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配向について
真空中で、直鎖の脂肪酸を基板に蒸着させる実験を行っています。 分子は基板付近では垂直(実際は斜め)に、 基板から離れたところでは水平に配向している ことがわかったのですが、大量脂肪酸を蒸着させていくと、 基板付近の斜めに配向した分子が、起き上がってくる (より垂直に配向する)という予想がつきました。 この原因を探っているのですが、答えで無くて結構ですので、 何かよい考えがございましたら是非お教えください。
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ポリマーの研究者ですが,蒸着は全く素人です. 蒸着処理を行っている間は,脂肪酸は完全に垂直になっていて, 処理が終わると少し寝てしまうのではないでしょうか? だとしたら,たくさん蒸着させることで,「隙間」の部分に どんどん脂肪酸が入り込み,密度が高くなることで, 蒸着が終わった後に動くことができなくなるのでは? あとは,上に重なった脂肪酸に静電気がたまり, 反発しあって「ふんわり」してくるとか・・・ あるいは,上に重なった脂肪酸との親和性のために, 下の(垂直な)脂肪酸が引っ張られているとか・・・ そのぐらいしか思いつかないですね. お役に立てずにすみません.
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- terad
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配向を何で確認していますか? いろいろな膜厚のサンプルを作って XRDで見てるとか? 製膜中のRHEEDのパターンから 予想してるとか? 単純に配向性を良くするのが目的なら、 基板の格子乗数と製膜時の基板温度等 を再検討する必要があると思います。 >基板付近の斜めに配向した分子が、起き上がってくる 斜方晶が立方晶に変化してるということでしょうか? >真空中で、直鎖の脂肪酸を基板に蒸着させる実験を行っています 何らかの理由で製膜中に条件が微妙に変わっている可能性は ないでしょうか? 製膜レートや真空度が十分安定した状態で製膜を開始 しているでしょうか?
LB膜の話でしたか?LB膜の話に同じような内容が合ったような気がします。 ただ.LB膜は.私には難しすぎて.見てるだけ.です。