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フラーレンが研究されない理由
カーボンナノチューブはその発見以来、半導体、薄型ディスプレイ、軽量・高強度材料、燃料電池などへの応用に高い可能性が認められながらも、最近まで材料としての基礎研究の段階に留まっていたのってなんでですか?誰か詳しく教えてください。
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カーボンナノチューブやフラーレンの研究が基礎研究領域を脱していないのは、ただ単純に、工業的に得られる手法がまだ数少ないことに起因します。どんなに優れた材料であっても、工業的に安定して、かつ性能に見合った価格で生産できなくては、応用~実用研究レベルには至りません。 ですが、だからって最近何も進捗がないわけではないですよ。 ここ2~3年ですが、工業的に安定して合成する製法が見つかっており、現在試作量産化段階までに至っています。その結果、当初1gで1万円といわれていたフラーレンも、1kgで数十万円程度になってきていますし、そうなれば、実用化に向けた研究も盛んになるかと思います。 カーボンナノチューブも、完全ではないにしろ、安定して安くつくる製法が見出されつつありますからね。 例として、フラーレンの工業化をめざしている企業のサイトがありますので、そちらを載せておきます。
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- piyocchi
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自信なしですが、フラーレンの構造って まだだれも見ることができていないんじゃなかったでしたっけ? C60で考えられる構造がサッカーボール状のもの というだけで、確かまだその立証はされていなかった 気がします。もうされたのかな…? つまり、あくまでサッカーボール状で「あろう」 という予測しか立てられなかったので 基礎研究の段階にとどまっていたんじゃないかと 思いました。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- myeyesonly
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こんにちは。 単純に、研究に時間がかかるからではないでしょうか? 研究には材料が必要ですね。 性質の揃ったカーボンナノチューブをあるていどまとまった量作れなければ物性の研究だけだってできませんし、ましてや応用を研究するには量産技術が不可欠です。 さらには、単一構造のナノチューブだけを単離する必要もあるでしょう。 まだそれらの方法の研究の段階だから応用が進まないのではないでしょうか。 #ナノチューブって、フラーレンに分類されてましたっけ?
お礼
ご回答ありがとうございました。
補足
まちがいました・・フラーレンとナノチューブは別物ですね。ナノチューブの方で回答お願いいたします。
お礼
ご回答ありがとうございました。大変、レポートに役に立ちましたです。