- ベストアンサー
王道って誤解されていませんか
王道を正統な道と考えている人が多いようですが、学問に王道なしというのは逆の意味ですね。しかし両方の使い方が許されているのでしょうか。
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「学問に王道なし」とは、ギリシャの哲学者アリストテレスがアレキサンダー大王の 家庭教師として赴任したときの言葉として、あまりにも有名ですね。 普通、王道というと、儒教で理想とした、有徳の君主が仁義に基づいて 国を治める政道という意味です。 「学問に王道なし」の王道は違います。 安易な方法、近道といった意味です。 >王道を正統な道と考えている人が多いようですが 儒教の王道と勘違いしているのですね。 それよりも日本語への翻訳が悪い、王道と翻訳した所に 間違いが有ると思います。
その他の回答 (7)
- lions-123
- ベストアンサー率41% (4360/10497)
補足します。 単語ではありませんが4字熟語でも、似たような事例は→「他力本願」 好意的・肯定的なとらえ方では→「努力と修行を重ねた上は、阿弥陀如来様のお力で悟りの境地、成仏がかなう」 皮相的・否定的なとらえ方では→「自らは努力と修行を怠り、他人の助力や運のみに頼る発想生き方」 ※由来や本来の意味では宗教上の教えなのだが、現代では否定的な解釈や使われ方が広く流布定着している。
お礼
他力本願にも言えることですね。誤解なのかどうかわかれいませんが、こだわるという言葉はNHKが必死に努力して、やっと良い意味に使えるようにしましたね。私はどうしても、こういう強引さには、こだわってしまいます。
- LN-TF
- ベストアンサー率53% (320/596)
これは、困った問題です。場合によって二つの意味が使い分けられていますね。 学問に王道なし の場合 ⇒ 王様の御通りになる道 だから 石ころやぬかるみなどの無いようにし、埃などのたたないように打ち水をした道 楽々と行ける道 儒学的には ⇒ 王とは天に命じられてなるもの。王は王様としてふさわしい行いをしなければならない。仁の政の道 正統な道 となります。 このようの例には、「無心」があります。全然別の意味といっても良いでしょう。例文を使い乍説明しましょう。 「無心に遊ぶおさなご」 ⇒ 邪心なく、純粋無垢な事をいっています。「無」の「心」という事です。 「金の無心に来た。」 ⇒ 金が無いので少し貸してくれとか、(親などに)金を出して呉れなどとせびる事を云います。 (金が)「無い」という「心」でしょうか。 ご参考にならば幸甚です。
お礼
無心はよい例ですね。日常の表現には結構です、などという言い方がありますね。もっともこれは結構そのものより省略されている部分の問題でしょうが。
- staratras
- ベストアンサー率41% (1498/3648)
国語辞書には両方の意味が出ています。 一つは儒家の理想とした政治思想で、古代の王者が履行した仁徳を元とする政道のことです。(覇道の対義語) もう一つは「royal road」の訳語で、楽な方法、近道の意味です。 日本で講演した晩年の孫文が、日本に対して「西洋覇道の鷹犬(走狗)となるか、東洋王道の干城となるか」と問いかけたとされる「王道」は前者の意味で、「学問に王道なし」(There is no royal road to learning.)という「ことわざ」の「王道」は後者の意味です。
お礼
西洋の辞書にも両方の意味が載せられているのでしょうか。
- 山田 太郎(@f_a_007)
- ベストアンサー率20% (955/4574)
1、我、王道を行く。 2、学問に王道なし。 そもそもが単語の意味ってのは、どういう文脈でどういう目的で使っているかで決まるもの。それに、その表現が産まれた由来ってのもあり、由来独特の意味もあります。ですから、辞書には、1、2、3とケースバイケースによる解釈が掲載されている訳です。 では、なぜそのようにケースバイケースによる解釈が生じるのか?それは、時代の変化に応じて言葉や単語の意味する実態が変わるからです。それは、時代の変化に応じて言葉や単語を用いる人々の意識も変わるからです。まあ、その都度に新語を生みだすよりも、時代と文脈で解釈する方が賢いってことだと思います。
お礼
学問に王道なしという訳を考えた人は,その当時の知識階級に属していたと思いますが、すこし軽率だったようにも思います。
言葉は生きていますから、時代によって変わることもあります。 新しい(あたらしい)も、もともとは あらたしい、でした。 全然大丈夫とかと同じで 必ずしも間違った表現ではない な解釈がされます。 広辞苑に 王道 がのってないこともあるかと思います。
お礼
広辞苑に載っていませんか!
- 131tobi
- ベストアンサー率54% (18/33)
節操なく新しい用法を採用しているWeb辞書でも、現段階では「安易な方法。近道。」としか書いていません。 https://kotobank.jp/word/%E7%8E%8B%E9%81%93-38809#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89 ==============引用開始 デジタル大辞泉の解説 おう‐どう〔ワウダウ〕【王道】 1 儒教で理想とした、有徳の君主が仁義に基づいて国を治める政道。⇔覇道(はどう)。 2 《royal roadの訳語》安易な方法。近道。「学問に王道無し」 ==============引用終了 ただ、これは「もうダメ」に近いと思います。 【よくある誤用17── これもおなじみ 逆王手 王道 煮詰まる】 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n121351 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 王道 正 近道 誤 正当派(のやり方) 「王」つながりでもうひとつ。「これぞ醤油ラーメンの王道」のような使われ方が広まっているようです。もう許容されている気もしますが、厳密には誤用です。「本道」とでも言いかえるのが正解でしょうか。 本来は「近道」の意味です。 http://www.sanabo.com/kotowaza/arc/2004/12/post_482.html ================================引用開始 学問に王道なし(がくもんにおうどうなし) 意 味: 学問をするのに安易な方法はない。 読 み: がくもんにおうどうなし 解 説: 「王道」は、安易な方法、楽な道。ユークリッドから幾何学を学んでいたエジプト王が、「もっと簡単に幾何学を学ぶ方法はないか」と尋ねたところ、「幾何学に王道なし」と答えたという故事による。 出 典: 英 語: There is no royal road to learning. 類義語: 学問に近道なし ================================引用終了 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
お礼
改めてお礼申し上げます。
- lions-123
- ベストアンサー率41% (4360/10497)
>王道って誤解されていませんか 王道を正統な道と考えている人が多いようですが、学問に王道なしというのは逆の意味ですね。しかし両方の使い方が許されているのでしょうか。 前後の文脈で「王道」自体は由来と使われ方で、下記にある、1と2両方の意味がある中で、その時の文章表現が意図意味するところが決まり、文章&表現としての意味合い意思伝達が成立する。 ※王道とは。 意味や解説、類語。 1 儒教で理想とした、有徳の君主が仁義に基づいて国を治める政道。⇔覇道 (はどう) 。 2 《royal roadの訳語》安易な方法。近道。「学問に―無し」。
お礼
ひとつの単語が反対の意味をもつという例はほかにもあるのでしょうね。
お礼
適切な新訳はないでしょうか。学びは貴賎を問わずとか。