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聖母マリアの慈悲とは具体的にどういったものなのでしょうか。

いつもお世話になっております。 キリスト教における慈悲について調べていたところ、聖母マリアが「慈悲の聖母」として信仰されていることを知りました。 それでは、聖母マリアの慈悲とは何なのだろう、と思い調べてみたのですが、具体的にどういった内容なのかわかりませんでした。 聖母マリアの慈悲とは具体的にどういったものなのでしょうか。 それとも、大乗仏教における慈悲=四無量心、のようにはっきり定義されたものではないのでしょうか。 キリスト教については概説程度にしか勉強したことが無いので、的外れな質問をしていたら指摘してください。 また、関連する書籍やサイトがあれば紹介していただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。

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  • pyon1956
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回答No.2

まず聖書をお読みになれば解ってらっしゃるはずですが、マリア様に関する事跡そのものがほとんどありません。 つまり本来の歴史的な事象としてはマリアという人はイエスを生んだ以外になにもしていないのです。(なにかおかしなことを言っている場面はありますが) ですから、いわゆる聖母伝説というものはキリスト教成立以後、特に地母神信仰との習合のなかで、あるいはさらに後の時代に形成されたもの、ということになります。神学的にこれを深めたものはまず存在しないでしょう。なぜならキリスト教の場合、聖者というものは聖母を含めあくまで人であって神ではない。その属性もいわば神の力を代行しているに過ぎないからです。 ですから、結局その母性的なイメージ、女性の属性としてのやさしさのごときイメージの問題なので、個別地域的な聖母伝説みたいなものはあっても、キリスト教全体、あるいは神学のなかで位置づけることはできません。なぜといってそういう慈悲というものも結局神の属性を女性的なイメージの側から代表しているに過ぎないからです。 もし定義されたものがあるとしてもかなり特定の宗派にしか通用しない考えでしょうね。

delirium
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 たまたまひろさちやの「仏教とキリスト教」を読んでいたらマリア様の信仰について解説してありましたが、結局はキリストの母だからということで信仰されていたみたいですね。

その他の回答 (1)

  • nacam
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回答No.1

キリスト教の中でも、マリア信仰が盛んなのは、カトリックで、次いで正教会です。 プロテスタント系では、積極的なマリア信仰は無く、単性派やネストリウス派においては、マリア信仰は、完全に否定しています。 カトリックにおいて、マリアは、色々な信仰の対象とされています。 「慈悲の聖母」というのは、マリアのマントの中で、信徒が保護される一連の絵画像を、「慈悲の聖母」と呼んでいるようです。 「慈悲の聖母」という信仰が有るのではなく、マリア信仰の中に、「慈悲の聖母」というジャンルの絵画があるといえます。

参考URL:
http://www.pauline.or.jp/tokusyu/itukusimi_seibo/itukusimi_seibo_01.html
delirium
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 ご紹介のURLは予め見ていたのですが、ご回答でようやく意味が理解できました。時間があったらちゃんと調べてみたいですね。