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忘却曲線を勉強に活かしたい
忘却曲線を勉強に活かしたい お世話になります。 サイトによりますが、何かを覚えたら1日後、3日後、一週間後、二週間後、1ヶ月後という感じで復習するのが良いらしいです。 そこで質問なんですが、1ヶ月後に復習したら次はどのくらいの期間を空けて復習するのが良いんでしょうか? 色々のサイトを見ても1ヶ月後までしか書いてないので気になっています。
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えっと、万一でも違うものだったりするとまずいので明らかにしておきますが、私が習ったのは、「エビングハウスの保持曲線」というものですが、それは「意味のない綴り(文字列)」を覚えさせて、どれくらいの期間、記憶として保持できるか調べてできた曲線です。 忘却曲線というのもエビングハウスのものならたぶん同じものだと思うのですが、私が習ったのは、「覚えるのは1度だけ」で、それを何日保持できるかという曲線です。 1日後に復習すると、その記憶がどれほど回復してそれが何日間持つか、さらに3日後に復習すると記憶がどれほど回復してそれが何日間持つか・・・ 、というような詳細な繰り返しと比較を伴った研究でははかったと記憶しています。 つまり私が知るかぎり、あの曲線から『何かを覚えたら1日後、3日後、一週間後、二週間後、1ヶ月後という感じで復習するのが良い』という、具体的な数字が出ることはない研究のはずなんです。 1日で大半を忘れるから、1日後に復習した方がいいよね、と思わせる程度。はっきり言って、1日とか3日とかいうその数字はアテにならないはずです。 また、エビングハウスがやったのは、覚えにくい「無意味な文字列HdYなど」です。しかし我々が勉強するのは意味を持った、「徳川家康」のような覚えやすい言葉です。 わざわざ記憶しにくくしての実験なので、エビングハウスの保持曲線は、実社会でそのままあてはまるものではありません。 さらに、1日は24時間しかありません。 1日:1日がかりで覚える。 2日:1日に覚えた1日分を復習する。新たなことを覚える。 3日:1日に覚えた1日分を復習する。2日に覚えた分を復習する。新たなことを覚える。 というふうに、『何かを覚えたら・・・ のが良い』を墨守していると、復習することがドンドン増えて、そのうち新たなことを覚える時間がなくなります。 したがって、『何かを覚えたら・・・ のが良い』は、そのままは信じない・実践しないほうがよいと思います。 私個人としては、実社会で覚えるのは、覚えやすい有意味な言葉や理屈なので、1日後に記憶しなおし(復習する)て、3日めに忘れるなら「仕方ない」と諦めて、新たなことを覚えるほうが意味がある勉強法だと思います。 正確には、予習(どこが分からないか把握)、授業(疑問点の解消)、復習(記憶の確定)、の3度です。 古人曰く、人間は忘れる動物である、忘れる以上に覚えることである。