- ベストアンサー
高校生が教養をつけるためには?
- 高校生が教養をつけるためには、学校の勉強以外の知識を積極的に学ぶことが大切です。
- オタクの友達のように、自分の興味のある分野について詳しく知ることをお勧めします。
- また、タメになる本や豊富な知識を得るための心構えを持つことも重要です。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ウイスキーというお酒は、原酒と呼ばれる工場で作られたばかりの状態のときは無色透明なんです。できたばかりだから味もちょっとトガっているそうです。高校生に「トガった味」といっても分からないだろうけど。 それをあの樽の中に入れて何年も何年も熟成させます。すると味はまろやかになり、内側に焼き色をつけた樽の色が溶けてあの琥珀色になり、独特の香りが作られます。それは一朝一夕にできるものではなく、長い時間をかけていかないといけないんですね。 教養もそれと同じで、手に入れた知識が練れていく熟成の時間が必要なんですね。ローマは一日にして成らずというけれど、教養人も知識さえあればできるほど甘いものではないのです。だから「これを読めば教養人になれる」なーんていっている人がいたとしたら、その人はエセ教養人だね・笑。 教養がある人というのは、ユーモアがあると思います。ある種のユーモアセンスは磨いたほうがいいと思います。イギリスのチャールズ皇太子は「あなたのお仕事はどんなものですか?」と聞かれたときに「世界最古の職業といわれる二つ(註:スパイと売春婦)のうちのひとつです」といい、しばらく間をおいて「・・・あなたが想像したのとは逆のものです」といったそうです。これは実に教養あるユーモアですね。バカにはいえませんし、世界最古の職業を知らなきゃ笑えませんからね。 ことわざ、故事成語や四字熟語なんかは多く知っておいたほうがいいですね。最近は「若いんだから勇気を持て。虎穴に入らずんば虎子を得ずだろう」なんていうおじさんはめっきり減ってしまいました。 論語や聖書のような含蓄ある本も原本は読まなくても、それを解説した本くらいは読んでおいたほうがいいでしょうね。 芸術に触れましょう。芸術を知らない人を教養人とはいわないと思います。絵画でも音楽でもなんでもいいです。教養人だからと無理にクラシックを気取ることもありません。ロックンロールだってちゃんと知ろうと思ったらなかなか奥が深いです。 そして、恋。教養人は、女心が分からないといけない。カタブツは教養人とはいわないですよ。男女の機微をちゃんと知らないといけない。ということは、やっぱり「若い」と呼ばれる年齢で教養人にはなれないということですね。リュック・ベッソン監督は「愛とは花にたとえると水だ」といいました。まだ意味は分かるめえよ。実はとても深い意味が隠されているのですが、これは将来の貴君への宿題としますから、この言葉を覚えておいてください。いつか、深い意味が理解できる日がくるのを楽しみにしています。 かように教養人というのはどこかに突出した知識を持っているわけではなく、「まんべんなく、それでいて相応に高く」持っていて、しかもそれが単なる頭でっかちではなく人生の経験に裏打ちされているということなのです。
その他の回答 (6)
- Postizos
- ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.5です。 読まなくて良い註釈もありますが「岩波版漱石全集」のは読むとおもしろいという趣旨です。
お礼
なるほど、少し意味を取り違えていたようです。「岩波漱石全集」、覚えておきます。 わざわざ補足していただきありがとうございます。
- Postizos
- ベストアンサー率52% (1786/3423)
ある高校の教養図書リストですが、参考になると思います。 一番下の「読んでおきたい本のリスト」 http://www.azabu-jh.ed.jp/syuppan/toshokan-syuppan.htm#%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88 漫画やテレビでは受験校というと受験技術ばかり磨いている学校という捉えかたが多いのですが、現実はそうでもないです。 教養書には無理して読む時期みたいなのもあって、若さゆえの意気がりみたいな物も必要で大事だと思います。分からなくても通読する方法と辞書を片手にわからない言葉は逐一調べながら時間をかけて精読する方法とあり、どちらも必要だと思います。 他の人も書いていますが岩波の「ジュニア新書」は私も読んでいます。