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血液型の糖鎖は何の為にある?

血液型を決める糖鎖は、当然ですが輸血の為にあるわけではない。 その存在場所も別に赤血球だけでなく体中の細胞表面にある。 では、本来のその存在意義は?機能は何なんでしょうか? 生物学的に何かあるはずですよね。

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  • suiran2
  • ベストアンサー率55% (1516/2748)
回答No.3

細胞表面の糖鎖は,細胞の識別のためのものです。血液型のABO型に関して言えば,糖鎖の遺伝子は,本来はヒトの遺伝子ではなく,腸内細菌の遺伝子がヒトに取り込まれたもの(遺伝子の水平伝播)です。 ABO血液型の糖鎖の本来の存在意義は,細菌が宿主細胞に取り付く際に,糖鎖を足がかりにします。細菌にとっては,感染する際にメリットが大きいわけです。ですから糖鎖の種類(血液型)によって,特定の細菌に感染しやすいと言った違いがあります。 しかしながら問題なのは,ヒトにとってもその血液型(糖鎖の違い)は,何らかのメリットがあるはずです。メリットがあったればこそ長い年月淘汰されずに存続しているものと思われます。現在でも不明です。

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  • yuklamho
  • ベストアンサー率26% (305/1156)
回答No.2

『その存在場所も別に赤血球だけでなく体中の細胞表面にある。』 人によります。 『本来のその存在意義は?』 自己抗原? 『機能は何なんでしょうか?』 何かくっ付くものがあるのでしょうね。結腸炎とかで実験的にいろいろなデータがありますが、実際はあまり関係ないようです。 『生物学的に何かあるはずですよね。』 その根拠は何ですか?

  • kaitara1
  • ベストアンサー率12% (1154/9143)
回答No.1

言われてみて初めて気がつきました。やはり細胞の構造を正常に保つためにはたらいているのだろうということなのでは。正常に保つための糖の種類やつながり方にはいくつかバリエーションがあるということかもしれません。しかしバリエーションがなぜ必要なのかといわれると全く想像もつきません。同じ場所に行くのにいろいろなルートがあるのはなぜかというのと似ています。血液型にもABOのほかいろいろありますし、臓器移植で問題になる組織適合性抗原についても同じ疑問が出てきます。一つの可能性としては、その細胞が自分のものかそれとも外から侵入してきた病原体かを区別するのに役立っているかもしれません。臓器移植の拒絶反応も病原体に対する免疫も同じ出来事と考えられます。病原体と同じ物質を持っていると病原体との区別がつけにくくなるかもしれませんので、あなたの指摘した疑問は専門の免疫学者が大真面目で考える必要がある重要な質問だと思いました。

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