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人件費について
経済の本を読んでいたのですが、よくわからないことあがりました。本には 「経済が発展した影響で、日本では人件費が高くなっています。同じ仕事でも、中国や東南アジアの人々の方が人件費は圧倒的に安くすみます。」 と書いていたのですが、なぜ経済が発展すると人件費が高くなるのですか? あと、中国や東南アジアの人々の方がなんで人件費は安くすむのでしょうか? 勉強不足ですみません。 解説お願いします。
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「経済が発展した影響で」と書いただけだとわかりにくいかもしれませんね。 経済が発展するとその国のお金の価値が信頼できるものとして上がります。 たとえば、今まで1ドルを手に入れるのに300円必要だったとします。それが、 円の価値が認められると1ドルを100円で手に入れられるようになってきます。 アメリカの企業が人件費を払う場合、状況としては前者の方が得ですよね? 支払う額が同じでも、前者なら三倍の額を受け取れることになります。 つまり、経済発展途上国では貨幣価値が低いので少ないお金で人を雇うことが出来るのです。
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- potatorooms
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その人件費って、経営者やエリート企業の社員のような高額収入ではなく、安く雇いたいと思った時の最低賃金で働く人たちのことじゃないかと思うのでその前提で回答します。 国民の政治参加で、法律で決められた最低賃金が上がるからです。 自民党の政治家に転身した企業の創業者さんがいうには、採用の基準は最低賃金で、それにいくら加算するかで決めるようです。 この最低賃金に合わせてビジネスが作られるので、経済の成長というより、経済発展とともに起こる民主化と民衆を見た政治の影響じゃないかと思います。
- ithi
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saiumalsei さん、おはようございます。 経済が発展するとは成長することで、成長したら、労働者に賃金を上げなければなりません。成長すればするほど、賃金を上げるんですから、人件費は高騰するでしょう。 特に製造業やサービス業はそういう傾向が強いですね。
- qwe2010
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経済が発展すれば、公的サービスが増えそれらに多くの税金などが必用になります。 税金はいろんな形態で徴収されていますので、目に見えません。 日本では何もしないでも、生きているだけで、多くのお金が必用なのです。 だから人件費が高くなるのです。
産業形態は経済が発展するにつれて第一次産業から第二次産業へ、第二次産業から第三次産業へシフトしていきます。 経済が発展するのであれば第一次産業よりも付加価値の高い第二次産業の発展が欠かせません。 そのためには第二次産業の製品を購入するだけの収入が必要になります。 収入と人件費は言ってみれば同じものですから、経済が発展したなら人件費も自ずと上がるのです。 また第二次産業から第三次産業へシフトする場合でも同じです。 中国や東南アジアの国々の人件費が安い理由は工業化産業化の割合が低く第一次産業である農業の比率が高いからです。 なお工業化されていない農業国の出生率はとても高いものになります。 昔であれば出生率は高くても死亡率も同じように高いものでしたから急激な人口増加はありませんでしたが、出生率が高いままで現代医学により死亡率が下がると人口問題が起きます。 ですので中国やそのあとには東南アジアの国々は経済発展し工業化しなければならないのです。