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AGCアンプについて困っています
学部の卒論でAGCアンプについて決まったんですが、まったくわからず困っています。 AGCアンプについて、可変利得アンプ部の増幅度を制御し、常に出力電圧が一定になるように制御するアンプってことまではわかりました。これをどんな理由で使うのかとか、基本的な回路がわかりません。 もしよろしかったら、AGCアンプについての参考書やホームページなどを教えてください。ご助言よろしくお願いします。
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参考書やホームページは、わかりませんが御参考まで。 AGCの基本というと、可変利得アンプの出力信号を整流平滑して平均値を求める回路と、その平均値から可変利得アンプの利得に負帰還をかける回路からなっています。 可変利得アンプの一番単純なものは、ダイオードの電圧電流特性を使っています。 ダイオードの電圧電流特性は曲線になっているので、信号電圧に低い直流電圧を足してダイオードに加えると小さな直流+小さな信号変化の電流が流れ、信号電圧に高い直流電圧を足すと大きな直流+大きな信号変化の電流が流れます。 あとはコンデンサで直流をカットすれば、大きくなったり小さくなったりする信号が得られます。 しかしダイオードだけでは歪みが大きく、直流をカットするにも帯域を直流の近くまで確保すると制御の応答性が悪くなってしまうので、作動アンプの共通電流制御部(普通は定電流回路が入っている)に利得制御信号入力をつないだ回路が用いられます。 作動アンプなのでトランジスタ(上記ダイオードのかわりに使っている)の入力歪みを相殺し、制御信号の直流も消去されます。(トランスコンダクションアンプ:CA3080なんて今は使ってないかな?) それから、入力の大きな変化を出力の小さな変化の中に抑え込まなくてはならないので、負帰還回路も非線形です。
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- tocoche
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>差動増幅なんかも使ってるんですかね? そうです、「作動アンプ」は誤字で「差動アンプ」でした。 すみません。(差動アンプの初段のバイアスを変えて、増幅率を制御)
お礼
いえいえ、こちらこそわざわざ教えていただいてありがたいです。なるほど、わかりました。適切なアドバイスありごとうございました。tococheのようになれるようにがんばります。
- CAW
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ラジオの音の出力を一定にする回路を思い出したのですが いまどき「オートゲインコントロール」でググッてみると 画像回路の話ばかりですね。雰囲気の明るさによらず 一定の画像品位を得たいというときに使うようで・・
お礼
実用的な話をありがとうございました。キーワードは一定ですね。いろいろなところに使われてることがわかりありがたかったです。お忙しい中ありがとうございました。
お礼
すいません、返事遅れました。一般の方なのに詳しいんですね。ご助言によってぼんやりとですが、わかってきました。少し回路も見て見たんですが、差動増幅なんかも使ってるんですかね?質問ばかりで申し訳ないです。この度は本当にありがとうございました。