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電気泳動でpHを高くし化合物の荷電状態の違いで分離
電気泳動で、溶液のpHを高く設定し、化合物の荷電状態の違いのみで分離を行う方法として【 】がある。 すみませんが、簡単な解説もよろしくお願いします。
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イオン、電子、コロイド粒子などの荷電粒子が電場のために力を受けるとき、その移動速度vと電場Eとの関係v=μEから、移動度μが定義される。値の単位はcm2Vー1sー1。電気泳動移動度と表現されるときは、水溶液中の電場により移動するときの移動度のこと。 ゾーン電気泳動、ゲル電気泳動、等電点電気泳動がある。 等電点電気泳動では、電極間にpH勾配をつくる。異なったタンパク質が勾配に沿って移動するが、等電点と等しいpHの点で静止し、バンドを形成する。初めに、低モル質量の両性高分子電解質をいくつか混合して水に溶かし、広い領域わたって等電点をもつようにする。電場をかける前は、溶液のpHは隅から隅まで同じ。電場がかかると、両性高分子電解質は電極に向かって移動する。それぞれ自身がもつ緩衝能のために、電極の間にpH勾配がつくられる。それぞれの種類の両性高分子電解質は、自身でつくった勾配の中で、自分自身の等電点に相当する点で静止する。タンパク質混合液が媒体におかれると、それぞれの種類のタンパク質はその等電点に相当する場所に移動し、いくつかのバンドを形成する。
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