おもしろかったのは 「砂糖の世界史」 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/50/5/5002760.html ジュニア新書HP http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/ http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/searchall?title=&author=&isbn=&newjlibrary=on&Byear=&Bmon=&Eyear=&Emon= 漱石なんかは読むと思いますが、岩波の「漱石全集」は旧かな旧字体ですが漢字にはふりがながついているので自然と字もおぼえるでしょう。それに細かい註がついていますから時間があるときにじっくり読むと当時のこともわかっておもしろく読めると思います。これだけでもインテリ度がアップします。図書館にあるのではないでしょうか。昔の版でしたら古本屋で安く売ってます。慣れれば旧仮名遣いも段々違和感が無くなります。同じ岩波でも文庫版は新仮名新字体に編集部が直していますから注意。 岩波の泉鏡花全集・芥川龍之介全集なども評判の良い編集です。 岩波が多くなってしまいましたが、古典名作は文庫で読んでも同じっていうわけではないのは知っていて良いと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 教養図書リストとても参考になりました。いつも本は読んだら読みっぱなしで語句を調べたりはしないので、本を辞書片手に精読するというのは身になる方法だなと思いました。 「砂糖の世界史」は耳にしたことがあります。世界史は好きなほうなので(といっても中学の知識ですが)是非読んでみます。 確かに夏目漱石などの本には註釈がついていますね。今まで飛ばし読みしてたので、そういったところもきちんと読んでみます。 岩波の文庫版では新仮名遣いに直されるというのは知りませんでした。同じ作品でもいろいろ違いがあるのですね...。とてもためになりました。
- staratras
- ベストアンサー率41% (1498/3648)
逆説的な言い方に聞こえるかもしれませんが、「教養を身につけよう」などと肩に力を入れずに、幅広い分野で自分が「面白そうだ」と思えた書物を読むのが結果として良いように思います。特に古典と言われるものは、さまざまな読み方が可能なので、「○○を読まなければ」というような義務感からではなく、自発的に高校時代に興味を持つきっかけを作れたら幸せです。 回答者自身を振り返ると、高校時代は地学部天文班でその分野に熱中していました。例えば漢文などにはあまり興味がなかったのですが、ある日先生がお休みのため高校の図書館で自習していたときに漢文対訳本「十八史略」の中に興味深い天文関係の記事を発見しました。(索引で天文関係の記述だけを探して拾い読みをしていた) 時は南宋の景定五年(西暦一二六四年)七月、大彗星が天にあらわれた。十数丈の長さの尾をひき、光の穂先が天を照らした。彗星は明け方に東方にあらわれ、日が高くなって消えた。それが一か月余りも続いてようやく見えなくなった。楊棟という者がこの星を指して「あれは蚩尤旗(しゆうき)という星です」といった。それがもとで世論は楊棟に厳しく、とうとう官を辞して故郷に帰った。云々とありました。なぜ官を辞さなければならなかったのかはよくわかりませんでしたが、 これ以来漢文も少し面白いと感じるようになりました。 30年後勤務先の資料室で「宋史」「元史」「日本天文史料」などを発見し、この大彗星が当時の南宋や元だけでなく日本でも長期間夜空に見られて大騒ぎとなっていたことなどを知りました。また「蚩尤旗」という言葉はさらに古く「史記」の「天官書」にも「蚩尤之旗、類彗而後曲、象旗、見則王者征伐四方」と書かれていることに気付きました。「蚩尤旗は彗星に似ているが後ろのほうが曲がっているので旗に見立てる。これが現れると王者が四方を征伐する」 蚩尤旗の説明と星占いを一緒にしたような、現代人から見ると奇妙に感じられる文章ですが、これを読んで初めて、なぜ楊棟が失脚したのかが理解できました。元に押されていた南宋にとって、この蚩尤旗は「王者が四方を征伐する」吉兆であるはずなのに、それを明確に指摘しなかったからです。 興味のない人から見れば、「だから何なんだ」と言われてしまいそうですが、回答者にとっては高校1年生の時の疑問が30年後に氷解したうれしい瞬間で、こうしたことがあるので古典の読書はたとえ雑読でも面白いと感じます。
お礼
