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ヨーロッパで挨拶ciaoとcheersの使い分け
- ヨーロッパでの挨拶の言葉「チャオ」と「チアース」の使い分けについて疑問を持ち、ドイツでの使用状況を調査しました。
- ドイツの中西部ライラント・プアールツ州では「チアース」が一般的に使用されており、一方バイエルン地方では「チャオ」がよく使われるという印象を持ちました。
- 個人的な思い込みですが、チャオはラテン語圏の人が多く使用するイメージがあるため、地域によって使い分けがあるのではないかと考えています。
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Ciao はイタリア語であり、Tschüs はドイツ語です。 どちらも気軽に、「またね!」ぐらいの気持ちで使います。 Wiedersehen ヴィーダーゼーエンよりはかなり軽いですね。 残念ながら、上記のCiaoとTschüs に関しては地域差は基本的にありません。 イタリア語がラテン語の系統的ということは正しいのでしょうが...。
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- Tastenkasten_
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まず根本的に誤解なさっていることがあります。ドイツで「チュース」と聞こえる挨拶語はドイツ語のTschüsであり、英語の「チアース(cheers)」が入って来たものではありません。発音が似て聞こえたかもしれませんが、Tschüsとcheersは語源も全く違う無関係の言葉です。 Ciao、Tschüs、どちらも大体ドイツ語圏全域で使用されますが、歴史的には、Tschüsの方がCiaoよりずっと古くから使われています。そういう意味では、Tschüsの方が使用頻度は多くなるのが自然です。また、TschüsもCiaoも親しい人同士の間で使われるくだけた挨拶語と説明されていることがありますが、Tschüsは見知らぬ人同士でも打ち解けた雰囲気では全く問題なく使えますし、失礼にはなりません。もちろん、礼儀が必要とされるフォーマルな場面ではAuf Wiedersehen(アウフ・ヴィーダーゼーエン)と言います(地方によって別の表現もあります)。 Ciaoは、使われるようになったのが比較的最近のことであるため、年代的には若い人の方がより多く使う傾向にあり、Tschüsよりさらにくだけた言い方という印象があります。ドイツ語圏の友人、知人からのメールでも、たまにCiaoと書いてくる人はいますし、インターネットのドイツ語圏のサイトなどの投稿などでもCiaoはよく見受けられますが、全体的にはTschüsの方がずっと多いはずです。なお、Ciaoはイタリア語ですが、イタリアでは人と会ったときも別れるときも使えるのに対し、ドイツ語圏では今のところ、もっぱら別れる時にだけ使う挨拶語です。 ラテン語圏の人が使うイメージがあるということですが、これは全く関係ありません。ドイツ語の基本的語彙の中にはラテン語が語源のものはいくらでもあります。また、ヨーロッパは地続きであり、古くから文化の交流とともに言葉の流入もあるので、ドイツ語成立後に新たにラテン語圏からの外来語が使われるようになっても全く不思議ではありません。ですので、イタリア語のCiaoをドイツ語圏で使うようになったのは特別の事ではないのです。 さらに言うと、もう一方の挨拶語Tschüsも、実はもともとドイツ語ではありません。ドイツ人でも知らない人が多いようですが、これもラテン語圏由来で、古い時代にはTschüsではなくAtschüs(アチュース)という形でした。具体的に何語から入って来たかには諸説あります。スペイン語のアディオス(adios)が、スペイン領だったオランダでアチュースのような発音に変わり北ドイツに流入したという説もありますが、母音の変化が説明できないため、フランス語のアデュー(adieu)の、ワロン語というロマンス語での発音「アジュース」が北ドイツに入ってきたと考えられています。実際、古いドイツ語の辞書には「チュース」という語は載っておらず、「アジュース」という形が出ています。こんにちでも、低地ドイツ語にこの「アジュース」という形が残っています。「アジュース」が「アチュース」となり、「ア」が脱落して「チュース」に変化したのはそう古いことではなく、20世紀に入ってからです。この、ラテン語圏のadiosやadieuは、「アデ(ade)」という形でもドイツ語に入っており、南ドイツ、南西ドイツでは現在でも使われています。 冒頭に書きましたように、Ciao、Tschüsともにドイツ語圏のほぼ全域で使われています。スイスのドイツ語圏の一部ではCiaoはあまり使われていないという情報があるくらいです。ただ地方によっては、この二つ以外にもその土地の別れの挨拶語があるので、選択肢が増える分、使用頻度は若干減るかもしれません。たとえば南ドイツやオーストリアでは、くだけた別れの挨拶語として「グリュース・ディッヒ(Grüß dich)」や「セアヴァス(Servus)」などの語もあるので、これらを使うことも多いです。しかし、Ciao、Tschüsもごく普通に使っています。 「チュース」や「アデ」の語源adieuや、類似の語adiosなどは、ラテン語のad deusが語源で、もとの意味は「神のもとへ」ですが、英語の「チアース」は語源が違い、もとの意味は「顔」です。 ちなみに、南ドイツやオーストリアで使われているservusもラテン語で、「奴隷」がもとの意味です。そしてイタリア語のCiaoは、同じservusを語源とするイタリア語schiavo(スキアーヴォ)のヴェネチア方言sčiao(スチャオ)に由来する語です。 無駄話が多くなりましたが、くだけた別れの挨拶語は、みなラテン語系ということになります。
- wy1
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ドイツでは、”Tschuess"がごく普通の挨拶です。店などを出る時も店員も客も使いますね。”Chao"や”Cheer(s)"などをドイツで全く聞いたことがありませんね。"Chao"はイタリア語の、”Cheer(s)"は英国のかるい挨拶のようです。
- SPS700
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ドイツでは、ciao「イタリア語」も cheers 「英語」も外国語で、在来のドイツ語ではありません。僕は在米ですが ciaoというアメリ人の友達も cheers というのもいます。 日本の挨拶でも、「じゃあね」「またね」と言った在来語の他に「さようなら」「失礼いたします」という漢語混じり、「バイバイ」という小児用英語など、いろいろです。 「じゃあね」は鳥取、「バイバイ」は土佐と決められないようなものでしょう。
お礼
回答ありがとうございました。 彼らは「cheers」ではなく「Tschüs」と言っていたのですね。 当方の間違えでした。 ドイツでは、ドイツ語の「Tschüs」を使うようにします。 当時、正確な意味を理解しないまま、おなじように「チュース」と返しておりました。 まれに「チャオ」と返してくる人もいたので、ちょっと気になってたのですが、 ちょっとした疑問がクリアになりました。ありがとうございました。