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TOEFLのwriting topicsの中で、気になるトピック
- 自営業と会社員、どちらを選ぶかを考えるTOEFLのwriting topicsの中には、意味がわかりにくい文章もあります。
- 電話やメールによって人々のコミュニケーションが少し非個人的になったという意味がわからないトピックもあります。
- 教師は生徒の学習量に応じて給料をもらうべきかというトピックがありますが、これは出来高払いのようなものなのでしょうか?
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最初にお断りしておきますが、「レベルの低い」とか「高い」質問という懸念は無意味です。「良い質問」か「悪い質問か」だけの問題です。「良い質問」というのは、質問者が真剣に疑問を感じて発したもの以外の何物でもありません。あなたの質問を見る限り、3つとも「良い質問」だと感じましたので、お答えしてみようと思いました。 まずは(3)から。 あたなとお考えの通りです。”learn” が少し問題かもしれませんが、これは「勉強する」ではなく「身につける」の意味合いが強い単語ですから、別の訳例をあげれば、「教師の給料は、学生がどれだけ知識(見識)を身につけたかによって査定されるべきである」ということです。おっしゃるとおり「出来高払い」をさしていますね。ただし、これは非常に難しい。現実のところ、学生がどれだけの知識を身につけたか分かるのは数十年先になるのですが、そういう現実を知らず、「あの教師の教え方は悪い! 進学率アップにつながっていないのに、ほかの先生と給料が一緒だ」というよくある不満からこうした意見が出てきますね。しかし、生徒の評判とか、予備校であれば受講生の出席率とかで、その先生の教え方の優劣を判断するというのは、近視眼的で危険だと個人的には思っています。わたし、高校卒後30年近くたっていますが、在校時代はロクでもない先生だと思っていた人の英語学習に対する言葉が、さいきんになって胸に染み入るという経験をしています。 (2)”less personal” の意味が分からない理由は、”less”と”personal”がそれぞれ日本人には problematic な単語だからです。まず、”less” に関してのコメントですが、この単語が出てきたら、まっさきに「否定語だ!」と判断してください。多くの場合、頭の中で “not” に置き換えてやるとすっきり理解できるものです。二つだけ例を挙げます。 1 She was less prepared than he was. →かのじょは準備ができていなかった(彼にくらべたら) 2 This new model is less expensive than the previous one. →新型は高くない(旧型に比べて) さて、 “personal” ですが、これはわたしたち日本人は「個人的」という定義だけでとらえがちですね。これが問題を生じさせているのです。この単語には日本語の「個人的」よりも多くの意味合いが込められているのですが、ご質問にかかわる部分だけ取り上げますと、「何かが personal だ」という場合、「その人の感情がかなり入り込んでいる」という意味合いが出てくるのです。したがって、あなたがあげた文章をちゃんと訳すと「電話やEメールでは、お互いの感情が伝わらなくなってしまった」ということです。あなたもわたしも身の覚えがありますよね、きっと。 (1) 日常的には “work for…” は「~の社員である」の意味合いで使われるケースが多いでしょう。しかし、ここでは文字通り「~のために働く」と捕らえてください。すなわち、「人によっては、会社のために働くのではなく自分のために働く、いいかえれば、自分で会社を経営したいと思うものだ」 さて、問題の第3文ですが、あなたは “self-employed” と”business owner”を同義と捕らえているのではないでしょうか。おそらく。そこから問題が生じていると推測しています。前者の表現は「自分でスケジュールを管理している」という意味合いが強く、たとえば「フリーの通訳」とか「フリーのツアー・コンダクター」などをイメージしてください。おのずから”business owner” との差がお分かりになるでしょう。一応、訳しておきますね。「あなたが望むのは、会社に属さないフリーの立場ですか、それともサラリーマン? あるいは企業経営?」 ふう。つかれた。
お礼
詳しく回答していただき、どうもありがとうございました! 質問に挙げた内容について自分の意見を書かなくてはならないため、その意味を理解できなければ自分の意見を書くことができないので、困っていました。また英語の勉強に行き詰っていたので「なんでこの文章の意味がわからないんだろう」とかなり悲観的に考えてしまい、「レベルの低い」などと言ってしまいましたが、それについてもご指摘ありがとうございました。また、回答してくださる方にも失礼な表現であることに気づきました。 (3)は、ご回答にもありましたように、生徒が身につけたものがどれほどのものであったかということはその時点ではわからないですし、これについてはagreeともdisagreeとも言い切れないですよね。 (2)はless personalを「あまり個人的ではない」と解釈していたので、文章が意味不明になっていました。特にpersonalの捉え方について大変勉強になりました。 (3)はご指摘の通り、self-employedとbusiness ownerをほぼ同義に捉えており、前者は八百屋や魚屋のような商店主を、後者は企業経営者というように、規模の大小の差が異なるだけかと思い込んでいたので、疑問が解決しました。 やはり固定観念があり、ある一定の意味にしか捉えられない傾向を拭い去ることがまだまだできていないな、と感じました。どうもありがとうございました!!