頑張って正しい腹筋をやろうとしているのですね。
偉い!
>ゆっくり行う。
うんうん(゜゜)(。。)良いことです。
ただし、上半身を戻す時に特にゆっくり行って下さい。
ゆっくり行うを意識しているので出来ているとは思いますが、念のため。
>お腹を見ながらあまり高くならないよう体を持ち上げる。
そうですね、腸腰筋を働かせないのがコツですね、腹筋だけを使って下さい。
ここまでは出来ているものとして、毎回腹筋に効果があったと実感するには、
1.ピークコンストラクション(アイソメトリック収縮)
2.上体を戻した時(床側へ降ろす)腹筋を完全に緩めてしまわない。
この二つをしっかり行えば、毎回腹筋にバーン(重い荷物を両手に持って長い間歩くと肩に焼け付くような痛みを感じるのと同じ感覚)を感じることが出来るはずです。
ピークコンストラクションとは、最高強度の収縮のことで、クランチ(腹筋運動)で上体を起こしきった姿勢(あくまで腹筋だけを使った状態)でさらに腹筋へ力を最大に加えます。
この状態では腹筋はこれ以上長さが縮む事はありませんが、意識して力を加えることは出来ます。
筋肉が長さを変えないで力を発揮する状態をアイソメトリック収縮と言います。
多分これが欠けているのではないでしょうか?
アイソメトリック運動の代表が両手を胸の前で拝むように合わせて両側の手を押し合うと言った大胸筋のトレーニングが有名ですが、おやりになったことおありでしょうか?
これを十数秒も全力で行えば胸の筋肉がバーンを起こし始めるのではないでしょうか?
これと同じ事をクランチの時も行うのです。
上体を元に戻した時にどうしても体を床にべったり付けて、腹筋を完全に緩めてしまいがちですが、それをやってしまうとビンビンにはなりづらくなります。
どんなときでも、セット中は腹筋から一時たりとも力を抜く瞬間を作ってはいけません。
他のことは出来ているようですので、特にこの2つに注意して行えば10レップを過ぎた頃には1セット目から腹筋が悲鳴を上げ始めるはずです。
普通上体を起こすのに1秒、アイソメトリック収縮に1秒、上体を戻すのに3秒の1-1-3で行いますが、それでもまだ効果を実感出来ない場合は、上体を元に戻したところで1秒(床に背中を着けないで)キープして1-1-3-1で行えばさらにきつくなります。
それでもまだ余裕であれば、1-3-3-1に挑戦してみて下さい。
これで効かないとなれば、あなたは化け物か、もしくはピークコンストラクションが正しく得られていないのです。
もし化け物だった場合は、胸にバーベルのプレートを抱えるしか残る道はありませんね。
胸にプレートや、ダンベルを抱えるのは、トップボディービラーでもそれほど多くはいません。
どうしても筋肉痛が欲しければ、アブローラー(スプリングを使っていない単純なローラーにシャフトを通しただけの物)を使ってみると良いですよ。
つま先立ちで出来るようになるには時間も掛かるでしょうし、メインがネガティブレップ(筋肉が伸びながら力を発揮する)なので、大きな負荷がかけ易く筋肉痛になりやすいです。
上手くお伝え出来たでしょうか?
頑張って下さ~い!
お礼
詳しく教えていただきありがとうございます。とてもわかり易くてためになりました。ピークコンストラクションという言葉を初めて聞きました。そこに気をつけて腹筋を行っていきたいと思います。