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【共働き世帯】江戸、明治、大正時代の共働き世帯の割
【共働き世帯】江戸、明治、大正時代の共働き世帯の割合を教えてください。 専業主婦が生まれたのは昭和時代だけで、江戸時代には夫婦共働きが普通だったそうですが、国の統計グラフは専業主婦絶世期の昭和時代から(わざと?)グラフが始まっており、専業主婦は昭和時代の特異な仕事だったと言われても信じられません。 どのくらいの割合で江戸時代、明治時代、大正時代は共働き世帯だったのか教えてください。 本当に専業主婦って昭和時代特有の一時的な特殊な女の仕事だったのでしょうか?
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>【共働き世帯】江戸、明治、大正時代の共働き世帯の割合を教えてください。 調べた人がいないから、分からないです。いわゆる「世帯調査」ってのは我が国では大正5年に高野岩三郎という方が20世帯を対象に始めたのが嚆矢で、政府がそのような調査を始めたのが大正15年。つまり昭和元年です。それはその1回だけで終わり再開されたのが昭和8年ですから、昭和以前には統計学的に意味がある調査は存在しないってことになるかと思います。 http://www.stat.go.jp/data/kakei/pdf/mikata7.pdf そもそも女性の社会参加が進むようになったのが世界的に見ても第一次世界大戦以降なのですから、それ以前の時代の女性を現代の価値観で判断することはできないのです。 戦後に電化製品が普及するまでは、掃除はホウキとハタキでやらないといけましたし、洗濯は洗濯板。炊事は釜で火を起こさないといけませんし赤ちゃんのおむつは使い捨ての紙おむつではなく洗って使う布おむつで、5人兄弟7人兄弟なんて当たり前だったのですから、のんびり外で働けるなんて人のほうが少なかったのではないかなーと思いますよ。
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- Mokuzo100nenn
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>本当に専業主婦って昭和時代特有の一時的な特殊な女の仕事だったのでしょうか? いいえ、違います。 江戸時代を通じて、武士の家では妻は専業主婦。 農民、町人の家では、専業主婦はほとんどいなかったと考えれられます。 江戸時代の階層別の人口比は 武士6~7%、 農民80~85%、 工商を含む町人5~6%、 神官・僧侶1.5%、 穢多・非人1.6% と、推測されています。 したがって、江戸時代には、お嫁さんの6~7%が専業主婦に成っていたと考えればよいでしょう。
- staratras
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同じ「共働き」でも、江戸時代と現代ではそのイメージは異なります。 有業人口に占める農林水産業従事者の割合は明治初めの統計では8割以上、20世紀初頭でも7割ありますので、江戸時代には人口の8割以上は農山漁村に居住していたと考えられます。したがって江戸時代に「共働き」が一般的であったか否かは、こうした農山漁村の既婚女性の暮らしを見る必要があります。(もちろん現代的な統計はありません) すぐに思いつくのは、このような第1次産業の家庭では現代でも都会のような「専業主婦」の生活を送れる既婚女性はほとんどいないということです。回答者の周囲を考えても家事や子育ての他、田畑での農作業や家畜の世話など忙しく働いていました。 まして江戸時代では、エンジン付きの農機具は皆無ですので、すべて人力(一部は畜力の助け)で行わなければならず、女性も重要な働き手でした。これは現代のように夫婦が雇用されて働くという形ではありませんが、夫婦で生産労働に従事しているわけですからやはり「共働き」と呼ばざるを得ません。また少し大きくなれば子供も働きました。 江戸時代どころか戦後になってもかなり昭和の遅くまで、農村部では田植えなどの農繁期に小・中学校が休暇(農繁休暇)となりました。小・中学生も貴重な労働力だったからです。また農繁期だけ幼い子どもを預かる「農繁期託児所」もありました。幼い子どもがいる母親も働く必要があったからです。都会の現代人はこうしたことを知らないかまたは忘れてしまっています。 一方、江戸や大坂などの都会では農山漁村とは異なりますが、それでも多くの既婚女性が働いています。例えば今のNHKの朝の連続テレビ小説の主人公のように、商家に嫁いだ女性のほとんどは決して「専業主婦」ではなく、(ドラマほどの大活躍ではないにせよ)家業の商売(の裏方)や使用人の管理や世話などの仕事をしています。一般庶民は、都会暮らしではできるだけ多くの現金収入を得る必要があり、「銘々稼ぎ」「銘々過ぎ」という言葉もありました。 現代人から見ると少し意外ですが、江戸時代には庶民でも「夫の財産」「妻の財産」と言う考え方がはっきりしていて、嫁入りのときの妻の持参金や持ってきた家財道具は(妻側に落ち度のない)離婚の際には、「妻の財産」なので妻に返す必要がありました。江戸時代の「銘々稼ぎ」と現代の「共稼ぎ」という言葉の差異の背景にはこうした考え方があるように感じます。
