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高校入試に向けての勉強

 現行の指導要領において、中学生の地理では学習する内容が決まっていますね。たとえば帝国書院の教科書では、日本地理は東京・山形・福岡、世界地理は中国・アメリカ・ドイツしか習いません。  公立高校入試では不公平にならないようにその地区の中学生全員が習っているはずの学習項目しか出題されませんが、私立高校(特に難関校)ではそういう配慮をしないで全都道府県、世界各国のどこからでも出題しているようです。  こういった現状においては、中学校では高校入試対策として教科書+αのことも教えていらっしゃるのでしょうか。それとも教科書以上のことは各自、あるいは塾に任せているのでしょうか。  できれば中学校の教職の方、塾の先生方の回答をお待ちしています。

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  • mizuarai
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回答No.4

>それとも教科書以上のことは各自、あるいは塾に任せているのでしょうか。 先に申しますと、そう言えると認識しております。 学校が塾をきらう文脈で議論された時期もありましたが、最近では暗黙の了解として塾の存在や市販の問題集による自己学習、といいますか自己責任・家庭の自由などを認めているように思っております。 >最近は通塾率も下がってきているようですし、塾にも通っていないふつうの生徒達の中には 下がってきているといっても半数を楽に超えているはずです。(文部科学省のデータ) 特に中学三年生の通塾率は、家庭教師にシフトしてきた昨今でも相当あるはずでしたが、質問者様のご覧になったデータでは何割でしたか? また、塾か学校か、という選択肢だけではありません。 本当に出来る子は塾に大して通わずとも、難関高校向けの問題集くらいなら自分で見つけてきます。 「ええっ、習っていないよー!」 などと甘えた叫びをとにかくあげないために、ある子は独学し、ある子は学校の先生に食らいつき、ある子は塾を有効活用するだけではないかと思います。 時代性もあるかもしれません。 >私立高入試で教科書以外の内容も出題されるのなら、 >中学で教科書だけしか教えてもらえない生徒はどうなるのでしょうね。 >みんながみんな塾に通っているはずはないのですから。 理論の上からはそうですが、現実・実際上、難関私立校を受けるごくごく一握りの生徒は、実際「学校が教えてくれないから」と困っていたりはしません。 なお、ここでは全国的にも有数の難関高校のことを指しております。地域のトップ校程度は指しておりません。 地域のトップ校程度では、学校で習っていないことはそう出ませんし、出ても少量で、そんなもの解けずとも楽に受かりますので。 >難関校を受けるのは上位1~2割の生徒ですよね。 というところから、難関高校の定義が回答者と質問者でずれているかもしれないと思いました。 教科書にない、そのへんの受験用問題集にもないような、本当の難問を出してくるような高校は、まさか、上位1~2割もありません。 ですから、 >生徒が手にしている教科書以外から出題される現実があるのに、中学校の社会科の先生方は何も手を打たないのでしょうかね。 上位1~2割どころか、パーセント単位、地域によってはそれ以下の単位でしか関係のない話なわけです。 一学年に一人から数人いるかいないかの生徒のために、授業をそれ用にすることは現実的ではないかと存じます。 必要ならば、生徒が自ら職員室に行くでしょう。 >こういった現状に中学校ではどんな対応をなさっているのか知りたいのです。 上のような理由で、ほとんどの公立学校では、それを責務とはとらえていないはずです。 ただし、最近は学校独自の自由裁量権が拡大し、三クラスほどに能力編成を行い効率的な指導を行おうとしているところもあるようです。

UFO
質問者

お礼

大変詳しいご回答、ありがとうございます。ほぼ私の推測どおりの内容でしたので満足しています。(やっと眠れそうです)

その他の回答 (3)

回答No.3

いわゆる難関校の地理の教師です。入試も何度も作りました。 本校では毎年、帝国書院、大阪書籍、東京書籍、日本書籍、教育出版などの教科書から出題しています。この場合いずれかの教科書に登場する内容については問います。いずれの教科書にも登場しないものは絶対に問うことはありません(本校以外の場合は知りません)。また知識を単純に問うことは可能な限り避けていますので、考えてわかることに関してはあえてどの教科書にも登場しない内容を例としてあげることがしばしばあります。 現行の指導要領ではある程度教科書から逸脱した発展的内容を取り扱うことが許されていますから、学校や先生によっては採用している教科書の内容外のことを中学校で扱う事もあると思います。

UFO
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。本職の先生からのご回答、大変参考になります。 「いずれかの教科書に登場する内容」からの出題でしたら、たまたま別の教科書で特定の地域や国しか習っていない生徒にとっては、アンラッキーということですね。もっとも受験するのに教科書しか勉強しない生徒はいないでしょう。 しかし、生徒が手にしている教科書以外から出題される現実があるのに、中学校の社会科の先生方は何も手を打たないのでしょうかね。 脱線しますが「知識を単純に問うことは可能な限り避けています」とのこと。いいですね。「社会は覚えればいい」「社会は暗記科目だ」という誤った常識を打ち破る入試問題、拝見したいものです。(暗記科目というなら単語や用語、公式、解法パターン、全ての科目がそうですよね)

  • miumiumiu
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回答No.2

難関高校を狙っている子はほとんど塾へ行っているはずです。 私の知人の子、塾へも行かず難関高校合格したんですが、もともと色々なことが知りたい子で、時間があれば図鑑や辞典を引いていたようです。 塾へ行かずに難関高校を受験するのなら、 相当家で参考書などを買って勉強しなければいけないでしょうね。

UFO
質問者

お礼

またまたご回答をいただき、ありがとうございます。 難関校を受けるのは上位1~2割の生徒ですよね。おそらくほとんどの生徒が塾に通っているでしょう。 しかし、最近は通塾率も下がってきているようですし、塾にも通っていないふつうの生徒達の中には、入試当日に社会の問題を見て「ええっ、習っていないよー!」と、とまどう人も出てくるんじゃないかな、と思ったのです。(過去問などもやっているとは思いますが) ですから、こういった現状に中学校ではどんな対応をなさっているのか知りたいのです。

  • miumiumiu
  • ベストアンサー率21% (715/3385)
回答No.1

塾の講師をしていたことがありますが、 塾では入試用の勉強が主になります。 実力によってクラスも編成されますし、 難関高校を目指している子には それ相応のことを指導します。 公立の中学校では教科書以外のことはあまり習うことはないでしょう。

UFO
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。私立高入試で教科書以外の内容も出題されるのなら、中学で教科書だけしか教えてもらえない生徒はどうなるのでしょうね。みんながみんな塾に通っているはずはないのですから。

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