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押川春波の海底軍艦の小説で出てくる言葉で、祟りの日
第二回 魔まの日ひ魔まの刻こく 送別會――老女亞尼アンニー――ウルピノ山の聖人――十月の祟の日――黄金と眞珠――月夜の出港 祟りの日とは復讐の日ですか。ぜひ教えてください。
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しかし、老女は少しも構わずに話し続けた。 「お客様、笑い事ではないのです。魔の日、魔の刻というのは、一年で最も不吉な時なのです。他にも出航日は沢山あるのに、この日、この刻限に御出帆になると言うのは何の因果だと言うのでしょうか?私は考えるといても立ってもいられません。その上、私が懇意の船乗りに聞いて見たところ、今度の弦月丸の航海では、沢山の黄金と真珠とが船に積んでいると言うじゃありませんか。黄金と真珠とが波の荒い海上に集うと、きっと恐ろしい祟りを呼びます。あぁ、不吉の上にも不吉。お客様、私の心の千分の一でもお察しいただけるのであれば、どうか奥様と日出雄様を助けると思って、今夜の御出帆を延期してください。」 魔の日、祟りの日と並べて使っているので、「何か悪いことが起きることが心配される日」程度の意味でしょう。
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☆⌒(*^-゜)vありがとうございます!