回答ありがとうございます。 やはり自分の好きな分野について深めていった方がいいのですね。確かに教養を身につけようという義務感からきていた部分があるので、自分の興味あるものごとを見つけていきたいです。 天文学についてのお話、興味深く読ませていただきました。古文や漢文は授業で習っているのですが、自分で読み解いてみるのも面白そうだなと思いました。現代に通づるものもありますし。 高校生で抱いていた疑問が長年を経て解決するというのは、感慨深いものがありますね...私も一度はそのような体験をしてみたいです。
- ONE-STEP
- ベストアンサー率35% (44/123)
素晴らしい気づきですね。難しく考えずに例えば図書館でいろんなジャンルから面白そうなもの(最初は軽く読めそうなもの)を読んでみて、惹かれたテーマを深堀りしてもいいですね。 あと、読書の指南本的なものもいろいろあります。最近読んだものでは、齋藤孝「大人のための読書の全技術」が面白かったです。分厚いですが読みやすく、教養を身につけたいという質問者さんの目的にもあっていると思いました。おすすめブックリストもついています。
お礼
回答ありがとうございます。 そうですね、難しく考えないで図書館でいろいろと興味のあるものから読んでみようと思います。 読書の指南本なるものがあるのですね。斎藤孝さんの名前は聞いたことがあるので今度読んでみようと思います。
知りたいと思っている教養の範囲、それを生かしたいシチュエーションが書かれてないので難しいです。 それに、本だけで教養を身に着けようとしても無理があります。 いわゆる知識だけを詰め込んだ「あたまでっかち」の出来上がりになるかもしれないから。 それでも本でというならば 世界の創作物語の原点。「ギリシャ神話」 最古のSF(と言われている)「竹取物語」 各国それぞれの文化の片りんがうかがえる「童話各種」 (これは面白いことに、寒い地方、暖かい地方というくくりで類似点が見つかる) なじみ薄い異国の文化。これほど女性が活躍する物語もめずらしい「千夜一夜物語」 日本人にはおなじみの「三国志(をはじめとする中国四大小説。水滸伝、西遊記、紅楼夢)」 時代錯誤な部分もあるけど、道について考えさせられる「孔子の論語」 杜甫、李白、ニーチェ、芭蕉など、言葉に世界を閉じ込めた「詩篇各種(俳句)」 …など。とりあえず有名なものに手を出しておけばいいですよ。 なんなら、目をつぶって手に取った本を買って読むくらいでもよいと思います。 「出典」などが明記されてるものはそれも調べておくとよいですよ。 「有名である」ということはそれだけ多くの人が知ってる・読んでる・話題にできるということです。 なにか興味がわく分野が見つかるといいですね。 駄目なら、勉強の道を究めて研究者などになるのも良いと思いますよ。 別に教養を高めたいわけではありませんが、美術館や博物館には出かけてます。 あるなら音声ガイドも借りてますね。具体的な解説をしてもらえるのでありがたい。 私はいかないけど、プラネタリウムや季節の催し物なども参加すると良いです。 パンフレットなどももらって熟読してみましょう。 またデパートの画展、展示会(大体商品を売り買いしてるので、うかつには踏み込まないほうがいいけど) も店員をしれっとスルーできる力があるなら良いものが見れますよ。
お礼
回答ありがとうございます。 本を読むことの他に教養を身につける方法が思い浮かばなかったのですが、確かにそれだけでは無理がありますね... 美術館や博物館はたまに行くのですが、デパートの画展や展示会などは行ったことがなかったです。 外に出ていろいろなものを見るのも大切ですね。本だけの知識に偏らないようにします。 紹介していただいた本もとても面白そうなので、是非読んでみたいと思います。
- bran111
- ベストアンサー率49% (512/1037)
100冊の本 岩波文庫 http://homepage3.nifty.com/eopera/iwanami.html これは文句なしに教養の原点です。相当な読書家でも半分も読んでないといわれています。 読めるものから読んでください。 