西暦4世紀から6世紀ごろに東方にいたゲルマン民族が西へ移動して、その支族ゴート族が西ローマ帝国を滅ぼし、またフランク族が今のフランス(フランスという名前はそのフランク族に由来しますが)がフランク帝国を建国、ドイツにはその支族ザクセン族が侵入し、ザクセン王国を建国、そのあおりで、もともとフランスや北欧にいたアングロ族、サクソン族、ノルマン族がイングランドに逃れて、ケルト民族のアーサー王を滅ぼし、ノルマン王朝を後に建国、……そしてそのゲルマン民族の「女神崇拝」が、キリスト教と合体して、「聖母マリア信仰」になったわけです。
今のフランスには「ノートル・ダム寺院」というのが各地にありますが、「ノートル・ダム」というのは「聖母」のこと、そして「聖母」といえば、まずゲルマン民族の「女神」のこと、自分たちゲルマン民族の固有の信仰、だから本当はキリスト教とは関係ないんだけど、一応、フランク帝国がローマ帝国を継承し、帝冠を授けられたから、キリスト教に義理立てして、「聖母マリア」と言っています。
日本も同じです。
長崎などの島々にはもともと仏教に基づく「観音信仰」があり、それにキリスト教が入ってきて、「聖母観音」を崇拝するようになりましたが、幕府の弾圧を逃れるために、自分たちはキリスト教を信仰しているのではなく、「観音様」を信仰しておりますって言い逃れしました。
どこも同じです。
お礼
回答有難うございました。