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琵琶湖の名前の由来
琵琶湖の名前の由来は湖の形が楽器の琵琶に似ているから名づけられたと思うのですが、そこで質問です。 形から名づけられたとすればその形を確認したということですよね。測量技術の進んでいなかった昔、どうやってその形を確認したのでしょうか?琵琶湖の周りには比叡山など山は多いと思うのですが、琵琶湖の全部を見下ろせるとは思いません。どなたかお教えください
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「琵琶湖」という名前は江戸時代に付けられたもので、それまでは「鳰(にお)の海」、「近淡海(ちかつおうみ)」などと呼ばれていたそうです。 http://maebashi.cool.ne.jp/kuruchi/trip5.shtml http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/utamaku/biwako_u.html 江戸時代ということであれば、測量技術はかなり発達しています。 伊能忠敬の琵琶湖図が作成されたのは1807年ですが、それ以前の近江国細見図(1742年作成)などを見ても現在の地図にかなり近く、「琵琶湖」と名づけた人物がこのような絵図を見ていた可能性は十分にあると思います。 琵琶湖図 http://www.jasmec.go.jp/region/museum/vol41/ 近江国細見図 http://homepage1.nifty.com/turusaki/sub2-1.htm 以上、ネット上で調べた結果で根拠としては不確かですので、例えば下記の本などをご覧になるともう少し確実で詳しいことが分かるかも知れません。 「琵琶湖―その呼称の由来 淡海文庫 (21)」木村 至宏 (著) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883251292/3w-asin-books-22/249-0112157-2245178
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- nozomi500
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同じ質問をだしたことがあります。 比叡山に登ったって、対岸が見えたって、全体が琵琶の形をしているのは分かりません。 ちゃんと測る人がいるとしても、みんなにそう呼ばれるほどのポピュラーなものではありえません。 昔は「おうみ(淡海)」と呼ばれていて、そっちが主流。 琵琶湖大橋以南の「南湖」だけでも、琵琶っぽい形ではありますが。
- s_yoshi_6
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再び#2です。 手元に「日本地名ルーツ辞典」(創拓社)があり、それに琵琶湖についての記述がありましたので、概略をのせておきます。 ●琵琶湖の由来は、今日の通説では楽器の琵琶に形が似ているから、ということになっている。(「近江輿地志略」(1734)などによる) ●しかし吉田東伍の地名辞典(※下記参考URL「大日本地名辞書」(1899~1907))によれば、自然的な別の理由が伏在していたらしく、ビハ(琵琶・枇杷)の付く地名は古くから他の地方にもあるが、そのほとんどは琵琶楽器説で解決できない。 http://www.st.rim.or.jp/~success/dainihon_mokuji.html ○地名辞典の説明1~尾張国西春日井郡琵琶島町 藤原師長が愛人に琵琶を形見に与えたことからその名が起こったと言われているが、これは師長が琵琶に堪能だったために付会した物語で、新川と住吉川に囲まれ、住吉川が湾曲している形状が琵琶に似ているからである。 ○地名辞典の説明2~京都府城陽市枇杷庄 木津川が大きく蛇行する川沿いにあり、水輪(ミワ)の転音である。 ●上記のように地形の湾曲がある水辺、湿地などがビワと呼ばれており、琵琶湖の場合もそのような場所が多いので、土地の住人にはそんな意識が元々あった ●その後琵琶がビワと発音されるような(もともと「ビハ」という発音)時代になって、水輪(ミワ)と琵琶を結びつける人も生じて、近世文人たちの手で楽器説にまで仕立て上げられるようになったのではないか。 ということでした。 「ハ→ワ」というハ行転呼音の変化は、平安時代中期以降に既に一般化している(下記URL参照)ようですので、 http://www.biwa.ne.jp/~ichhan-j/paline/paline1.htm #2で出てきた「竹生島縁起」の時代には、既に「ビワ」という発音になっており、「水輪→琵琶」説も候補としては挙げられると思います。 ただ、上記「日本地名ルーツ辞典」の解説文の中で、「近世文人たちの手で」と書かれているのを見ると、執筆者の方が「竹生島縁起」について把握されていなかった節もありますね。
- thirithiri
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大阪の人間ですのでしょっちゅう見ててわかりますが、測量しなくとも琵琶の形であることぐらいは子どもでもわかります。北のほうへ行くと対岸が見えませんが、湖岸を南下すれば見えてきます。琵琶湖大橋の辺りではすぐそばに見えます。でもここから瀬田までがけっこうな距離がありますから琵琶のような形であることは湖岸を歩いてみればすぐにわかる事です。 更に以前は内水面漁業が大変盛んでしたし、日本海から京への輸送経路として非常に重要でしたから、湖から陸を見る視点が主流であったように思います。今でこそ湖は湖西・湖東地方を分断する障害物となっていますが、昔は東西・南北を結ぶ重要な交通ですから、緯度による東西幅などは誰でも熟知する知識であったと思います。
- s_yoshi_6
- ベストアンサー率73% (1113/1519)
#2です。 下記ページによれば、文献から少なくとも江戸時代中期には琵琶湖という呼称が登場し、「近江」と「琵琶湖」という名称が併記してあることから、この「琵琶湖」の名称が一般的になるのはこれ以降ということになりそうです。 http://www.lbm.go.jp/park/qanda/Room-B.html しかしながら、「応永22年(1415)の群書類従本「竹生島縁起」では、「湖海者琵琶形也」と記されている」ということですから、琵琶の形に似ていると認識されていたのは、江戸時代から少なくとも200年近くは遡るようですね。 となると、その頃にそれだけの測量技術があったかということになりますが、残念ながらそれについてははっきりしたことはわかりませんでした。 今日、本屋と図書館に立ち寄る用事がありましたので、もし#1で紹介した本があれば、ちょっと見てみようと思いましたが、本屋に問い合わせたところ在庫がなく、図書館もネットで検索した限りでは蔵書の中には見当たりませんでした。 もし大都市圏や近畿圏にお住まいなのであれば、東京や滋賀、大阪などの図書館にはあるようです(下記ページからリンクをたどった結果)。 もし時間がおありでしたら、お近くの図書館で確認してみられてはいかがでしょうか。 http://www.jla.or.jp/link/public.html
お礼
再度教えていただきありがとうございます。図書館へ行って探してみます
- ponkiejp
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3点測量のような測量技術はかなり昔から進んでいたと思われます。 昔は今のように道路網が発達していませんでしたので、山間部の尾根道や谷道を通って旅をしなければならず、また生活の場所を選択するのにも、現代人よりはるかに自分たちの地域やその周辺の地域の地形や地理に精通している必要があったはずだからです。 日本全体というような広い地域は、当時の測量技術では誤差が生じて、現代ほど正確なものはできなかったとしても、全体が見渡せる盆地の中の湖の形をほぼ正確に知ることはさほど難しいことではなかったでしょう。 ですから、たぶん千年や2千年前でも、琵琶湖周辺に代々住んでいた人々は、自分たちの普段見ている湖が琵琶の形をしていることを知っていたはずです。 わたしたちが普段何気なく使っている地図やカーナビといった便利なツールも、先人の開発した技術の上になりたっているのだと思います。
お礼
昔から琵琶の形をしていることを知っていたのですか。ありがとうございました。
お礼
丁寧に教えていただきありがとうございました。紹介していただいた本を探してみます