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キリシタンの信仰神は?
この間のNTVの「時空警察」でも同じ疑問を感じたのが日本でのキリシタンが十字架を握りしめて「ゼウス様」と唱えた事です。 ゼウスはギリシャの神話に出てくる最高神ですよね。 日本にキリスト教を広めたのはポルトガル人のザビエル、確かイエズス会だった筈です。 踏み絵の様にマリア信仰なら分かるのですが、何故ゼウスなのかよく分かりません。 教えてください。
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#1です。すみません、途中で送信してしまいました>< 「デウス(Deus)はラテン語で神を表す言葉。古代ローマには神一般を表す言葉であったが、キリスト教の普及により唯一の神をあらわす言葉となった。日本では戦国時代末期、キリシタンの時代に「神」を指す言葉として用いられた」とのことです。
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- pbf
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難しい仮名遣いですがこのページの、その2というところに、なぜ絶対神をデウスと呼んだかの経緯が書いてあります。
お礼
ゼウスでなくでデウスであると言う事で納得しました。 参考URLを教えて頂き有り難うございました。
- yuhkoh
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「カクレキリシタン」の信仰というのは、現代人が考えているようなキリスト教の信仰とは異なっています。キリスト教の「神」やイエス、聖人なども、その信仰はどちらかというと、神道や民間信仰での「神観念」に近いものがあります(例えばマリアは「安産の神」という具合です)。 また仏教や神道との習合で、現在も五島列島などで伝統的「カクレキリシタン」の信仰を守っている家では仏壇や神棚があり、寺の檀家であり神社の氏子でもあります。ですから氏神の祭りに参加し、葬儀は仏式で行い、それと同時に「カクレキリシタン」の祭りや葬儀を行うそうです。そして仏教や神道を信仰するのはかまわないが、カトリックやプロテスタントを信仰することには反対する家もあるそうです。つまり伝統的「カクレキリシタン」の信仰は、いわゆるキリスト教からすると異端ですが、「カクレキリシタン」側からするとクリスチャンになることで、神(神道)や仏の信仰を捨てることに抵抗があるからです。なぜこのような複雑な形かというと、まずは禁教時代にキリシタンであることを隠す意味で仏教や神道を信仰していたのですが、寺や神社もキリシタンであることは黙認状態だったそうです。なぜなら、そのことを役人に報せても檀家や氏子が減るだけですし、役人も管理不行き届きで罰せられる恐れもあり何一つ得になるわけでなく、また檀家や氏子、そして良き百姓や商人・職人としての勤めさえ果たしておればなんの問題もないからです(「島原の乱」は一揆を起こしたから弾圧されたのです)。 またそれ以前に日本にキリスト教が伝わったころから、当時の日本人が「唯一絶対神」を信仰するキリスト教を本当に理解していたかどうかも疑問視されます。おそらく神道の神々や仏教の仏菩薩に、さらに新たなご利益をもたらしてくれる「キリスト教の神」が加わり信仰されたのではないかとも推測されるようです。 つまり一般的に「隠れキリシタン」というと、弾圧に耐えながらキリスト教の信仰を守り抜いたとイメージされますが、実際は神仏習合的な流れでキリスト教が欧州と異質な形で土着化したのが「カクレキリシタン」の信仰のようです。 ※「隠れキリシタン」でなく「カクレキリシタン」と表記するのは、上記のように仏教・神道・民間信仰と習合したキリスト教とは異なる信仰だからです。 参考 『カクレキリシタン オラショー魂の通奏低音』(宮崎賢太郎・長崎新聞新書) 『カクレキリシタンの信仰世界』(宮崎賢太郎・東京大学出版) 『かくれキリシタンの聖画』(谷川健一<編集>、中城 忠・小学館)
お礼
当時の信仰実態を理解しました。 キリスト教もワンオブゼムだったのですか。 そこまで柔軟に考えていたのだとしたら踏み絵を拒んで死刑にならなくても良かったのではないかと残念に思います。有り難う御座いました。
- Arianrhod
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「ゼウス」ではなく、「デウス」と言っていたのだとだと思いますよ。
お礼
デウスがラテン語なら納得です。 私の所によく来るキリスト教関係の人の話からは、あまり絶対神と言う言葉が出てきません。 ヨハネやら何やら(怒られるかも?)は出てきますが。そしてキリスト自身の言葉(教え)もあまり聞かれません。このあたりが不思議と言えます。 有り難うございました。