科学と哲学
ニュートン、ゲーテ、その他歴史に名を残す学者達、の著書や研究分野について思ったことがあります。
彼らは研究者であり哲学者、かつ詩人や絵描きであったり、はたまた医者である者までいます。
最近驚いたのが、上で挙げたニュートン(光の波長)とゲーテ(色彩論)が色彩学の本に登場していたことです。他にもダ=ヴィンチやオストワルトなどの名を目にしました。
たしかに、彼らには「事象を深く考察する」という共通の性質があります。
たとえばニュートンは【リンゴは赤くて、地面に落っこちる】という事象を膨らませて
色の正体が光の波長であるということも、万有引力についても彼なりに導き出しています。
もし自分がニュートンと同じ時代にいても、彼のようには色や引力の正体を考えたりできないでしょう。そんな観念すら思いつきもしないと思います。波長も引力も、その様子が目に見えないからです。
哲学についてはほとんど知識が無いのですが、人間の精神や宗教について、
時代の学者達が色々な仮説や法則をもとに、科学同様に考察を重ねていったのでしょうね。
こちらも目には見えない世界ですね…。
現代以前の、つまり科学が科学分野として確立される以前は、
哲学も科学も、ある意味では明確な線引きがされてなかったように思えます。
だから学者達がまるで雑食のようにいろいろな分野を研究していた…そんな印象を受けたのです。
皆さんは、どういういきさつを経て科学と哲学が分かれたのだと思いますか。
また、現在でも科学と哲学が完全に分かれていると言い切れますか。
今、すごく知りたくなりました。
もし「これを読むといいよ」というおすすめの本がありましたら、ぜひ教えてください。