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光配向法
光異性化反応 光分解反応 これら二点ことを簡単にどういう反応を起こすのか教えてくれませんか?
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まず、アゾベンゼンの Wiki を見てください。(上は日本語版、下は英語版) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%BE%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%BC%E3%83%B3 https://en.wikipedia.org/wiki/Azobenzene 構造式を見てください。 -N=N- の両側に六角形があります。六角形の頂点は、C原子を表します。 片側に6個で計12個の C があります。六角形の辺の内側に3本の線がありますが 二重結合を表します。六角形の1つの頂点は N原子と結合していますが、残りの 頂点(C原子)は、表記が省略された H原子があります。H原子は、片側5個計10個。 文章中に構造式を埋め込みにくいので、C6H5-N=N-C6H5 と書いたりします。 結合というのは、安定な角度があって二重結合がある原子では、120°です。 構造式は、平面に書くので正確な角度を書けない場合も多いのですが、意味なく 90°より小さい結合角で書くと、不自然でしょうね。 構造式は、実際の分子の形を想像できてこそ本当に理解できたといえます。 (英語版の Wiki の Azobenzene には、構造式の下に分子模型図があります。) この二重結合は、回転できないという制約があります。二重結合している2つの 原子とその2つの原子に直接結合している原子は、ほぼ同一平面になります。 だから、アゾベンゼンは、すべての原子がほぼ同一平面です。N原子のところで 120°に折れ曲がります。Nが2個のため折れ曲がり方が2種類できます。 六角形同志が遠い方をtransトランス、近い方をcisシスといいます。結合して いない原子が近いと反発が大きくなります。cis体の方がエネルギーが高く、 trans体が320nmの紫外線を吸収するとcis体に異性化します。 (化学では、紫外線もほとんどの場合光として扱います。) trans-アゾベンゼンは、赤橙色、cis-アゾベンゼンは、淡黄色です。 cis体は、徐々に熱や光を放出してtrans体に変わります。 結合を変化させる光もあれば、結合を壊す光もあります。極端にいえば、どんな 結合も光によって壊されます。よりエネルギーの高いX線やX線に近い紫外線も 含めての話です。扱いやすい光で分解しやすい結合をもつ分子もあります。
お礼
とても参考になりました。 回答感謝です。
補足
気になったことがあります。 光配向法について言うよりは別のことなのかもしれませんが、光配向、光配向性、光配向法、と論文には書いているときがあります。 これらはそれぞれ同じことを指しているんのですか?