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アルデヒド・ケトンの求核付加とα水素への攻撃
アルデヒド・ケトンにはカルボニル基の炭素への求核攻撃とα炭素の水素への攻撃があると思いますが、どの試薬がどっちの反応を起こすかの見分けがつきません。どっちの反応を起こすのかを決定づけるのはなんでしょうか?
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- lupin__X
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質問にしてはテーマが大きすぎます。 求核・求電子反応は、有機の大きな分野で、教科書で 何十ページもかかるものです。 α水素の引き抜きは塩基性の強さで、求核性とは、 ずれがあります。 Li-CH2CH2CH2CH3 と Li-C(CH3)3 では、塩基性の 強さはあまり差がなく、求核性は大きく違います。 後者は、立体的な問題からカルボニル炭素に近づき にくくなってます。 求核性・塩基性両方強い場合、通常 直接カルボニル にいくと考えてください。電子が偏っている主役に 行く。立体的に主役に近寄れない時は、隣をねらう。 実際には、両方の反応が起こることも多く、触媒を 選んだりし望ましい反応だけを進めるようにします。 また、2つのカルボニルに挟まれた-CH2-は、ダブル でα水素なのでかなり引き抜かれやすくなります。 触媒的に使われる2つの物質を紹介しましょう。 ◎ジアザビシクロウンデセン(DBU) -N-C=N- の部分があり H^+ を引き抜きやすく強塩基、 しかし、N に電荷が分散し環があって求核性は低い。 ◎1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO) かご型の両端に N が飛び出していて、求核性は高い。 別々に N があり、塩基性は弱い。 http://www.yakugaku-tik.com/home/organic-chemistry/3-2-you-jiharogen-hua-he-wu/3-2-4-sn-fan-yingno-qiu-he-shi-yao