバカにするようなモノも沢山
あったし、現在は随分と紳士的になっていると
思います。

御指摘の風潮は、欧米化の一環じゃないですか。

回答No.4

eroero4649

んー。皆さん見解がバラバラで興味深いですが、私はエログロナンセンスという戦後すぐというイメージです。
戦争の抑圧が解放されて、国も混乱して規制なども行き届かなくなったので、戦後すぐにエログロブームが起きたんですね。当時3合飲むと死んでしまうともいわれるような粗悪な酒のことをカストリと呼んだそうですが、それと同じで3号で潰れるような粗悪なエログロ本のことをカストリ雑誌と呼んで、これがもう雨後の筍という表現がピッタリなほどに乱立したのです。

昭和の時代の活気あるエロ時代を知る世代にとっては、最近のエロ事情なんて大人しいったらありゃしないですよ。今の若い子、うんこぶしゃーみたいな趣味の悪いエロなんて見ないでしょ？
昭和から平成初期の頃の深夜エロ番組のくだらなさと比べたら、今のアベマTVのエロ番組なんて可愛いものです。

回答No.3

DCI4

少子高齢化、国力低下、安全保障環境の悪化、格差社会というマイナスの要因?

★回答　政府　マスゴミ　に踊らされる　馬鹿がそのように　思うだけである！

＜説明回答＞
国力は　経済成長　資金規模　科学力　である

日本の人口減少 と
経済成長　技術進歩　人間の進化　　儲け　　などを
関連させる考えはまちがいである

両者に　相関はないのだ

回答済みサンプルこれ↓答え

日本の人口減少の何が悪いのかさっぱりわかりません
https://okwave.jp/qa/q9073768.html
人口飽和状態より少ない人口の方が賃金あがるのでは？
https://okwave.jp/qa/q8527203.html

／／／／／／／おしまい／／／／／／／／／／／／／／

左派文化人の見解が正しい?

★回答　間違い　仕組みがわかってない

金　予算　資金　科学力のある奴が最後に勝つだけ
これが現実　よって　間違い
勝つグループが正しかったとなるだけ

左　右　は関係なし　

文系の　思想討論で　TVなんかで　食ってる奴が　さわぐだけ
ようするに　自己主張のみで　食ってるやつには　自分が正しいと言う仕組みだ
これらは　人々を誘導するために　ぶつぶつ　言うのが現実である
もちろん自分への利益誘導がもっとも多いだけ

／／／／／／／おしまい／／／／／／／／／／／／／／

回答No.2

SPROCKETER

エログロナンセンスだったら、６０～７０年代が全盛期で、安保闘争や学生運動が激しかった頃に流行っていたもので、それ以降は規制強化が進んで衰退して行ったように思います。今がエログロナンセンスなのはインターネットだけで、マスコミに関して言えば、出版離れ、テレビ離れが進んで、そういう風潮を起こす余力も無い状況ではないでしょうか。

　エログロナンセンスを知らないのでしょうが、たとえば、真昼間にポルノ番組を放送したり、恐怖映画やグロテスクの極みのような番組を放送したり、政治風刺や権力批判がわかるドギツイ娯楽番組が氾濫していた時代でした。赤軍派の爆弾テロが荒れ狂うなど、今とはまるで違う時代でした。

　むしろ、時代的にはイスラム国のテロ攻撃で苦しんでいる英国やEUに似ていた時代でした。政情不安に陥らずにすんなり戦争が起こせるわけではありません。首都圏で毒ガステロや爆弾テロが荒れ狂って、政府が持たない、体制が崩壊するという強迫観念に陥るぐらい追い詰められないと、戦争なんて起こりません。

　福島第一原発事故が起こった頃が最も危険だった時期で、あれが第三国によるテロ攻撃だったら、戦争が起こっていたかもしれませんが、そういう事件を起こす国は不思議なくらい無いようです。戦争は起こらないでしょうね。

回答No.1

vietdistortion

97evil さま

最近、歳をとったせいか、新しいものは摂取せず、昔読んだ本や作品を周回することが多くなりました。

エログロナンセンスの風潮に関しては、９０年代の方がずっと強かったと思います。現在、振り返るとおかしな時代だったとも言えますが。インターネットがそれほど普及していなかった頃は、皆でこぞって盤や紙を消費したため経済循環がよく、現在よりもパワーのあるエログロナンセンスでしたね。

質問者様は、坂口安吾的なデカダンの空気を現代から読み取っているのだと思いますが、太平洋戦争直前の日本は天然資源に恵まれない貧しいアジアの一国でした。安倍政権下における軍事力強化のモチベーションと戦前のそれは大きく異なるため、私には左派の意見が時に「歴史を無視した感情論」にしか見えない時があります。

現在の日本人が感じる不安の多くはグローバル化によるものです。色々と思うことがあり、私自身も現在は日本の外に身を置いています。

もし、質問者様がお若い方でしたら、人生一度、日本の外で過ごされることをお勧めします。日本に跋扈する不安やデカダンの正体が分かるかもしれませんよ。