>国の統計グラフは専業主婦絶世期の昭和時代から(わざと?)グラフが始まっており、専業主婦は昭和時代の特異な仕事だったと言われても信じられません。 信じるか信じないかは別としまして、主婦という言葉自体がうまれたのが明治時代で一般用語として普及したのが大正時代以降です。 サラリーマンという言葉が普及したのと同時です。 家事従事者を社会的にどのように位置づけるか、という問題です。 わざと、ではありません。 >本当に専業主婦って昭和時代特有の一時的な特殊な女の仕事だったのでしょうか? 特殊といえば特殊です。 大正時代には、家事などを一切する必要がない既婚の女性を指していました。 家事は使用人がやっていました。 明治時代までは家事に携わる必要がない既婚女性というのは、公伯爵など上流階級の女性のみでした。 江戸時代も旗本以上の身分階級に属する女性だけです。 それまでは、職住接近どころか職住同居でした。 これがサラリーマンという労働形態が普及することによって、賃金を獲得する手段が家庭から離れたことで既婚女性の暮らしに方に差が出始めました。 既婚男性の収入に左右されるようになりました。 家事を行う使用人を雇えるかどうかということです。 昭和も戦後になりますと、既婚男性の稼ぎだけでは家庭が維持できなくなりました。 既婚女性を助ける家事専用の人を雇用することもできなくなりました。 既婚女性も家庭外で収入を得る必要に迫られました。 これを共働きと表現するようになりました。 つまり江戸時代や明治時代に共働きという概念そのものがなかったということです。 職住同居ですから、既婚女性が家庭内で働いていたのが通常の状態だったということです。 現在の個人商店をお考え頂ければ、既婚女性は家事もお店も同時にこなします。 現在でもこの形態を共働きとは言わないのではありませんか。
- bekky1
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【どのくらいの割合で江戸時代、明治時代、大正時代は共働き世帯だったのか教えてください。】 ほぼ100%ですよ。 今の専業主婦とはぜんぜん環境が違うから。 今のアナタの生活から、スーパーもコンビニも電気とガス、水道、電車・車、既成品としての衣料を全てないものだとして考えてみてください。 衣料だって、私(64)が子供の頃には、子供服なども下着・軽衣料以外はほとんどないし、大人だって誂(あつらえ・オーダー)です。 サザエさんの漫画の初期には、サザエさんが子供服のお仕立てを内職にしている話が載ってます。 つまりは昭和以前は、昭和も含めてたとえ’主婦といえども、ほとんど朝から晩まで駈けずり回らないと生活していけません、それがすべて人力です。 なので、’専業主婦’といえどもまさに労働しないと生活自体が成り立たない。 金銭として稼ぐか?という意味合いなら、都市生活者以外は、金銭として稼ぐ女性は 織物にでも携わっていないかぎりほとんど無いでしょう。 あるいは、’専業主婦的家内労働’を雇われてする、女中?ぐらいでしょうか? 女性の職場自体が織物、縫い物、お茶屋ぐらいしかない。 百姓という意味合いなら、土地そのものの継承権・権利が女性にはない時代ですから、資産だって基本的には女性は持ってないので、職業・農業としてたとえ百姓の女房だとしても 女性の働きとしては、農民ではなく、農民女房になるなら、’主婦’ですか? これを今の専業主婦と同じ労働だと分類するには、意味が無いというより、奴隷と女王様の違いがある。 店もないし、食料はほとんど自給自足です。 つまりは食べるもの、着るもの、そしてインフラのない時代、それをすべて 日々、肉体労働から生み出す。 これを共働きとしてカウントするか、’専業主婦’としてカウントするかです。 産業としても、ほとんど農業です。 土地の権利を持つもの、長男だけに結婚する権利がある。 それ以外は土地を離れ都市に出るか、実家の下働きで一生独身(つまり妻子は基本持てない) 都市に出た次男以下は、職人か、商家の奉公人、これも、江戸期には男性人口は女性の5倍相当だというので、吉原があるぐらいです。 下級武士の妻は、’専業主婦’ですが、実際には、なんでもやらなくちゃ生活は成り立たない。 家庭菜園をやり、内職をやり、家族の分、井戸から水をくんで、洗濯、そして、 着るものを縫う、冷蔵庫はないですから、そのつど食料として調達、 出かける事があれば、それは全部歩くのです。 5kでだいたい1時間、帰りも必ず歩いて帰るわけです。 そういう生活、時代に、今の’専業主婦’と同じ生活ができている人は、 江戸・明治・大正というなら、 自分で何もしない、洗濯もたらいで自分でしなくていい人をどこにいるかを思い浮かべてみてください。
統計的なものはちょっとわかりませんが確かに江戸時代は共働きが多かったとされていますよね。
お礼
みなさん回答ありがとうございます