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検量線の逆算値の真度について教えてください
すみませんが、実験初心者に教えてください。 HPLCを用いて血液中の薬物Aの濃度を測定しする予定です。 検量線の濃度は10ng/ml, 25ng/ml, 50ng/ml, 75ng/ml, 100ng/mlの5点です。 実験する際、「検量線の逆計算値の真度は±15%以内であることを確認」するように 言われました。 「検量線の逆計算値の真度」というのはどういうことなのでしょうか? 概念も理解できておらず困っています。 申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
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質問者が選んだベストアンサー
質問者さんがどのような状況で、その指示を受けたのかがはっきりしませんが、まず、分からなかったらその指示を出した人に確認するというのが基本です。 なので、詳しいことは、その指示を出した人(学校の先生?、勤務先の上司?)に尋ねて下さい。 とは言え、概念すら分からない状態では、何を訊いたら良いかも分からないでしょうから、基本的なところを少し説明します。 まず、10ng/ml, 25ng/ml, 50ng/ml, 75ng/ml, 100ng/mlの5種類の試料をHPLCで測定してデータ(ピーク面積)をそれぞれ求め、その結果から検量線を作成するわけですが、そのやり方や手順はきちんと把握していますでしょうか? もし、良くわかっていないとか、曖昧な点があるなら、マニュアルや手順書などをよく確認しましょう。 次に、作成した検量線の計算式に、10ng/ml, 25ng/ml, 50ng/ml, 75ng/ml, 100ng/mlのデータを当てはめてみて、濃度を逆算してみます。 例えば、10ng/mlの試料を測定したデータ(ピーク面積)を検量線の式に当てはめてみます。もし検量線の精度が高ければ、計算した濃度は、当然10ng/mlになるはずです。 しかし、測定データにばらつきがあった場合、計算した濃度が、11ng/mlとか9ng/mになるかもしれません。実際の試料の濃度と、計算値(=検量線の逆計算値)に誤差が生じたということです。 この誤差が大きいと、十分な精度で測定ができないので、ある判断基準より誤差が小さくなっていることを確認しないといけないのです。そして、その判断基準が、「真度±15%以内」ということです。 真度というのは、簡単に言えば、真の値とのズレとか偏りのことですが、具体的な求め方については、マニュアル等で確認して下さい。 もし、マニュアルや手順書などが無いのであれば、具体的な手順とか、計算方法は、指示を出した人に確認して下さい。
お礼
hg3様 ご回答いただきましてありがとうございます。 とてもわかりやすい説明で理解できました。 作成した検量線の計算式に、10ng/ml, 25ng/ml, 50ng/ml, 75ng/ml, 100ng/mlのデータを当てはめ、濃度を逆算するという意味なんですね。 本当にありがとうございます。 感謝いたします!