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ミサイル防衛
先日、軍事関係のライターさんが 東京都にミサイル攻撃があった場合 ある程度ならば迎撃する準備が既にされている様な事を言っていました。 具体的にはどれくらいの距離、数、確率で迎撃できるのでしょうか? 迎撃したら破片が降って来るんでしょうか?
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日本に配備されているのは高高度で迎撃するイージス艦搭載型のSM-3と、至近距離で撃ち落とす車両搭載型のPAC-3の2種類の迎撃ミサイルです。 射程距離は攻撃ミサイルの軌道と迎撃ミサイルの発射地点の位置関係によって前後します。SM-3の射程距離はカタログスペック的には1000km以上と言われていますが、それは艦に向かって飛んでくるミサイルに対してのスペックで、1000km離れた地点を狙うミサイルを撃ち落とせるという意味ではありません。というか500kmくらい離れたら高度的にまず無理です。ですから守れるのは主要都市だけだと思ってください。 迎撃確率は開発元の米でも90%程度と言っています。ちなみにこの数字は発射した迎撃ミサイルの命中率であって、飛んできたミサイルの迎撃率ではありません。迎撃するにはまず飛んでくるミサイルをすべて探知する必要があります。全く別のタイプですが、パレスチナのアイアンドームという迎撃ミサイルシステムは実戦で命中率90%をマークしましたが、それでも迎撃率は30%程度でした。もっともこれは弾道ミサイル相手じゃないのであくまで参考程度に。 破片が降ってくる問題についてはSM-3の場合は海上に落とせる可能性が高いですが、それを逃すと射程が20kmしかないPAC-3しかないので降ってきます。またSM-3についてもミサイル本体の破壊はできても弾頭をどのくらい無効化できるかはまともに実験されておらず全くの未知数です。核弾頭の場合日本海上空で爆破されても甚大な被害が出るのでかなり苦しいですね。 それでも無いよりはマシですが迎撃システムがあるから安心、とはお世辞にも言えません。
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- ithi
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ep3093さん、こんばんは。 弾道ミサイルの速度はまちまちです。音速の22倍から7倍くらいまででしょうか?30機とみても、複数核弾頭だと、10ktクラスが120個くらいでしょうか? 無理です。完全迎撃ができるくらいなら、こんなに悩みはしません。おそらく、7,8割の確率でミサイルを迎撃、成功。2,3割が失敗。スタンダードミサイル3およびパトリオットPAC3でもこんなものでしょうね。おそらく大きな破片も降ってくるでしょう。アメリカ軍の場合はシビアかもしれません。迎撃ミサイルには核弾頭がついているでしょうからね。
お礼
やはり確実は無いんでしょうね。 いざ本気でミサイルを撃ち込むとなれば相手も様々な工夫攪乱をし あまりに同時多数だと迎撃失敗~再試行で混乱し漏れが出る。 人間が対応する時点でどこかで勘違いやミスが生じる。 確実なんて絶対にありえない話なんでしょう。 しかしミサイル攻撃をしても迎撃され失敗し、 反撃されたミサイルは迎撃できず直撃するなら抑止力になりますし 備える事には相当な意味があるんでしょうね。 昔から相手の国の軍や軍備を過剰に褒め称え慢心させ油断させ その隙に軍備拡大し相手の国を侵略する戦法が使われている様で。 日本向けにその手の動画などが沢山出ているんだそうですね。 案外様々な場にそうした情報が転がっているのでしょうかね。 ご回答ありがとうございました。
- SPROCKETER
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訓練や演習でうまく行くから実戦でも成功するという保障はありません。 たとえば、ミサイルの塗装を発見が難しいものに変えただけでも見失う危険がありますし、ミサイルの上昇速度や炎の色が変わっただけでも迎撃が難しくなる危険があります。 一度に複数のミサイルが同時発射された場合に、どのミサイルに核弾頭が搭載されているかを判断するのは至難の業ですし、核弾頭と一緒にダミーバルーンが多数放出されるなどの妨害工作がおこなわれると迎撃率が激減します。 核弾頭を撃ち落とせたとしても、高度100kmで空中爆発させて電磁パルスシャワーを降らせたら、首都圏は大停電が起こって壊滅状態になり、テレビ、ラジオ、インターネットが使用不能になって、復旧に何年もかかる結果になりますし、その間に原発がメルトダウン事故を起こす危険もあります。 核弾頭でなくても、湾岸戦争当時のように一度に10発ずつミサイルを撃ち込まれたら、迎撃はほとんど不可能だと考えた方が良いでしょうね。1発も命中しない可能性もあります。
お礼
>訓練や演習でうまく行くから実戦でも成功するという保障はありません。 そうですよねぇ。 特にお役人さんとかはデータを基に自信満々に熱弁しますが、 視野が凄まじく狭くてすぐ想定外を招き言い訳ばっかりして 失敗のツケは他人に税金で払わせる無責任体質ですし。 上手く稼働するシステムなんてものは小手先の工夫や小さな想定外で いざって時に役に立たないって事が往々にしてありますし。 プログラム や 設計 って ちょっと想定外な変化があるだけで本当に役立たずになりますから。 過信すると短命ベンチャーみたいな末路を辿りそうで怖いですね。
- chiha2525_
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幻想です。 日本は、ミサイルが着弾するまで撃たれたことに気が付けません。
お礼
そうなんですか? そういえば東京電力はメルトダウンの情報ろくに政府に伝えず 今でも色々情報を隠し続けているそうですよね。 メルトダウン時の責任者の記者会見のしどろもどろっぷり。 あんなクズが原発の責任者だったんですし そういう人達が国防の現場にウジャウジャ居たりするなら 着弾するまで気付かないのかもしれませんね。 ・・怖いな。
- z98jx0
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1000km 数は公表されてません 確率はほぼ100% この数字は日本近海に展開しているイージス護衛艦のものです。 2007年のミサイル防衛テストで、護衛艦「こんごう」がハワイで大気圏外上空100kmのミサイルを迎撃成功しています。 速度は音速の5倍以上です。 2008年のテストでは「ちょうかい」が追尾まで成功、迎撃には失敗してます 2009年は「みょうこう」2010年「きりしま」のテストでは成功 2011年のテストはウェーク環礁からの発射ミサイルの迎撃に成功(距離は1000km以上離れている) ハルマゲドン攻撃、つまり無差別飽和攻撃をされない限り、全部落とします。 そしてそんな攻撃などはありえません。 そんなたくさんミサイルはないからです。 もちろん米軍も共同で今この時間も哨戒体制を維持、検知したら即時迎撃します。 破片が降ってくるような距離まで来ませんので、落ちてこないです。 神の楯(aegis)は日本を守っています。 絶対です、神の防御は外れません。
お礼
ミサイルを撃つ側が何か迎撃システムに対抗したりしない限り ほぼ100%で遠くで迎撃できるんですね。 そして単価が高いので飽和攻撃も厳しいのですね。 それほどミサイル防衛技術は向上していたんですね。 だから核魚雷が恐いとかの話があるんでしょうか。 250km先の海水浴場の声も拾えるとか聞いた事がありますし 案外見つける事ができたりするんでしょうかね。 ご回答ありがとうございます。勉強になりました。
お礼
破片、降って来るかもしれないんですね。 そして安心できないんですね。残念。 でも、撃ったけど迎撃され撃ち返されたけど迎撃できないという アホな事態が抑止力になるなら効果はありそうな気も。 ともあれご回答ありがとうございました。