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いい加減な耐震改修から子供の命を守るには
この小学校には800人の児童がいます。3年前に市の発注工事として小学校の改修工事を担当しました。この小学校は築46年で以前は県の公立高校として使われておりましたが県から譲り受けた建物です。耐震工事は5年くらいまえに完了していました。 工事を始めて天井を撤去したところ教室の大梁の下端が大きくハツラレ主筋もSTもむき出しになっていました。1階から3階まで天井裏を確認したところ殆どの大梁の主筋が露出していました。ちょうどその頃近くの他県で解体工事を決めた学校があるというので見に行きコンサルとも話をしましたが解体でしょうということでした。 あまりにも大きな問題なので監理設計事務所から働きかけていただくようにお願いしましたが、県の行った耐震工事については関わりたくないので一切の質問には答えないし聞かないでくれと言う返事でした。下請け業者からPTAの知ることになり教育委員会に視察を申し出ましたが夜、私の自宅に副市長から電話で来ても入れないでくれと頼まれました。後日、県が大学教授を連れてきてPTA に説明を行う事になりましたが現場代理人である私には何も言わないでくれと言うことでした。問題のある悪いところを見てもらおうとしましたがことごとく拒否されました。それどころか、市役所での説明会には来ないでくれと言われました。OKWEVE投稿をPTA会長に渡して説明しましたが彼が市担当者と釣り仲間ということもあって今度は投稿をしたことについて副市長、教育委員会、建築課が揃って抗議にきました。私は、地域を特定できることは何一つ書いていないし迷惑もかけてはいないと主張しましたが、それでも業務上知りえた事を公表した事は許せないと言うことで私は現場代理人の解任、会社は3ヶ月の指名停止の処分を受けました。私はどうしても納得することができなかったので会社を退職して真実を明らかにすると会長に話しましたが、そんな事をすれば県、市の指名にははいられなくなるし、私は首を吊るとまでいわれました。10月に解雇されてから市からの検査機関が言い訳の検査をしたと聞いていますが結局は耐震に対しての補強は何もせず梁型をキャスライトで囲んだだけだそうです。現場の引き渡しは4月竣工に間に合ったようですが安全面に対してはいい加減な我が身の立場を守るためだけの検査のようです。市が一番気を使っているのは県に対してです。県が耐震改修を行った物件を市が譲り受けた訳だからから解体する訳にはいかないのです。解体となれば県の行った工事を過去に遡って調査する必要が出てくるし監理責任に対しても大きく叩かれるでしょう。今はすでに小学校として使われておりますがこの建物は解体すべきです。災害はいつ、どういう形で起こるかわかりません。このままでおいて災害が起きこどもたちに怪我人、死者が出た時には私の責任は免れても一生悔いが残るだろうと思います。 こんな耐震改修ならしない方がいいし、見つけても何の補強もしなかったというのは問題です。これも明らかな犯罪です。 このたびの熊本地震も見に行きましたが避難所であるべき学校が損壊のために移動を余儀なくされた事も聞きました。工事はすでに終わっていますがこの建物は解体すべきです。何か世間に訴える良い方法はないものでしょうか。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家佐藤 直子(@n-space) 建築士
スリーブの施工不良や、杭打ちデータの不備及び施工不良で建て替えになったマンションがある傍、もっと危険な古い商業ビルやマンションは多々存在します。 わかっていても利害や資金不足で改修ができないのですね。地震が来て倒壊してからやっと建て替えるわけです。 太平洋側の東南海地震の危険地域や首都直下地震危険地域であれば尚のこと、 全国どこでも地震リスクはあります。 小学校での手抜き工事なんて、全く危機意識がないですね。 中国の四川地震を思い出します・・・ 改修時の写真などでアバウトに判断できるものであれば、 構造設計や施工に関わるプロ仲間に相談してみては? メディアなどに訴えてみるのはある程度の裏付けがなければ取り上げてもらえないと思いますので。
佐藤 直子(@n-space) プロフィール
一級建築設計事務所を開設しています。住まいに関しては、安全で安心、居心地の良さのほか、動線・収納計画や美しいインテリア、コスパの良さなど、様々なご提案をいたしております。店舗や賃貸物件などでは事業計画...
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補足
着工から現場代理人解雇までの詳細は全て記録しています。その他に写真、副市長をはじめ全ての内容は録音しています。あらゆるメディアを使って訴えていくつもりで今年退職する事にしています。県と市のやり方は許すことはできません。おおきな社会問題になるだろうと思いますがまずは、ずさんな耐震改修建物の中にいる子供たちの命を救う事が一番です。