選者 臼井吉見、大内兵衛、大塚久雄、貝塚茂樹、茅 誠司、久野 収、桑原武夫、武谷三男、鶴見俊輔 中野重治、中野好夫、松方三郎、丸山眞男、山下 肇、渡辺一夫 ヴェニスの商人 / シェイクスピア作 我輩は猫である / 夏目漱石作 啄木歌集 / 石川啄木作 モンテ・クリスト伯 / デュマ作 ハックルベリイ・フィンの冒険 / マーク・トウェーン作 水滸伝 / 吉川幸次郎訳 銀河鉄道の夜 / 宮沢賢治作 アルプス登攀記 / ウィンパー著 デミアン / ヘルマン・ヘッセ作 ビーグル号航海記 / ダーウィン著 福翁自伝 / 福沢諭吉著 レ・ミゼラブル / ユーゴー作 赤と黒 / スタンダール作 高村光太郎詩集 / 高村光太郎自選 荒野の呼び声 / ジャック・ロンドン作 世界をゆるがした十日間 / ジョン・リード著 友情 / 武者小路実篤作 唐詩選 / 前野直彬注解 ファウスト / ゲーテ作 余は如何にして基督信徒となりし乎 / 内村鑑三著 ハムレット / シェイクスピア作 フランクリン自伝 / 松本慎一・西川正身訳 共産党宣言 / マルクス・エンゲルス著 ソクラテスの弁明・クリトン / プラトン著 罪と罰 / ドストエーフスキイ作 富岳百景・走れメロス / 太宰治作 藤村詩抄 / 島崎藤村自薦 アンデルセン自伝 / 大畑末吉訳 ジャン・クリストフ / ロマン・ローラン作 トニオ・クレエゲル / トオマス・マン作 空想より科学へ / エンゲルス著 貧乏物語 / 河上肇著 古代への情熱 / シュリーマン著 クォヴァディス / シェンキェヴィチ作 武器よさらば / ヘミングウェイ作 真空地帯 / 野間宏作 若きヱルテルの悩み / ゲーテ作 羅生門・鼻・芋粥・偸盗 / 芥川竜之介作 萩原朔太郎詩集 / 三好達治選 カラマーゾフの兄弟 / ドストエーフスキイ作 ベートーヴェンの生涯 / ロマン・ロラン著 田園交響楽 / アンドレ・ジイド作 白秋詩抄 / 北原白秋作 ロウソクの科学 / ファラデ―著 寺田寅彦随筆集 / 小宮豊隆編 ベルツの日記 / トク・ベルツ編 茶の本 / 岡倉覚三著 外套・鼻 / ゴ―ゴリ作 旧約聖書 創世記 / 関根正雄訳 饗宴 / プラトン著 新訓 万葉集 / 佐佐木信綱編 昆虫記 / ファ―ブル著 ユ―トピア / トマス・モア著 斎藤茂吉歌集 / 山口茂吉・柴生田稔・佐藤佐太郎編 どん底 / ゴ―リキイ作 賃労働と資本 / マルクス著 論語 / 金谷治訳注 平家物語 / 山田孝雄校訂 戦争と平和 / トルストイ作 水と原生林のはざまで / シュバイツェル著 帝国主義 / レ―ニン著 折りたく柴の記 / 新井白石著 桜の園 / チェ―ホフ作 暗夜行路 / 志賀直哉作 父と子 / ツルゲ―ネフ著 リンカ―ン演説集 / 高木八尺・斉藤 光訳 徒然草 / 西尾実校訂 こゝろ / 夏目漱石作 破戒 / 島崎藤村作 告白 / ルソ―著 蘭学事始 / 杉田玄白著 阿Q正伝・狂人日記 / 魯迅作 にごりえ・たけくらべ / 樋口一葉作 永遠平和の為に / カント著 実践論・矛盾論 / 毛沢東著 人形の家 / イプセン作 或る女 / 有島武郎作 善の研究 / 西田幾多郎著 歎異抄 / 金子大栄校訂 タルチュフ / モリエ―ル作 おくのほそ道 / 杉浦正一郎校訂 静かなドン / ショ―ロホフ作 蟹工船・1928・3・15 / 小林多喜二作 社会契約論 / ルソ―著 方法序説 / デカルト著 阿部一族 / 森鴎外作 方丈記 / 山田孝雄校訂 ボヴァリ―夫人 / フロ―ベル作 嵐が丘 / エミリ・ブロンテ作 土 / 長塚節作 ミル自伝 / 朱牟田夏雄訳 息子たちと恋人たち / ロレンス作 この人を見よ / ニ―チェ著 女の一生 / モ―パッサン作 好色五人女 / 井原西鶴作 職業としての学問 / マックス・ヴェ―バ―著 人権宣言集 / 高木八尺・末延三次・宮沢俊義編 谷間のゆり / バルザック作 イ―リアス / ホメ―ロス作 文明論之概略 / 福沢諭吉著
お礼
回答ありがとうございます。 お恥ずかしながら読んだことのある本が5冊ほどしかなかったので、読めそうなものから少しずつ読んでいこうと思います。相当な読書家でも半分は読んでない、ということでやる気が出てきました。 たくさん本の名前を挙げていただき感謝です。100冊読破を目指して少しずつ頑張ります。
お礼
回答ありがとうございます。 教養というものは若いうちにできるものではなく、大人になるにつれて熟成させていくものなのですね。 チャールズ皇太子のお話にもあるように、豊富な知識を持ちながらユーモアを効かせられるというのは、本当に憧れます。どんな質問や応答にも、ぱっと機転を利かせて受け答えをできるようになりたいものです。 芸術といえば、中学の頃には吹奏楽部に所属しており、よくオーケストラを聴きに行ってましたし、高校生の今では部活で油絵をしていて展覧会を見に行ったりしております。これからもっといろいろなものに触れていきたいものです。 父の受け売りですがロックは良く聞きます。たしかになかなか奥が深いですよね。まだビギナーなのですが… 「愛とは花に例えると水」この言葉がいつか理解できる日がくるよう、人生の経験を積んで行こうとおもいます。